Prelude

AOBA NU NOISEのTシャツです。

aobanun

 

私はとある検定試験の面接官をバイトでやっている。レコードが高騰し続ける昨今、それはそれは大変ありがたいがそれなりに大変な仕事ではあって、大いに削られることは削られるのだけれども、仕事っつーものはそういうものだろう、と割り切ってやっている。

 

しかし12年くらいやってきていて、ここ最近どんどんどんどん注意事項が増えてきているのである。それはコロナのこととかは関係なく、回を追うごとに増えてきていてなかなかに驚かせられる。

 

最近増えてきているのは、え、それやったら面接試験成立しなくないですか、という注意事項で、にわかには信じられないのだけれどもそういう注意事項が追加される、ということはそういう事例が日本のどこかでは起きていた、ということの現れでもあるので、まああった、んだろうなあ。

 

いやいや、信じらんないなあ、と思いながらいたけれどもその日1日、他の面接官の様子とか見てたら、なんかあまりにもひどい行動の面接官のおばちゃんとかいたりして、まあ注意事項増え続ける必要性、あるかもなあ、という気になってしまったりした。

 

最近コンプラという言葉をよく聞くし、それにまつわる色々に関する議論というのもあって、まあ明らかに昔より何事にも注意事項が増えている気はする。こないだまで、それって世の中の世知辛さとかギスギスの現れだよな、とかなんとなく思っていたけれども、まあたしかにそういう側面もあるだろうけれども、案外私たちが劣化していて、昔回っていたことが回んなくなってきている、ということもあるのかもなぁ、信じたくないけれども、と残念ながらふと思わせられたりしたのだった。

 

私?私はまあ、何とか色々回せていると良いのだけれども。Nicoの「The Marble Index」を聴いている。

Marble Index

Marble Index

  • アーティスト:Nico
  • Atlantic
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また再発されると聞いて久々に聴いている。と言うか知らぬうちに結構何度も出てて、今日本で流通しているCDの内容も見たら、なんか無茶苦茶なボートラ(このアルバムと時期が全然違う極初期の曲)が入っていたりして、なんだかな、何も気合いが感じられんな、とか思わせられたりした(あのオールデイズ・レコードってレーベル、なんかイマイチ乗り切れないな)。それはさておき。1968年リリースのソロセカンドアルバムである。実質的にはJohn Caleがプロデューサーだったらしいが、彼女(と周囲)のドラッグずっぱまり期、且つイメチェン(アーティスティックに見てもらいたい云々)期、と色々が混然一体となった挙句、あらぬ方向に大バーストして「ポップじゃない=アーティスティック」という定義だったらまさに、というアルバムになってしまった。とにかく彼女の弾くハーモニウムとかJohn Caleヴィオラとかがぶつかったり離れたりして、彼女の暗い美声が伸びやかに虚空に響き渡る「元祖ゴス」とみなされるのも頷ける、中世ヨーロッパのマドリガル的な、いつの時代のどこの音楽かわからないものが完成していてそれはそれは素晴らしくタイムレスなアルバムになっているのだった。そして全体的に彼女の声を中心に据えて、シンプルなアレンジに聴こえるのに、かなりの加工がされていて、ある意味サイケ的な側面もあって、何度聴いても毎回毎回盛り上がってしまうのであった(車で聴きまくっていたり)。

 

余談だが車でこのアルバム聴いていて、ひとしきり盛り上がりながら帰宅して、この間Ideologic OrganからリリースされたJessika Kenney & Eyvind Kangの「Azure」

Azure

Azure

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をアナログで家で聴いていたら、あれ、さっき車で聴いていたNicoを家でも聴いてるんだっけ?とバグってしまうくらい似た感じの響きの音楽で大いに驚いた。確かにヴォイスとヴィオラのアルバムではあるけれども、時代も国も超え過ぎたアルバムの証、と言えるかも知れない。

 

 

In Performance

AOBA NU NOISEのTシャツです。

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昨夜寝ている時、ふと目が覚めて、嗚呼これは来る、来るぞ、と思ったらその予感は的中してふくらはぎのこむら返りがやってきた。夜就寝中にこちらの目を覚まさせてからやってくるこのこむら返り、不気味としか言いようがないのだが、たまにある。

 

