Gittin' To Know Y'All

AOBA NU NOISEのTシャツです!

aobanun

 

やはり人間寝ないとダメ、なのである。この間の「さりげなく50歳になりましたよ」エントリでも健康第一、とか書いていた気がするのだが、やはり寝ないとダメなのである。

 

私は毎朝晩、血圧を測っている。それは5年前に、血圧が高いのはなんでや、ということから検査入院して、結果どうもストレスとやらがめちゃ要因として怪しいね、ということから毎日薬を飲み、朝晩の血圧を記録し、という若者には想像もできないだろうけれども、そういう生活をしているわけだ。

 

で、結構平日はそんなに早く寝るわけでもないのに無理やり朝早く起きているが故に、ねみーな、という状態で血圧測っているのだけれどもこれがまた見事に強烈な数字をたたき出すもので、なんだか不安になったりする。平日と言えば仕事の日々なので、てんめえええええええええ、と怒髪天を衝く日々だったりするからストレスも大きな要因になっているのだろうけれども、まあ睡眠時間、であろう。だから今日みたいな、用事と言えば投票、書類仕事、散髪、それ以外は何かあれば、という休日に朝いつもより2時間遅く起きたわけだが、血圧がやはり穏やかなのである。

 

そしてちゃんと寝るとお腹も空く。平日はなかなか朝からお腹が空いて、という風にはならないのだけれども結構きちんと寝ると朝からお腹も空く。だから今日みたいな結構寝た後の朝は空腹を覚えるし、いつもと同じ軽い朝食だと昼に空腹を覚え、そして夜に向けて空腹を覚え、ということでなんだかサイクル、って奴が出来上がっているのを感じる。

 

これがまた平日だとなんだかあんまり朝は空腹でもないし、昼にあんまり空腹を覚えないし、で夕方死にそうに腹減って、という悪いサイクルが夜に向けて出来上がっていくのを体感するわけである。しかも平日の夜は大体、やってらんねー、とか言ってドボウ、とビール飲んでいたりするのでそれはまああんまりよろしくないね。

 

ということで睡眠は大事だなあ、と実感する休日、なのであった。でもさ、それでちゃんと平日もそのサイクルができれば良いのだけれども、なかなか難しいのである。わかっちゃいるけど、ってやつであるが、まあ色々気をつけなくちゃね。

 

だから、平日に於けるライフスタイルのいわば健全化、とかが難しいのであればせめてストレスを軽減する方向に気をつけねばならないのである。となると突然届くレコードが増えたりするので、それもまた色々気をつけねばならないのであった。

 

ということで別にこれは届いたわけではないのだが「Gittin' To Know Y'All」を聴いていた。

MPSから出た1969年ドイツのバーデン・バーデン・フリー・ジャズ・ミーティングに於ける演奏を収録したアルバムである。これが久々にこういう集団フリーを聴いたのう、と何故かすっきりとできる大編成(21名!)の即興オーケストラの演奏が2テイク、そしてそのオーケストラにも参加しているTerje RypdalaやWillem Breukerを中心としたアンサンブルによる演奏などを収録したアルバムで、Don Cherryの「永遠のリズム」

永遠のリズム

永遠のリズム

Amazon

とも似たような感じでヨーロッパ、北欧、イギリス、アメリカ、と多国籍なのだがこちらの「Gittin' To Know Y'All」はArt Ensemble Of Chicago勢がメイン(と言っても良いのだろうか)で引っ張り、狂騒的な管楽器の絡み具合の鳴りがめちゃくちゃあっついが、ドラムも3人、べースも2人、だったりするのでそこらへんの聴かせどころもきちんとあるし、意外にピアノのDave Burrellがまた抒情的なタッチで聴かせたりもするので、単にどっひゃー!!とやっているだけの狂騒集団即興に終始しているのではなく、フェーズごとに色々と聴きどころがあって楽しめる演奏である。とはいえ、どっひゃー!!の楽しみが大所帯即興オーケストラの魅力でもあるので、そこらへんはかなり、凄いレヴェルでどっひゃー!!である。それと比すとB面のTerje RypdalグループとかWillem Breukerデュオは録音の良さも相まってかなりミステリアスな、抑えに抑えた演奏で、レコード全体としてその対比も楽しい。ちなみに我が家の日本盤のライナーは植草甚一だったりして、データ的な説明が多いけれどもその洒脱な筆致は、さすがだなあ、と今さらながら感じ入った次第である。