Close My Eyes

ご無沙汰しております。気がつくと今日で2008年も終わりですね。

まずここ数日の話で、AOBA NU NOISEにお越しの皆様ありがとうございました!EVOLはかっこいいロックをかけて暴れて1年締めくくりました、って毎月そうなんですが。そして来年の誓いとしてテキーラを飲まない、ということをここに宣言したい。もう寄る年波には勝てないのでほどほどに・・・。

しかし実はEVOL相棒大久氏が当日不調だったのだが、ブースに立ったら調子よくなりました!とか言ってノリノリだったのには心底感動した。その後またダウンだったのだが・・・。思えば私も3月のAOBA NU NOISEの際には、年度末の忙しさとか鼻血出まくったりとか体調不良で死にそうな感じでしゃがんでたりぐったりしていたのだが、いざブースに入ったら超復活して大暴れしたものだった。不思議だ。The Doorsに「When The Music's Over」という名曲があるまぼろしの世界(←これに収録)が、その歌詞は「音楽が終わったら俺たちは死ぬ」とかそういう感じである(レコード持ってるのだが、今棚探すの面倒なので記憶で書いてます・・・)。なんかそういう感じなんじゃないだろか私たち。まあ、来年も頑張ります・・・。

で、2008年には車を洗うと雨・雪が降る、という法則が実に見事に徹底された1年だった。2月に洗車したらその日のうちに大雪。8月にこれ以上はない、ってくらい丁寧に洗車したら次の日大雨。で、この年末にあまりにも汚かったから洗ったら次の日に雨は夜更け過ぎに雪へと変わり、ということである意味天気を洗車によって私が司ったのである。もし誰か雨に降ってもらいたい、という思いがあったら500円と共に我が家をノックするが良い。その足で洗車場に行き、雨を降らしてしんぜよう!

まったく、とほほー、である。折角綺麗な状態の車で新年を、とか思ってたのになあ。でもある意味ブレがなくて面白い、と客観的に面白がらないとやってられないからそうしよう。

そういえば2008年総括でベストだなんだ、と色々な音楽雑誌やらネット上で見るので私もそれに倣おうと思っているのだが、明日にでも考えてアップしてみようと思う。実に独善的な感じになると思うので面白いかどうかは保証できないのだが、一応アップしてみようと思う。

今日はArthur Russellの「Love Is Overtaking Me」を聴く。Audikaレーベルからの発掘音源シリーズである。ある時はディスコプロデューサー、またある時はチェリスト、またある時は内省的なソロを出し、92年に亡くなった彼のデモテープとかを発掘したアルバムであるが、今作は彼の歌もの、というこれまた新鮮な切り口の1枚である。これがまたナイーヴな歌声と組み合わさったカントリーな感じだったり、The Modern Loversを彷彿させたり(実際Jerry Harrisonが参加していたり!)、物凄く泣けるバラードだったり、John Hammondプロデュース曲があったり、と彼のポップスのクリエイターとしての側面が大フィーチャーされていて、何でこれらが未発表だったのや!とツッコミを入れざるを得ない感じである。彼のディスコものでも、現代音楽風のものでも何よりも優しげな表情が印象的なわけだがそれはここらへんの歌ものポップスでも一貫していて凄く和んで聴ける。カントリー調のナンバーが私としては実に面白かったのだが、例の特徴的なチェロの音色と歌声が絡んだりする泣ける曲もあったりして、物凄く人懐っこい作品になっている。今年の後半に再び私の中でArthur Russellブームが来たのだがそこに止めを刺す1枚と言えるであろう。って言うかまだ未発音源ってあったりするんだろうか。そろそろ打ち止めかも知れないが、もしそうでもこれが聴けたから良いかもなあ、と思わざるをえない1枚。