AOBA NU NOISEのTシャツです!
20年ちょい使った冷蔵庫が突如ぶっ壊れてしまった。
まあそんなに長く使ったわけだから突如も何もないだろう、とは思うものの、ある朝冷蔵庫のドアを開けたら真っ暗、というその衝撃は前の晩まで何事もなかったが故に、物凄いものであった。
まあ、なんとなく2年くらい前から、冷蔵庫もそろそろかな、とか言って市場調査を行っていて、20年前と比べるととんでもない値段になっていることとかは知っていたから値段もある程度は知っており、そして季節的にも酷暑の時期は終わっており、しかも慌てて買いに行ったけれども、翌々日の朝早くには配送されて設置まで終わったので、タイミング的にも良かったと言えば良かった。でもたった2日間の冷蔵庫なし生活でも何となく不便で落ち着かないものだったので、まあ震災の時に経験済みだけれどもいかに色々なものに依存して今の生活が成り立っているのか、ということを振り返ることにもなったね。
しかしどうしても、まだ使えるけれどもそろそろ次のものに代えようか、ということができなくて困ってしまう。去年は車が急に壊れて1か月くらい車なし生活を余儀なくされたり、今使っているPCも立ち上げがうまく行ったと思ったらChrome開くのに10分、とかだから次の突然死候補だし、車でiPod代わりに使っている昔のiPhoneだってiPhone 7とかそういう化石に近いものだから突然死候補No.2だし、でも多分本当に死んじゃうまで新しいのに代えたりするように頭は働かないんだろうなあ、と思う。懲りないと言えば懲りないんだけれども、ついつい「もったいない」とかいう気持ちの方が先に来てしまうのであった、あと安い買い物でもないわけだし。
あー、ifもしも宝くじとか当たったらそっち方面、備える生き方になるかも、とも思うのだけれどもその機会もなかなかないだろうし(だいいち宝くじなぞ相当長い間買ってないな)、まあ覚悟はしながらもこのまま、なんだろうな。
考えてみれば人間もそうかも知れない。よく「いつ死んでも良いように」とは言われるものの、なかなか、という人が多いであろう。私もまああんまり悔いはないけれども、せめてディスクユニオンの出張買取の情報くらいは遺された人たちに知らせておくべきなのかもな。
とか書いているとまたフラグみたいな・・・。Peter Perrettの「The Cleansing」を聴く。
The Only Onesの中心人物の彼の5年ぶりのソロアルバム、である。これがアナログ2枚組というヴォリュームで、しかもBobby GilespieがいたりJohnny MarrがいたりDream WifeのAlice GoとかDum Dum GirlsのKristin KontrolとかNick Cave And The Bad SeedsのJim SclavunosとかFontaines D.C.のCarlosとか、まあかなり豪華なメンツが参加した全力のアルバムなので、慄く。Peter Perrettと言えばクスリの人、で2008年のThe Only Ones来日ライヴの際に目撃した姿もまるで蝋人形のようだったのだが、それ以降もアクティヴに活動していて、今作もばっきばきにギターもじゃんじゃん鳴って、彼のヴォーカルも、まあ若干ハスキーになったかなとも思うが相変わらずである。で、歌詞の方も相変わらず死の影のちらつく感じながら、どこかそれ故に力強く聞こえるから、それは年齢を重ねた故の説得力なのかも知れない。ということで我が家のスピーカーからこんなにラウドなロックンロールが鳴り響くのも久々、という感じでガンガン聴いているのであった。ご子息2人もそれぞれギターやベースで良いお仕事をしていて、なんだか感動的である。それより何より全20曲、あの彼のメロディが新たに堪能できるだけでも最高すぎる、のであった。