Aerial

ちょっと告知文が長すぎたので短縮してみました。詳細な各ゲストのプロフィールは前日のを参照してください。

AOBA NU NOISE 10.26(sun) 19:00〜 @Club SHAFT ADV \2000(2D) DOOR \2500(2D)
GUEST BAND/ DEATH SENTENCE:PANDA http://www.myspace.com/deathsentencepanda
Limited Express(has gone?) http://www.limited-ex.com/ http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=62867096

BAND/-W-, Runny stools, KODA

DJs/EVOL (LOVE RECORDS), BOW(DA-DA-DA!?), DROP, RAMBO

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さて、過日、我が職場の隣に新規開店したラーメン店に行ってみた。何せラーメン好きだし、歩いていけるところに出来た、というのは非常にでかいわけである。

で、行ってみたが、券売機の前で愕然とした。高い・・・。私の金銭感覚がおかしいのかも知れないのだが、ケの日には昼飯はマックス700円以下に収めたいわけである。まあハレの日には酒入ったり、何だか破れかぶれな気分になっているからその限りではないのだけれども。しかしここの券売機のメニューは・・・。ということで涙を飲んで880円のもやしのせを頼んでみた。その後よくよく見てみたら端っこの方に普通の680円ラーメンがあって、くぬー、となったのだけれども。

で、そんなやり切れぬ思い(まあ自分が悪いのは明らかなのだけれども)のまま運ばれてきたもやしのせであるが、もう具が盛りだくさんでまずびびる。ではいただいてみようか、とスープを口に運んでみるが、はて、何だか味がわからない。では親の仇のように乗っかっているもやしを食べてみる。辛めの味付けがなされているようであるが、それもなんかだるい。ではこのチャーシューではなく肉塊のような肉はどうか、と食べてみれば温度がぬるい。挙句に脂っこい。はてはて、と思い肝心の麺を食べてみるが、味がわからない。ない、と言っても良いくらいである。では全てをミックスしてみよう、とかっこんで啜ってみるがそれでも何だか味のポイントがわからない。頭の中が次第にクエスチョンマークで一杯になるのを如実に感じながら食べ進めて行ったら結局食べ終えてしまったのであった。

ということで、味がなんだか全く分からず非常に煮え切らない思いをしたのであった。あえてここでウザイ表現をさせていただくと、何らこっち側に語りかけてこないのであった、ラーメンが。ポイントが分からない、と言うか。私はラーメンからのメッセージを受け取りながら食べ(以下何だか阿呆らしくなってきたので略)。

こちとらウィークデイはモノクローム、というか漆黒の気分で暮らしているわけでそんな中でのささやかな楽しみが昼飯なわけである。そんなささやかな楽しみが台無しになった挙句に、且つそれなのに何だか胃袋の重さが延々続き一挙に午後のテンションが、ただでさえ低いのに更に低くなったのは言うまでもない。色んな意味で食の大切さが取り沙汰されている昨今であるが、こういう面でも実に食は大事だなあ、と世界の片隅でひとりごちてみる私であった。

そんなやり切れない思いをThe Sea And Cakeの「Car Alarm」は見事に解消してくれる。というかなんだこの爽快な突き抜け方は?言わずと知れたシカゴのある意味スーパーバンドのかなり早いベースで(彼等にしてみれば)リリースされた新作である。彼等の作品は最初はするっと過ぎていってしまって、あら、とか思って思い出した頃に聴くととんでもなく深いところにまで突き刺さってくる作品ばかりなのだが、今作はいきなりの即効性が印象的である。快活なアップテンポナンバーが冒頭から飛び出し、あのSam Prekopのご飯あんまり食べてないようなヴォーカルとか手堅い演奏とかは相変わらずなのだが、不思議なことに躍動感が溢れている。前作Everybodyでの外部プロデューサーを迎えての音作りも凄く面白かったのだが、再びJohn McEntireがレコーディングとかミックスを担当した新作はシンプルながらも気合い(彼等の音の印象から気合い、というのも何だか不思議な気がするが)が感じられる力強い音楽になっている。まあシンプルだけれどもスティールパンが鳴っていたり、とか小技は効きまくっているのだけれども。何でもツアー終わってすぐに制作を始めた、という今までにない経緯のもとで出来上がった作品らしいのでそこら辺も大きく影響しているのかも知れない。というかたまたま今日出かける前にさらっと聴こうとか思ってたらあまりの素晴らしさに出かけるのを遅らせて思わず聴きこんでしまったのだった。快作、という言葉が実に似つかわしい1枚。