これは歳を取ってきたからかなあ、とかまだ痛む足をさすりながら思うのだが、私の人生に於ける最も古いこむら返りの記憶、それは思えば中学校1年生の頃、実家のベッドの上でThe Cureの「Kiss Me, Kiss Me, Kiss Me」

Kiss Me, Kiss Me, Kiss Me

Kiss Me, Kiss Me, Kiss Me

  • アーティスト:Cure
  • Polydor
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のB面(アナログは2枚組なのだが)の後半聴いている時に突如ふくらはぎの痛みに襲われ、ベッドの上でぐええ、と悶えていたら鼻血が出た、という壮絶なものがあるのでThe Cureとこむら返りと鼻血、というものがセットで私の中に37年前に刻まれたのであった。

 

となるとまあ結構長いことお付き合いしているものである。色々と原因はあるのだろうけれども、思い当たるフシとしては今週の肉体的な疲労によるものであろう。好きでもない楽曲をドラムで演奏しなければならない、という非常に度し難く辛い任務が今週にはあったのだ。それに向けて詞も含めて好きでもないし寧ろ憎むべき、怒りしかこちらに覚えさせないような楽曲(なんとか800とか)をひたすら隙を突いて聴き、ドラムパターンを耳で覚え、それを演奏すらままならない悲惨なギターとベースと合わせて、否、合わせるどころではなく、寧ろ合わせてしまったら楽曲が崩壊する、という危機的な状況の中で私だけは間違えるわけにはいかない、というぎりぎりの状態の中で、孤立無援という言葉が相応しいパフォーマンスをする羽目になったのだった。

 

精神的なものもそうだったが、物理的に急ごしらえでやらなければならないので身体にしわ寄せが来て、それがこむら返りという形になって表れてきたのであろう。許せないことである。しかし人間として生きていると許せないことにも耐性をつけて対峙していかなければならないわけで、身近なこういうことにも対処していかなければならない。

 

いかなければならないのである。しかし、世界中で起きている不条理なことにもなんとか耐性をつけて対処していかなければいけない、ということは頭ではわかってはいるのだけれども、どうにも無茶苦茶すぎることばっかり目にするし耳にする。ウクライナでもロシアでもガザでも、一体どうなっているのだ人間は、ということばっかりで、そして性質は違うが日本の与党のありようなど、普通に生きるだけでも怒りのやりどころも大変なことばっかりである。

 

でも生きているからには何とかやっていかないといけないわけである。Joe Jonesの「In Performance」聴いたりしながら斗うのである。

In Performance [Analog]

In Performance [Analog]

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フルクサスの自動演奏楽器奏者が1977年にリリースした音源の再発盤である。長いことブートレッグで聴いていたのだが、数年前に正規再発されたものを急に入手して聴いている。もう1枚そういやブートあるな、我が家。太陽光なども利用して自動で演奏される打楽器弦楽器鍵盤楽器などが、ずーっとごうごうなっているモーターのような音の上で出たり入ったり時に激しく時に美しく鳴り響き、ある種儀式的な荘厳さまで感じさせるようなパフォーマンスである。とくにグロッケンシュピールの連打のパートなどスリリングで、一歩引いて考えてみれば所謂「雑音」の轟音アンサンブルなのにも関わらず、めちゃくちゃ感動させられるし、興奮する。その一方やたら瞑想的な時間も訪れ、人間としての在り方を見つめなおす際のBGMにも最適、なのか。ただブートにすら付属していた小野洋子さんのライナーが今回の正規再発の際にはオミットされてしまったのが残念。

Redemption Arc

AOBA NU NOISEのTシャツです!

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よろしくです。

 

そういえば今更の話だけれども、「シティ・ポップ」とかいう言葉を聞くと、1982、3年くらいに「好きで聴いているのはシティ・ポップかな」と言っていた、私の一回り年上のいとこのことを思い出す。

 

なんでこんなこと思い出したか、というと「シティ・ポップという言葉は海外で生まれたもので~」とかいうネットでの物言いを見て、いやいや、当時日本で言ってる人いたよ、うちのいとこだけど、となったからである。まあ、当時のシティ・ポップという言葉と21世紀に入ってからのシティ・ポップ、という言葉が指している音楽は若干違うかも知れないけれども、当時関東の大学に進学し、急にパーマかけたりして明らかに仙台時代とは異なる風貌となったいとこから、シティ・ポップ、という言葉が出てきて、その言葉が指していた音楽以上に「あらー、○○ちゃん、東京(とうぎょう)さ行ってあがぬげだごだー」という感じに我が家でなっていたことも、ついでに思い出すのであった。

