Hunger ( The Ocean Roars It Bites )

音楽担当のお知らせです!

@Music Dining ark 2013年6月14日(金)20:00〜

何か6月はここで色々なDJさんが、お酒のBGM担当ということでやるみたいですが、私なんかがその中に入っていて良いのかと思いつつ、小一時間程度音楽かけます。そしてこないだ「ベストヒットUSA」の84年年間チャート特集観てて、20曲中19曲全部知っている曲だった、ということもあったので私より年上の人には懐かしい、私より年下、否、若い方々には新鮮な80年代ポップス特集やります!

で、同じ日のその後に、毎回乱入スタイル(Blow Your Mind枠)でやらせていただいているこちらも!

United Vol.3 @diningbase fam 2013年6月14日(金)20:00〜 DOOR/1500yen(1D)

New Wave、Post Punk、Indieのイヴェント第3弾!こっちはわーっとニューウェーヴ辺りのとんがった奴をかけようと思ってますが、ちょっと90年代初頭の空気も必要かと思い始めてますので、何やるかは決めてないです!でもお楽しみにー、と言うか皆さんの気合い入った選曲楽しみです!

そう言えば私が今のところに引っ越してきてからもう10年近くか、とこないだ気付いたのであった。

毎日通っている道路沿いの風景がめちゃくちゃ新鮮だったのももう10年くらい前、と気付くと何だか凄く時間の経つのが早いな、と感じるものだけれども、考えてみればこの10年くらいの間に親戚も3人くらい亡くなり、震災で風景が変わった場所もあり、通勤に使うルートも変わり、新たに陸橋が出来たり、コンビニがあった場所は選挙事務所になって今では中古車屋になり、新しく出来たイタリア料理店は潰れて工務店になり、酒屋は空き地になり、消えた建物のおかげで交差点の見通しが良くなり、と細かく色々変化しているのである。

考えてみれば我がアパートの2階の部屋の住人も変わり、隣のメゾネットタイプの部屋の住人に至ってはもう4代目の住人である。見渡せば気がつくと変わっていることばかり、である。実は私の実家の周りも再開発的な工事が激しく行われており、昔あった道路は影も形もなくなり、昔友達が住んでいた記憶のある家も更地になって道路になるのを待つばかりだったりするし、表通りの一本裏に入ったところにある我が実家も数年後には大通りに面することになりそうである。

確かに仙台駅の裏側も再開発が進んで、地下に潜った仙石線の影響で使われなくなって撤去された線路跡はもう昔の状態が全く思い出せない。かろうじて昔母方の実家の石巻に行く時に使っていた仙台駅の仙石線乗り場は今のあの駐車場なのか、とこの間思い至った程度である。

何かこんな風に周囲の街並みとか人の行ったり逝ったり来たりを考えていると万物流転、とか言う言葉が思いだされるものだけれども、あらーこんな風に色々変わっちゃって、と唖然とさせられるのは自分があまりにも変わっていなさすぎるからだろうか。そりゃあ白髪も増えたし色々あるけれども、何かいまだに新譜情報にワクワクしたり、と変わっていなさすぎるからこそ、周りばっかり変わっちゃって、とか思うのだろうか。基本中学時代から何ら変わりないメンタリティのままなので焦るのだろうか。

でも、これ、もし自分の状態を見つめず、且つ周囲の状況にもあまり気を留めずある時はっ、とか気付いたらこれ鬱になったりするんだろうな、とか今思ったのでまあここに記しているわけである。ここで俺は気付いたぞ、と。で、まあ多分変わらないんだろうな、このまま、とか改めて思ったりしたのだった。これからも服屋に限定のアナログ盤買いに行って挙句Tシャツまで買わされたり、ベラベラ喋り過ぎな店員にムカついたり、「クラプトンとボウイは違うんだよ!」とか1人毒づいたりするんだろうな・・・。

今日ちょっと出費だったのでこれから大人しく過ごす。でもRip, Rig & Panicの「I Am Cold」正規再発は超嬉しい!というか「God」God ~ Expanded Edition [from UK]も「Attitude」Attitude ~ Expanded Edition [from UK]も正規再発、しかもボートラ付き、ってのは最高に嬉しい!思えば90年、Virginからリリースされたコンピ「Knee Deep In Hits」Knee Deep in Hitsのライナーに載っていた、Virginの番号付きでこれからCDで再発されますよ、的告知から早20年強(まあ私が聴いたのは93年くらいだったけれども)、遂にCherry Redから出たのだった。ところで、あのVirginの番号はどうなったんだろう・・・?The Pop Group解散後、メンバーのGareth SagerとBruce Smithが同郷のMark Springer、Essential LogicのSean Oliver、またThe SlitsのAriと親交があったNeneh Cherryらと結成したバンドの82年リリースのセカンドである。私はどのアルバムも好きなのだけれども、このセカンドの危ういバランスが好きである。基本ファンク〜ジャズ、という音楽性なのだけれどもどちらかと言うとかなり即興性に重きが置かれていたバンドなので結構自由奔放な演奏である。でも決して自由奔放過ぎて逸脱してしまうことはなく、どこまでもぎりぎりでポップになっているところがこのバンドの持ち味だったと思うのだけれども、そのバランスが一番ぎりぎりのところで保たれている、というか。Nenehのお父様のDon Cherryも参加しているのだけれども・・・。ま、そのスリリングさは12インチ2枚組で聴いている時もビンビンだったけれどもこうしてCDでぶっ通しで聴いても圧倒される。しかもボートラでこの時期の名シングルやらも入っているので非常に充実、である。しかしメンバー自身が語っている通りそんなにお金にはならなかったらしいが、それでもきちんとVirginで自由にやって行けていたんだから、良い時代だったんだなあ・・・。

ただ、ボートラの表示がないままにアルバムのスタートが「You're My Kind Of Climate」というオリジナルアルバム未収のシングル曲で、かなり印象が異なるのは否めないところである。なんでこの曲からスタートなんだろ・・・?