トゥナイト!
csgb Vol.95
2023年3月10日(金)20:00~ @ Monet
Door: 2000yen
DJ: Shinshin, 5atoru, tdsgk, Hirasho
もうそろそろあったかくなってきたからたまには遊びにいらしてください!私は21時からと23時10分からやります。
で、AOBA NU NOISEのTシャツです!
明日3月11日(土)は渋谷のwww、Tenniscoatsとyumboのライヴでお会いしましょう(物販担当)!
干支が一周してしまうほど時間が経ってもやはり震災のことは常に頭にあるもので、震災前、震災後、という区切りでなんか物事を考えたりしていることにふと気づく(この再発の7インチは2009年リリースだから震災前だな、とか)。もはや「思い出す・出さない」という話以前にもうしみついてしまっている、というか。
しかしこの地においては、以前は震災の話は単純にあまり深く考えなくとも、「共有」できるものだったのだが、こと私の職場等に於いては、時が経つにつれ、震災を経験していない、というか記憶が薄い世代と関わることが増える一方なので、自分の体験を「共有」するにしてもちょっとした仕掛けや何やら、が要求されることに気づく。それはつまり、最早「歴史」を伝える語り口に近くなってきているのではないか、と思うのであった。
自分の体験がそのようなものに近づく、というのはなかなかピンとは来ないのだけれども、それを踏まえてやっていかないとな、とかたまには真面目に考えたりもするのであるよ、私のような人間であったとしても。
今年のSam Gendelはなんだか特に良い(もちろん今までだって良かったのは言うまでもなく)。
Nonesuchからの「Cookup」を聴く。92年から04年までのR&B~ソウルナンバーをカヴァー、というアルバムである。私が最も馴染みが薄い音楽のカヴァー集、と言っても過言ではないのだけれども、解体~再構築の技が冴えまくりで多分別物になっているのだろうと推測する(唯一原曲を知っているBeyonceの曲とかの解釈からもそれは推して知るべし、で)。相変わらずの曖昧な音ではあるにはあるのだけれども、Meshell Ndegeocelloがヴォーカルで参加したりしていて、目鼻がくっきりとした音の印象であるが(謎の効きまくった低音しかり)、Autechreの上にサックスと思しき浮遊する音色が絡んでいるかのような曲とか、意外にストレートにメロディが奏でられていたりとか、曲毎のアプローチがヴァラエティ豊かで飽きることはない。これ原曲聴いてからだともっと面白いと思うので、原曲もApple Musicで聴いてみようと思う。