 

そのいとこからは84年とか5年くらいに、角松敏生とか山下達郎とか大沢誉志幸とかを借りてカセットにダビングした記憶があるけれども、結局大沢誉志幸が一番ガツンと来たこともついでに思い出した。どうやらやっぱり、当時から「シティ・ポップ」とやらとはあまり縁がなかったようである。

 

どっちかというと私は「カントリー・ロック」とかの方が・・・。そしてKaty Kirbyの「Blue Raspberry」とかの方が好きだな。

 

Blue Raspberry [Analog]

Blue Raspberry [Analog]

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前作

Cool Dry Place -Coloured- [Analog]

Cool Dry Place -Coloured- [Analog]

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から3年ぶりのセカンドアルバムである。結構話題になったファーストも私は好きでったが、どことなくなんか方向性がわからんな、という気持ちだったものである。で、ここに来てのセカンドはいきなりもう今年のベストに入るんじゃないですか、というくらいの粒ぞろいの楽曲と、アクースティックギターに、ストリングスやピアノやホーン、時に乾いたバンドサウンド、時にシンセ、と結構生音を中心にしてふくよかな音作りになり、それでも結局何よりも彼女のヴォーカルがしっかりとフィーチャーされたどっしりとしたアルバムになっていて、実に頼もしい。とくに奇抜なところはないけれども、マジで何度も聴き直したくなる名作になっている。歌詞がまた、基本的には、彼女がまず自分がクィアなんじゃないか、と目覚めるあたりからの恋愛、破局、恋愛、という内容になっていて、大胆かつ豊かなイマジネーションに富んだ比喩表現と共に歌われるので、久々に歌詞カードをじっくりと読み込んでしまった、リーディンググラス(まあ老眼鏡ね)をかけながら。女性ヴォーカルの比較的シンプルなバッキングのシンガーソングライターのアルバム、というのも世には星の数ほどあって、本当に聴くか聴かないかはたまたま出会うか出会わないか、ぐらいの違いでしかないかも知れないけど、この拙ブログを読んでしまった方はこの作品のことを見聞きしてしまったわけなので、間違いなく聴いた方が良いアルバムである。ちなみにジャケもクィアらしさを表現したらしくて、インパクトあるなー。

Sugar Daddy

AOBA NU NOISEのTシャツです!

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よろしくです。

 

さて、先週土曜日はAOBA NU NOISEにお越しの皆さま、大変ありがとうございました!

 

ふたを開けてみればDJに関してはCall and ResponseレーベルボスのIan Martinさんと、急遽代役で登場したMenchan以外、Ryotaさんと私たちEVOLというおなじみのメンツ、ライヴはWaikiki Champions以外は1人ユニットばかり、という考えてみれば実に通常進行のAOBA NU NOISE的なフツーの、けれどもすごく濃い内容のリリースパーティだったのですが、たくさんのお客さんのご来場をいただき、個人的には18年くらいやってきてて1、2を争うくらいの楽しさでした。実は結構毎回楽しいんですが、Waikiki Championsのリリースパーティ、というのもあって無駄に感極まった瞬間が、あったなあ・・・。

 

とは言え内容はセンチメントとは無縁な刺激に溢れていて、めちゃくちゃ本当に皆さん面白くて、7時間があっという間でした。ちなみにそんな中で私たちEVOLは40分間×2セットの悪ノリ祭りだったので、皆さん本当に申し訳ない、というくらいに楽しくレコードかけ倒してました。今回は珍しく私たちのその様子の動画とかがSNSにアップされていて、それを見るとDerek BaileyのTシャツを着た白髪交じりの成人男子が無邪気に、そして楽しそうにHappy Mondays「Tokoloshe Man」で体を揺らしていて、あらあら微笑ましいこと、と思ったのだがそれは自分だったというね・・・。

 

