Krauteater

AOBA NU NOISEのTシャツです!

aobanun

 

先週の土日は東京でのyumboライヴで、あっという間だったなあ、とか言ってたらもうそれから1週間があっという間に過ぎようとしているのであった。早いな、1週間。いや、早いな、1カ月、1年、そして多分一生。

 

そんな中師走らしく仕事で激昂を超えて激不機嫌に突っ走っている日々なのだが、今日も今日とて、同じ職場内なのにメールで、明日土曜日は休みなのに、朝8時半から「都合がつけば」と言ってるけど絶対に私がいないと始まらない案件の依頼が来たので返信もしていないし、そこから不機嫌の極みである。そりゃあ行くけどさ、最近なんか舐められてるのかな自分、とか思う。

 

まあ、でも私だけでなく、結局のところこの国の国民皆舐められてるよなあ・・・。税金払いたくねえな、その前に裏金よこせや。そういえば国葬とか、やってたねえ。

 

でもそんな中だけども先週に引き続き今週も週末には楽しみなこともあるので、まあ乗り切るのだ。最近dipの新作ばっかりずっと聴いているのであった。

HOLLOWGALLOW

HOLLOWGALLOW

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前作

neue welt

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から9年ぶり、である。ヤマジカズヒデの別プロジェクト等もあったし、ライヴ活動もあったりしてよくdipのことを考える機会があったから意外だったが、そんな前だったのか。そしてそんな中でReckやら田渕ひさ子やらも参加したこのアルバムは、これがまた多分私はこれまでの彼らのアルバムの中で一番好きな作品かも知れない。30年くらい聴き続けてきて、ここに来てこんなアルバムが出るなんてのも凄い話だ、と本当に心底驚くのだけれども。アルバムタイトルから想起されるようにNeu!っぽい、所謂ハンマービートをよりロックのフォーマットに引っ張ってきたようなミニマルなナンバー(冒頭の長尺インストで度肝を抜かれる)が実に最高だし印象的なのだけれども、Sonic Youthの「Goo」期やMBVの「Loveless」期を想起させられるギターが唸りを上げまくる疾走ナンバーはやはり真骨頂だなあ、と燃える。しかしその一方で、実は優れたメロディメイカーでもあるヤマジカズヒデの、良い意味で往年の歌謡曲にも似た哀愁のメロディが堪能できる場面が多くて、2007年の「鬼火」

(いや、「フ・フォレ」か)最終曲の何とも言えない寂寥感が大好きな私としては、今作は実に高い次元でdip欲を満たしてくれる傑作なのであった。あーフェスでも良いけれども、仙台のライヴハウスとかで観たいなあ。30年くらい来てないんじゃないかな、私がバイトしてたレコード店主催でPlaguesと対バンだった時のあれ以来。