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csgb Vol.98

2023年6月9日(金)20:00~  @ Monet

Door: 2000yen

Guest DJ: tmym

DJ: Hirasho, Shinshin, 5atoru, tdsgk

あまり前回と間隔が空いてないので恐縮なのですが、今度の金曜日です!前回出られなかったゲストtmymさん、そして久々に登場のレギュラーひらしょーくんがおります。私は出張帰りなのですが、まあなんとか大丈夫でしょう!よろしくお願いいたします。

 

AOBA NU NOISEのTシャツです!

aobanun

 

ああもう6月だ。なんかばたばたしているうちにもうすぐ1年も半分終わってしまうではないか、このままだと。

 

とか言いながら東京に2週連続出張だったりしたのだけれども、全然タイトなスケジュール過ぎて会いたい人たちに会うこともできず、わーっとレコード屋行って仕事して帰って、という感じなのでなんか空しいのであった。いかん、これはいかん。

 

レコード屋に行けるだけ良いのだが、昔ほど胸躍る出会いはなく、おおこれ欲しいな、というレコードが軒並み24800円とか89800円とかしていて、いつからこんな世界になったのか、という感じでなんか空しいのであった。いかん、これはいかん。

 

でも新譜では胸躍る出会いがまだまだある。良い、これは良い。Bar Italiaの「Tracey Denim」とか最高過ぎてこれは今んとこ今年のベストである。

Tracey Denim

Tracey Denim

Amazon

前作をアナログで入手したのは去年の末で、まあ夢中になって聴いていたのだけれども、Matadorと契約しての今作もCDはもう出ててアナログは9月、ということだったのだが待ちきれずにCDを買いに行った。前のアルバムではどんな連中なのか全くよくわからず、音の方も投げっぱなし、みたいな1分台2分台の曲が連続、でもそれが最高にセンス(あえて言うならば)の塊みたいな感じですごく聴いていたのだが、今作はなるほどこういう3人なのね、というジャケで嗚呼確かに男性2人と女性1人の声が聞こえるな、と合点が行った、曲目以外のクレジットは皆無だけれども。そして投げっぱなし、みたいな曲もちょっとまだありつつもだいぶしっかりと回収している曲が並び、それが凄い。ドラムとギターとベースと声だけなのにまだこんなに可能性が音楽にはあったんだなあ、という感動があるのだ。なんか3曲分くらいを1曲に詰め込みました、みたいな曲の展開、それでもなんだか技巧的では全くなく自然にこうなりました、というそっけない感じ、それでいてどうしてこんな節回しが思いつくのか、という歌と演奏の絡み、なんか天才なんじゃないかな、と素直に思うのであった。スタジアム級、のバンドには決してならないだろうし、フェスでガンガン、という感じでもないだろうからそんなに今の世の中華々しく盛り上がることもないのだろうけれども、それでもなんかまだよくわからない部分がたくさんあって、それでいてこんな凄い音楽になっていて、ってちょっと久々に夢中になれるバンドの登場なのである。