ところでそのAOBA NU NOISEでは中学校の同級生、駄菓子屋「よしぎの」がおでんの出店をしていて、それはそれは美味しかったのだけれども思えば昔、20代とかの頃はおでんってそんなにテンションの上がる食べ物ではなかったように思う。

 

それはもしかしたら実家にいた頃はおでんという食べ物がそんなにピンと来るものではなかった、ということに起因するのか、もしくはそれ以降自分ががんもどきとかさつま揚げとか厚揚げが本当に大好きだ、と気づいたからなのか知らないが、ここ15年以上は「おでん=ブチ上がる食べ物」になっていることは確かだ。

 

そして家以外でも、おでん屋に行く、という予定があれば遠足の前の日の子供みたいに眠れない、というのはオーヴァーだけれどもそれに近い勢いでわくわくするし、実際行けばセロトニンが出まくって「幸福」という二文字を頭に浮かべながら熱々のおでんを食べたりする昨今である、夏でも冬でも。これはおでんの美味しさに気づくのが遅かった男が今までを取り戻す勢いでおでんを愛でているのだろうか。

 

とか思うのだけれども、お好みの具でおでんを食べたりする場合、大根選んだり玉子を選んだり、は全然していないことに今気づいた。だから、もしかしたら所謂スタンダードなおでんが好き、というよりか自分の好きな食材がおでんのような味、煮込みまくった出汁が浸みまくった味に調理された状態とかに激しく反応し始めた、ということなのだろうか。

 

そしてそれってもしかして歳を取った、ということなのかしら、とか思い始めたけれどもそれはうやむやにしたい。おでんが好きです、ということで丸く収めたい。ちなみに私の今まで経験した中でのフェイヴァリットおでんの具は、豆もやし、豆腐、厚揚げ、がんもどき、トマト、油麩、里芋、である。ちょっとなんか、オルタナティヴ路線、なのかも知れないここに於いても。

 

どうやらおでんに於いてもオルタナティヴ志向の私はLaikaの「Silver Apples Of The Moon」を聴いていた。

Silver Apples of the Moon

Silver Apples of the Moon

  • アーティスト:Laika
  • Too Pure /vital Dist
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意外な場所にある意外なお店で、マジでひょんなことからアナログを入手して久々に聴いている。再発なのだけれども出ているの知らなかったし、なんなら今やレア化しているようである再発ですら。元Moonshake(もっと遡れば元God Is My Co-Pilotだとか)のMargaret FiedlerとMy Bloody ValentineやらUltra Vivid SceneやらAir Miamiやら手掛けた作品は枚挙にいとまがないGuy Fixsenによるユニットの1994年のファーストアルバムである。何でも2人してやりたいことをやりまくったアルバムらしく(Margaret嬢は気に入っていないらしいが)、当時でも何だか突き抜けて変な音響の掴み所のないアルバムであった。そして今回久々に聴いて驚いたのだがその掴み所のないわけわからなさには、「○○みたいな」というリファレンスをことごとく拒むような気合いが感じられて、そういうぶっちぎりの不思議な音楽なのであった。「ポスト・ロック」という言葉は彼らを形容するために誕生したという説もある、そういう音である。ただとにかくベースがデカい。ここだけはリファレンスとしてPILとかを想起はするのだけれども、あとはジャジーな展開があっても結果的にそういう印象ではないし、ブレイクビーツっぽさとか、なんならトリップホップとかとも言われているみたいだけれども、そのどれともやっぱり違う、不思議な、今聴いても「新しい」1枚。色々な音が目まぐるしく出たり入ったりするサンプリングの狂気を感じられるけれども破綻していないのは、曲の構成がしっかりとMargaret嬢のウィスパー気味のヴォーカルでまとめられて統一感があるからだろうか。ぶっちぎりで90年代半ばに不思議バンドの宝庫だったToo Pureレーベルの真髄を感じられる名作である。このあと更に3枚アルバムを出していたけれども最後のアルバムから20年、どうしているのかしら。

 

 

Passage Through The Spheres

バードランドでは初開催になるAOBA NU NOISEの詳細です!ちなみにわたしたちEVOLは早い時間、16時30分からとワイキキ終わってからの時間にもぶちかましますので、乾杯したいです!

