Heaven's In Here

"AOBA NU NOISE" 2008.11.30(sun)@CLUB SHAFT  OPEN: 20:00~  ADV:1500yen(2D) / DOOR:2000yen (2D)

BAND Act : -W-(Waikiki Champions), runny stools, KODA  DJ's : EVOL(Love records), BOW, DROP, RAMBO

20時からよろしくです!!

我が家の近所にうどん屋が新しくできた。全くもって不思議な場所に突如現れたようなうどん屋なのでどんなもんだろう、とずっと気になってはいたがやっと昨日行くことが出来た。

なんでも地域振興も兼ねて、とかそういう大義の元で経営されているようで、理念的には良い。うどんも全品500円で良い。しかも美味しい。何も言うことはない。ない、のだが・・・。

地域振興、ということで働いている人も皆近所のおばさんのようである。それは良いのだが、手際が悪い。3回くらい注文聞かれたし。でもまあ、それは良いのだ。それよりも、店主がいちいちおばさん達に声をかけながら厨房で作業しているのだが、なんか忙しいのはよくわかるが、何もそんなぞんざいな感じで声をかけなくても、と思ってしまうような勢いなのでちょっと気になった。

実際、いちいち声をかけなかったらちょっとしたミスが連発しそうな雰囲気の店員さん、というかおばさん方だから仕方がないのかな、とも思う。思うし、その気持ちもわからんでもないのだが、それでもちょっと、こちとら落ち着いて食べたいわけだしさあ、と何だか軽く残念な気持ちになってしまった。近いし、また行くと思うのだけれど、うどんの味以外のところでもう少し、何とかならないものだろうかなあ。

という思いを抱えたままTin Machineの「Tin Machine」を聴く。David BowieIggy Popの「Lust For Life」「Idiot」期のリズム隊とギターのReeves Gabrelsと共に結成したバンドの89年のデビュー作である。過去の封印に躍起になっていた時期の彼がロック回帰、とかそういう勢いで作ったバンドであって、リリース当時からいきなり賛否両論の嵐だったわけである。私も当時聴いていたが可もなく不可もなく、という印象であった。ちゃんとセカンドまで追いかけたり来仙ライヴまで行ったのに、いつの間にか手放してしまっていた。それが突如思い出して聴きたくなって、何故か紙ジャケで聴いている。さて、20年経って聴いてみると、いや、格好良いではないですか。Bowieの若干無理のあるヴォーカルも切実さ倍増効果があるし、普通に良いロックンロールなのである。曲も粒揃いであるし。思わずうおお、こんなに良かったっけ!?となってしまった。しかし、だがしかし。荒っぽいロックサウンド、という意図の作品だったはずなのであるが、半端に音の処理が綺麗だったりディレイかかったり、若干いじりすぎな感がある。これ、Steve Albiniがやったら良かったかもなあ、Tim Palmerじゃなくて、と今更思った。しかし、それ以上に問題なのは、Reeves Gabrelsの上手いのはわかるんだけど、何もそんなにやらなくても良いだろ、というやりすぎ感のあるギターである。何故そんなにキュイーキュイーとやりたがるのか、全くわからない。もっと抑え目にやりゃあ良かったのになあ、とこれまた実に今更ながら思う次第である。でもね、本当にリリース時皆ヒステリックに否定しまくっていたけれども、そんなに悪いアルバムではない、ということははっきり申し上げたい。その後のDavid Bowieの歩みとかも考えると、歴史的な意味でも面白いアルバムだし。