Bodysighs

"AOBA NU NOISE" 2008.11.30(sun)@CLUB SHAFT  OPEN: 20:00~  ADV:1500yen(2D) / DOOR:2000yen (2D)

BAND Act : -W-(Waikiki Champions), runny stools, KODA  DJ's : EVOL(Love records), BOW, DROP, RAMBO

20時からよろしくです!!

私は結構お酒が好きだが、調子が良い時と悪い時の差がでかい。毎回気をつけてはいるのだけれども、たまに轟沈してしまったりするのである。

こないだ友人の結婚式に出た時も轟沈したものの、無事に帰れた。しかも早い時間だったので電車で帰れた。帰れたのだが、何故かそういう時私は帰宅するのに凄く時間がかかる。我が家は駅から結構歩くのだが、以前には、途中何故かコンビニによってどん兵衛の天ぷらあとのせサクサクを買い、お湯を入れて隣の工場の前のベンチに座って食べたりした。しかも挙句の果てに、あとのせの天ぷらを包みのまま何だか柵と柵の間に落としてしまって取れなくなってしまい、結局そばだけ食べたり、とかそういうことをしたりした。

今回は、そういう暴挙には出なかったものの、何故か途中河原に座ってずっとiPodを聴きながら川を眺めていたらしい。しかもSoft Cellの「Say Hello Wave Goodbye」を6回くらいリピートして聴いていたみたいである。酔うと人間本能の赴くままに行動するのかも知れないが、私はそういう本能の赴くままに行動してしまったらしい。

しかしよくもまあ・・・。入水なぞしなくて本当に良かったものである。また気を引き締めて酒と対峙したいものである、ってさあ・・・。

軽く凹みながらも気をつけたい。Shelleyan Orphanの「We Have Everything We Need」を聴いて頑張りたい。16年ぶりの4枚目のアルバムである、と普通に書いているが一体どういうことなんだ!と興奮している。確か解散してBabacarとかいうユニットやってなかったか、あ、でも2000年くらいに出たTim BuckleyトリビュートSing a Song for You: A Tribute to Tim Buckley(あまり話題にならなかったが、Mojave 3とかMooseとか結構良い面子が)にShelleyan Orphan名義で参加してたな、とか一気に記憶がばばばーと逆巻いて軽くパニックに陥った。87年にRough Tradeからデビューした時Helleborine管弦楽をバックに男女ヴォーカルで、という若干やりすぎなくらいに「英国田園音楽」だった彼と彼女であるが、その後のセカンドCentury Flower以降はドラムスが入ったり現世に降りてきたような感じであった。The Cureとのコネクションもできたり。で、この16年ぶり(ってやっぱ凄いよな)の新作であるが、変わらず印象的な管と弦の響きにドラムス(元The CureBoris Williamsが)やらベースやらギターが、という感じであるが、92年の「Humroot」Humrootと比べて聴いても何らブランクは感じさせず、それどころか何だか研ぎ澄まされたような感じすらする。そしてCaroline嬢のヴォーカルも全く何ら変わることなく存在していて、もう果たして一体どのような時間の過ごし方をしていたのだ、と思わざるを得ない。ただ、若干の浮世離れ感はそんなところからも明らかなのだけれども、同時に今作では軽やかさが増しているような感じもして、ますます不思議である。まあ、そういう思い入れ抜きでも十分にアクースティック主体のポップスとして楽しめるし、歌詞にも若干の毒があったりしてひねりが効いていて、実に痒いところに手が届く傑作。