AOBA NU NOISE

2024年2月3日(土)16:00~ @Sendai Birdland

Adv: 3000 yen +1D(600yen)Door: 3500 yen+1D(600yen)

チケット予約: sendaibirdland@gmail.com

Live: Waikiki Champions, IllJaponia(Taigen Kawabe from Bo Ningen), 食品まつりaka Foodman, ARAKAWA ATSUSHI, King Rambo Sound, Masaki Saito

DJ:  EVOL, Ian Martin(Call And Response), Shibuta, Menchan, Ryota

アルバム

街 -MACHI- [CAR-32]

街 -MACHI- [CAR-32]

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リリースしたWaikiki Championsのリリパ、です。おわかりのとおり、かなりの盛沢山なメンツです!また、Asaiくんが出られなくなってしまって残念だったのですが、急遽強力助っ人めんちゃんが登場!ということでぜひ皆様ご来場お待ちしております。予約等お待ちしております。

 

で、そんなAOBA NU NOISEのTシャツです!

aobanun

兎に角明日、色々よろしくです。

 

今週は1年で多分最もハードな週だったのだが、ひいひい言って乗り越えていたらもう2月になっていた。早い。多分今年もこんな感じで12月になっていることであろう。ただ、1月からなんだかヘヴィなことばっかりで、無事に1年乗り切りたいものだなあ、と言う思いを強くしている。

 

ところで私は本を読んだり、映画を観たり、絵を見たり、なんなら数少ない番組にはなるけれどテレビを観たりすることも大好きである。大好きなんだけど、例えば何かがあって読めなかったり観れなかったり見れなかったり観れなかったりしても、まあいっか、で済ませられる程度、である。

 

だからそう考えると、物事に対してなんか狂おしいほどの欲求、そういうものがあんまりないと言えるのだろうか。それは例えばあの店のあれが食べたい、となって行ってみたら定休日、とかえっらい行列、とかになっていたら、まあ他を当たるか、となってしまうからそんなにこだわりないし、洋服だって、これ素敵だな、となって、でも縁がなくて手に入らなくても、まあしょうがないよね、となってしまうから、何かに対して狂おしいほどの情熱、ってのがあんまりないのかもな、と思ったりしたのだった。

 

ところがそういうスタンスで接したいのだけれども、ヤフオクで競れば、うおおおおてめえぶっ○す、みたいな勢いで入札してしまうし、限定盤が各所で売り切れてれば世の果てまでも、みたいな勢いで探してしまう、なんとしても手に入れてやる、みたいになってしまうのはレコードだけ、もしくは私を狂気の淵へと追いやるのはレコードだけ、とも言えるのか。なんでだろな。その暴れ馬のような衝動をどう飼いならしていくのか。それが今年のテーマかな、とか思ったけれども気づくと物心ついて以来ずっとそうだったかもな・・・。

 

なんでだろな。Kali Maloneの「All Life Long」を聴いている。

All Life Long

All Life Long

  • Ideologic Organ
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Sunn O)))のStephen O'Malleyといつの間にか結婚していたスウェーデンアメリカ人の彼女の、2020年から2023年の作品集である。自身の作品のみならず、主宰しているXKatedralレーベルからも快調にドローン道を突っ走る快作をリリースし続け、本当にここ最近絶好調であるが今作は聖歌隊、パイプオルガン、ブラスクインテットのための作品集で前作

に比べるとよりヴァラエティ豊かで、反復と持続音の組み合わせから何だか温もりのある、それでいて荘厳な音世界が立ち上がってきてまたしても傑作である。聖歌隊のための作品が清冽であるが、久々のパイプオルガン作品と言えば名ドローン作品「The Sacrificial Code」

Sacrificial Code [Analog]

Sacrificial Code [Analog]

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を思い出しもするけれども、あの冷徹なまでの感じとは違う穏やかな空気感もまた面白い。というかこんなに集中力を要求される音楽なのに同時に気楽にターンテーブルに乗っけたくなるような親しみやすさがあって、なんでだろな。

 

 

 

Sinfonia Al Sole Che Nasce

バードランドでは初開催になるAOBA NU NOISEの詳細です!

