Hand In Glove

昨夜のAOBA NU NOISEにお越しの皆様、ありがとうございました。EVOLは2人でやってきて、ここに来てまさかの連続The Woodentopsとか、着てるシャツが似ていたりとか、煙草も同じ銘柄だったり、とか不気味なシンクロ具合を見せているので今年は大変なことになるのではないか、と思わせられる一夜でした。来月もよろしくお願いいたします。そして私は来月別口で面白そうなイヴェントでDJすることも決まったので、そちらも近々告知できるかと。何卒よろしくお願いいたします。

この間近所の生協の駐車場で「右見てー左見てー」とか声に出して確認しながら横断するチャンスをうかがっていた子供が、いざ横断し始めたら車にぶつかっていた。世の中そういうものなのだろうか。

近所のツタヤでCD50%オフセールをやっていて、長いこと、見かけるたびにあることを確認し、売れないだろー、というか別にいらないかもなあ、とか言って泳がせておいたSonic Youthのコンピが、何故か突然、やっぱり買うかな、という気持ちになっていざ行ってみたら、見事にSYのそれだけが抜かれた後であった。世の中そういうものなのだろうか。

上記2つの我が家の近所に於けるエピソードから窺えることは、結局確認とかも大事だが、全ては素早く、タイミングよく動くことにかかっている、ということである。確認ばかりいつまでもしていては刻々と変わり行く状況に対処できないし、もしくは取り返しのつかないことにもなりかねない、ということを私は最近学ばされたのであった。

だから2009年、私は素早くちゃちゃっと動くことを抱負の1つに今更ながら加えたいところである。でも逆に私の場合ちゃちゃっと怪我しそうだし、ちゃちゃっとなんか言い訳を見つけた感じで衝動買いに走ったりしそうなので、良い塩梅、というのを見つけることを抱負にした方が良いのかも知れない、という気がしてきた・・・。

Sandie Shawの「Hello Angel」を聴く。88年にRough Tradeからリリースされたアルバムである。60年代のバカラック・ナンバーの歌い手でもあったポップスシンガーの彼女は、80年代にはThe Smithsとの共演という衝撃のカムバックを果たし、それから数年を経てこのアルバムをリリースしたのであった。The Waterboysのカヴァーだったり前述のThe SmithsのカヴァーだったりThe Jesus And Mary Chainのカヴァーだったり、ポップなメロディとビートの効いたナンバーに乗せて彼女が伸びやかに歌う、というわけで悪いわけないではないか、というものである。まあ、がつーんとこちらの胸倉を掴んでくるような迫力には欠けるのだけれども、それでもふとした時に聴きたくなる、そういう彼女の声と楽曲が一杯詰まった傑作である。カヴァーであれ、彼女のための曲であれ、どれも佳曲揃いなのだけれども、この時期まだパートナーシップを組んでいたMorrisseyとStephen Streetによる「Please Help The Cause Against Loneliness」は60年代ソウル風アレンジとメロディが新鮮な衝撃の名曲なので、これを聴くだけでも大いに価値がある、と断言できたりする。当時アルバムリリース後に来日もしていたが、彼女、今は何をしているのだろうか・・・?