Dream Within A Dream

告知です。今回は2バンドゲストをお迎えしての特別編!

AOBA NU NOISE 10.26(sun) 19:00〜 @Club SHAFT ADV \2000(2D) DOOR \2500(2D)
GUEST BAND/ DEATH SENTENCE:PANDA http://www.myspace.com/deathsentencepanda
Limited Express(has gone?) http://www.limited-ex.com/ http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=62867096

BAND/-W-, Runny stools, KODA

DJs/EVOL (LOVE RECORDS), BOW(DA-DA-DA!?), DROP, RAMBO

■Death Sentence: Panda! PROFILE
Death Sentence: Panda!は、サンフランシスコの非行少年少女、T.I.T.S、Murder Murder、Total Shutdown、Crack: We Are Rockのメンバーであるポール・コスタロス、クリス・ディクソン、キム・ウェストにより結成される。
フルート、ピッチ変化するクラリネット、ドラムセット、叫び声以上のものは何も使わず、いたってシンプルな編成。それにも関わらず、サンフランシスコ ベイエリアのトラディッショナルなポストパンサウンドにアニメ的ドラマ感がプラスされ、何とも言えない独特な風味をかもし出している。
中国や韓国の伝統的なフォークミュージック、ラグタイムニューオリンズのマーチングバンド、古きよき時代のハードコアパンクをふんだんに盛りこんだ、はちゃめちゃおもちゃ箱をご堪能あれ。

LIMITED EXPRESS (HAS GONE?) PROFILE
2003年、US、ジョン・ゾーンのTZADIKから1st albumをリリース。その後、15カ国以上を飛び回る。その後、memory labより、2nd album、best albumをリリース。WHY?, NUMBERS、そしてダムドの日本公演のサポートを行うなど、名実共に日本オルタナパンクシーンを率先するバンドになるも、2006年突然の解散宣言。半年後、突然の復活宣言。なんと、ニュードラマーには、日本が誇るPUNK BAND、JOYのドラマー、TKDが正式加入!!!メンバーのJJは国内ではボロフェスタSAL CULTUREを主催。2008年6月11日DODDODOとのsplit albumをLess Than TVリリース。

何だか、凄く騒々しくも楽しそうな2バンドが国内、海外からいらっしゃるのです。で、ぶっちゃけた話を書きますと、お客様にいらしていただかないと赤字になってしまいます。ということでチケット絶対前売りの方がお得ですのでご希望の方はプロフィール欄からメールを私に送ってご一報ください。っていうかLimited〜、ドラムがTKDさんって!!マジかよ・・・。JOY、今もたまにあの熱かった2回の来仙ライヴを思い出すなあ・・・。

そして、EVOLは20:00から短い時間ですが完全燃焼目指してやります。イヴェント前の焼き鳥屋でほぼ燃焼してからイヴェントに臨み、日々の疲労の蓄積もあって完全にキマった状態でここ2回ほどやってましたが、何かキマってた方が面白いっぽいので今回もキメて行こうと思います。焼き鳥屋の時点で灰にならないように気をつけます。

ということでPropagandaの「A Secret Wish」を聴いていた。何でもユニクロからZTTレーベルとのコラボのTシャツが数種類出るらしく、大ブームの兆しが・・・、あまりない昨今であるが関係なくこの85年リリースのアルバムを聴いていた。ドイツ出身のシンセ主体のグループのオリジナルメンバーでのファースト&ラストアルバムである。当時ZTTはFGTHが売れすぎててんてこまいだったらしく、その煽りを食ってしまったバンドだったようであるがTrevor Hornがあまり絡まなかったのが功を奏したのか、シンセの音色は若干時代を感じさせるものの、それを補ってあまりある信じられないほどの分厚さでもって力技でねじ伏せるような、そういう無闇に重厚且つ攻撃的な音楽である。サンプリングがやたら飛び交っているが、それを配しながらもヴォーカルのクラウディア・ブルッケン嬢の硬質な声が前面に出ていてきちんとまとまりを見せているのが奇跡的な感じである。そしてここ日本では何故か車のCMに当時使われることが多く、ここからのシングルは2曲、各々車のCMに使われていた記憶がある。たしかにこのシンセの分厚さと印象的なフレーズのオンパレードはCM向きかも知れないなあ、と今なら冷静に思えるが何を隠そう23年前のtd少年はCMでのフレーズにやられてしまい、生まれて初めて買った7インチがPropagandaだったので思い入れもひとしおなのである。The Rolling StonesのBill Wymanと電撃年の差婚して即離婚したMandy Smithがカヴァーしてた「Duel」とかポップな名曲もあるが、これはアルバム全体、実に分かりやすくトータリティを打ち出そうとした努力の跡が垣間見えるのでアルバムで通して聴くのがベストであろう。ちなみに何故か、本当に何故なのかイマイチわからないがJosef K「Sorry For Laughing」のカヴァーまでもが入っているのだった。そしてメンバーほぼ入れ替わって89年にもアルバムが出ているのだが、ここでの重厚さとかインパクトは思いっきり薄れていて全く別物でなかったことにしたい1枚だったりするから気をつけた方が良い。

と言うか、今聴いても背筋がゾクっとするほど格好良いのであった。これはここの音楽が普遍的なのか、はたまた俺が成長していないのか。