AOBA NU NOISE

2024年2月3日(土)16:00~ @Sendai Birdland

Adv: 3000 yen +1D(600yen)Door: 3500 yen+1D(600yen)

チケット予約: sendaibirdland@gmail.com

Live: Waikiki Champions, IllJaponia(Taigen Kawabe from Bo Ningen), 食品まつりaka Foodman, ARAKAWA ATSUSHI, King Rambo Sound, Masaki Saito

DJ:  EVOL, Ian Martin(Call And Response), Shibuta, Asai, Ryota

アルバム

街 -MACHI- [CAR-32]

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リリースしたWaikiki Championsのリリパ、です。おわかりのとおり、かなりの盛沢山なメンツです!ぜひ皆様ご来場お待ちしております。予約等お待ちしております。

 

で、そんな

AOBA NU NOISEのTシャツです!

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この間、大好きだけれどもたまにしか行けない中華料理屋さんに行った際、ほくほくしながら汁なし担々麺、とか頼んで席でぼんやりしていたら、後から来た若い男性のお客さんが「麻婆飯と四川担々麺、四川担々麺は大盛りで」とオーダーしていて心底たまげたのだった。それってもう2.5人前くらいではないか。もちろん食べる量には個人差があるわけなのだが、すごいな・・・。私にもそんな風に眩いばかりの食欲を享受していた時期があっただろうか・・・。

 

いや、そんなでもなかったな。なんせ私は、例えばラーメンにご飯類を付けて食べることとかはほとんどなくて、『男おいどん

を20代半ばに読んでラーメンライス、という概念に触れ興味を持ち、ラーメンに小ライスとかをつけたりすることがたまにあったり、という時代が始まったくらいなのだから。

 

そしてその時代ももう終わりを告げようとしている。この間いつものようにいつものそば屋で、かけそばにミニかき揚げ丼とかつけて普通に食べたら、物凄く具合が悪くなった。油切れが悪かったのか、という説もあるのだが、一部でカルト的な人気を誇る私の母の言葉を借りれば「腹くっつい」という状態が極端で、物凄くしんどくなったのだった。

 

思えばその前に、また別のいつものそば屋でかけそばにミニかつ丼、とか食べてもなんだか調子悪くなってその後のパフォーマンスが著しく低下した。それもまあ、「腹くっつい」というのが元凶だったように思えるのであった。

 

ちなみに説明が遅くなったが、「腹くっつい」というのは「おなかいっぱい」という意味の方言である。まあ、何はともあれ、ということはこれはもう、プラスしてご飯とかミニ○○丼、とかいう世界とは決別しなければならないのだな、と悟ったのであった。あんまり「昔は良かった」というのは好きではないのだけれども、あの、汁なし麻婆担々麺に半ライスの時代とか、楽しかったなあ、と走馬灯のように思い出されるのであった。

 

まあ別に量はそんなにいらないよね、って話なだけなのだが、年齢を重ねるってのはこういうことなんだな、と実感した次第である。そう考えると、これまた一部でカルト的な人気を誇る私の母がテレビを観て「年末に大食いの番組やってた」と評したことでお馴染みの、『孤独のグルメ

(のどっちかというとテレビ版の方だな)などはもはや神話のような世界、である。

 

ちまみに今日の昼食は鳥中華並盛、以上、で別にその後空腹で死ぬ、とかならなかったからそういうことである。ただ、昨日はセヴンイレヴンのチキンカツサンドイッチにタコとブロッコリーのバジルサラダにトマトスープ、とかそういうことにしたらひもじくなって夕方死ぬかと思った。加えて、そんなことになったくらいなのにも関わらずセヴンイレヴンでのお会計が800円超えたりして、別の意味で死ぬかと思ったぞ・・・。

 

Il Guardiano Del Faroの「Oasis」を聴いていた。

イタリアにモーグシンセサイザーを広めた男の1978年のアルバム、である。ついこの間までは当然ながらノーチェックだったのだが、ひょんなことから原盤を入手して聴いている。その後再発とかされていることを知ったのだった・・・。まあ、それは良いとしてこのアルバム、もともとはムード音楽的な(後から調べたらサントラ仕事とか多いのですね)作曲家の彼が、アナログシンセ塗れである意味スペイシーとも言える音世界で、アンビエント的(とは言えなんというか良い意味で俗っぽい)な展開を見せつつ、リズムボックスと生ドラムの融合でディスコ的なグルーヴも同時に存在する、なんとも言えずただただ気持ちの良い音の洪水のアルバム、である。先日、物凄くこめかみ辺りに激痛が走るような頭痛(検索すると多分死に至るような)を抱えながら帰宅してこのレコードをターンテーブルに乗せたら、あまりにも優しいメロディと分厚いシンセの音に全身が包まれるような感覚を覚え、なんだか感動して泣きそうになるくらいだったので、そういう効果もある、と断言できる。しかし全体としてどことなくいなたく、そこも愛らしいのであった。

 

 

Weak In Your Light

バードランドでは初開催になるAOBA NU NOISEの詳細です!お願いですから来てくださいな!

