Arrogance Gave Him Up

今度の金曜日に今年の一発目、です!

csgb Vol.93

2023年1月13日(金)20:00~  @ Monet

Door: 2000yen

DJ: Shinshin, 5atoru, tdsgk, Hirasho

久々にレギュラーが全員揃います!私は昨年末伝家の宝刀の80年代祭をやってしまったので今回もそれでも良いし、新入荷を皆で聴く、でも良いなあ、とかのんびり考えていたらあと少しで開催じゃないですか、やば。皆さん、たまにはいらしてくださいませ。

 

で、AOBA NU NOISEのTシャツです!

aobanunoise.thebase.inあkk

そして私のDJ活動の様子です。

私がアナログ盤でのDJプレイの一発録りに果敢にチャレンジ、したミックスが公開されております。

http://www.mixcloud.com/radiobloom/221125-music-selecter-tdsgk/

 

それに関して曲目や、時に無責任な主観に基づく各曲一言コメント等を書いたブログも公開されております。

note.com

諸々、よろしくお願いいたします!

 

さて、昨夜のAOBA NU NOISE、久々の開催、且つイレギュラーな場所での開催、でしたがたくさんのご来場ありがとうございました!ああいう感じ、やっぱり良いな楽しいな、と感動しました。Tot Onyxのフィジカルなノイズまみれのライヴは勿論ド迫力、HernearのThe Art Of Noiseを想起するような良い意味で80年代テイストな音色に興奮し、King Rambo Soundの強靭な音とビートの組み方が技ありで、皆色々やってるなあ、と感動しました。DJ陣も最初はEVOLだけの予定だったんですが蓋を開けてみれば急遽東京から参加のDeadfish Eyesさんのガバい、ハードインダストリアルなDJに、相変わらず刺激をもらえるIan MartinさんのDJ、と皆本当に面白い人が多くて凄いなあ、とこれまた素朴に感動しました。ちなみにIanさんのDJ、本人が「クライマックス」と言ってかけたのがThe KLFで嗚呼、やはり日本での受容の仕方とは比べ物にならないほど本国でのThe KLFってのは存在がデカいんだな、と感動したりしました。

 

私たちEVOLはですね、ええ、相変わらず、でしたね。撮影された動画等を確認するに、2人でわいわい尖った音を楽し気にかけ倒していたみたい、ですね昨日は。っつーかあんな凶暴な音楽をこんなに楽しそうに流しているのか自分たちは、と今さらながら驚愕しました。撮影してSNSにアップしてくれた皆さん、ありがとうございました!前日に切ったばかりの私の髪の毛も、何だかテクノカットみたいな直線具合なんだな、と客観的に見れて面白かったです。

 

そう、こうしてみるとSNSってのも悪くない。SNSがあったからDeadfish Eyesさんともつながっていて急遽DJやってもらえることになったし、動画で録ってもらえた私たちの姿を見て、あーこんな感じに見えるんだ、もっとまじめにやってる風に見せなければならん、とか思えたりするわけで学びがある。

 

でもそれって私がもう40代も終わりに差し掛かろうとしているような年齢だから適度な距離でもってSNSと付き合っているからであって、もっと若かったらどっぷりになってたかも知れないし、これは本当に許せないのだけれども女の子とかだったら、なんだかバカな男のせいでイヤな目に遭ったりしていたかも知れないな、と思うと暗い気持ちになったりする。とりあえずバカな男みんな死んで・・・、とか思ったりもするのだけれども、そうしたら男は誰もいなくなるな・・・。

 

大体最近のTwitterなんか訃報お知らせ、みたいなもんでしょう、という認識でいたりするくらいなので。しかしThe AssociatesだったAlan Rankineまで死んでしまって年明け早々、何だかがっくりきた。これからもこういうことたくさんあるだろうけども、逞しく行かないとな。The Associatesの大名盤「Sulk」でもしんみり聴こう。

SULK (40TH ANNIVERSARY EDITION) [Analog]

SULK (40TH ANNIVERSARY EDITION) [Analog]

  • アーティスト:ASSOCIATES
  • ADA/BMG RIGHTS MANAGEMENT
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いや、しんみり、っていう感じの音楽でもないな。昨年40周年記念盤も出たセカンドアルバム、である。いや、40周年記念盤、ここだけの話買ってる場合でもないじゃん、とか思ってたんだけどやっぱりJohn Peel Sessions聴きたいな、とか思い始めた矢先のRankine訃報、だったのでこれは思し召し、なのか。グラムロック、っぽいと言えばグラムロック、なのだが「わかりやすさ」というものを後退させ、「グラム」のけばけばしさを増幅させてまとめようとせずに作品として提示するとこうなるのか、という何だか型破りにもほどがある、というかわけわからんアルバムである。Alan Rankine脱退直前の、いわばThe Associatesの実質的なラストアルバム(いや、その後のパートナーであるHoward Hughesも、The Associates後にPeter Murphyとやった作品でもわかるとおりなかなか良い仕事する人なのだけれども)一足お先にこの世を去ってしまったBilly Mackenzieのヴォーカルは上手いとか下手とかそういうところから遠く離れた次元でとにかく上に下にの大騒ぎで歌いまくり(なんでこういう節回しで歌えるのか誰にもわからない感じで)、変な音はずーっとなってるわ、金属的なドラムは性急に鳴りまくり(ツインドラムか、というくらいに存在感がありまくる)、エレポップとも言い切れないし所謂ポストパンク、といって想起される音とも違うし、とにかく「こんなアルバム他にない」という言葉はこのアルバムのためにあるような作品である。「Let's Dance」しなかったDavid Bowieが作りそうだったアルバム、とも思えなくもないけれども、こんな風に謎にもならなかったであろうなあ。久々に聴いてるけどいやいや、最高すぎて2023年も先が思いやられる。そうだ、うちのアナログ原盤、音良くないからそれこそ40周年記念盤必要なんじゃないか。