AOBA NU NOISE

2024年2月3日(土)16:00~ @Sendai Birdland

Adv: 3000 yen +1D(600yen)Door: 3500 yen+1D(600yen)

チケット予約: sendaibirdland@gmail.com

Live: Waikiki Champions, IllJaponia(Taigen Kawabe from Bo Ningen), 食品まつりaka Foodman, ARAKAWA ATSUSHI, King Rambo Sound, Masaki Saito

DJ:  EVOL, Ian Martin(Call And Response), Shibuta, Asai, Ryota

アルバム

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リリースしたWaikiki Championsのリリパ、です。おわかりのとおり、かなりの盛沢山なメンツです!ぜひ皆様ご来場お待ちしております。予約等お待ちしております。

 

で、そんな

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あまり私は拙ブログの過去のエントリを見返すことは、別になんかこだわりがあるわけではないけれども、あんまりしていない。更新直後に誤字脱字とか変な表現とかないかな、とか見直す程度、である。まあ、それでもなんか変なとこは散見されるとは思うのだけれども。

 

あ、ちなみに今日は右手人差し指のひび割れの調子があんまり悪くないので、通常の人差し指タイピングで書いている。ただ、関係ないけど仕事中にカッターで、すぱーっと左手人差し指の第二関節のところを切ってしまって夥しく出血したので、なかなかここ最近手指の調子は、色々な要因があるとはいえ、あんまり良くないといえよう。

 

でも昨日のエントリを更新するにあたって、ふと1年前の自分はどんなこと書いてたのかしら、と思いちょっと遡って

mthdrsfgckr.hatenablog.com

を読んでみたが、どうもMarc And The MambasのCDが物理的に腐っていて変な音になっていたから激怒して、Apple Musicで同アルバムをダウンロードするに飽き足らず、ディスクユニオンのオンラインで同アルバムのアナログも買っていたらしい。

 

ははは、この人バッカだなー、でもよくわかるわその気持ち、っていうか読んでて面白いな、とか思ってたが、いやこれ書いたの自分だし、と普通に途中で気づくまで、なんだか「自分と気の合う人のおもろい文章」というフィーリングで読んでしまっていた・・・。俺、大丈夫か疲れているのか。

 

Nation Of Languageの「Strange Disciple」を聴いていた。

Strange Disciple

Strange Disciple

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昨年のこのアルバムで初めて聴いたのだけれども、もう3枚目なのですね。なんでも元々はThe Static JacksというバンドをやっていたIan Devaneyが、子ども時代に父親の車で聴いていたOMDの「Electricity」を耳にして、ちょっと奥さんたちとやってみようとなったユニットらしい。でLCD SoundsystemのNick Millhiserがプロデュースした今作も、まあそういうスタートの仕方なのだからエレポップでないわけがないのだが、手触りは不思議とエモを通過したバンドのような、という不思議なアルバムである。もちろんシンセの音色の印象とかは往年の感じに近いのだけれども、〇〇みたい、というリファレンスの名前はあんまり頭をよぎらず、曲やプロダクションなどはポストハードコアのなれの果てのようで決して懐古的でもなく、2020年代のUSのシンセポップ、というものになっているのに衝撃を受けた。たまに生のドラムやギターも入ってスケールも大きな瞬間があり、ガチです、という感じがビンビンに伝わるのだった。なんて言ったら良いのかな、The Weekndの「Blinding Lights」とか、確かに良い曲だけどどうしても往年のシンセポップ名曲が頭をよぎってしまうのよね。でこちらには、不思議とそう言う感じがないのだな。シンプルなのになんだかメロディもグッとくるしで、めちゃめちゃ味わい深い傑作。こういうエレポップバンド、もっと聴いてみたいのう。