Pancho And Lefty

告知です。

AOBA NU NOISE @ Club SHAFT 2009.5.31( Sun ) 20:00〜 ADV \1500(1D) DOOR \2000(1D)
Live Act/-W-(Waikiki Champions), runny stools, KODA
DJs/DROP, EVOL(from LoveRecords), RAMBO, SiSi

次の日曜日です、よろしく!!

何だか先週は体調がイマイチ優れずイケてない一週間だったのだが、その間に朝起きたら脚のふくらはぎが痛くて痛くてびっこ引き引き歩く、という事件があったの(←に「だ」を入れ忘れてたことに気づいたが、面白いからそのまま)。朝、痛くて痛くてしょうがないけれども、パンを齧りながらなんだなんだ、何故痛いのだ、と1人悩みながらいたのだが、ふとおぼろげな記憶が甦った。そういえば寝てる間に激痛が走って目が覚めたような気が・・・。あれは記憶がある、ってことは夢ではなく多分リアルに起きたことなんだろうなあ。というか、そうでなければこの痛みは説明がつかない。

大体寝てる間に脚が攣る、ってどうなんだろう、老いか疲労か、と思っていたのだが結局その痛みにもめげずに寝てしまう我が眠気の強さに感嘆せざるをえない、という結論であろう。ということはやはり、疲労、なのかな・・・。

今週はもっとイケてる一週間にしたい、と願いつつSteve Earleの「Townes」を聴く。タイトル通り、Townes Van Zandtのカヴァー集なのである。なんでも生前のTownes氏とも交流があったようで(ツーショットの写真がブックレットに)そんな彼がカヴァーしているのだから悪いはずがない。しかし、Steve Earleってグラミー獲ってるのに、近作は(今作も)The Dust Borthersの奴が制作に絡んでいたり、今作ではバンドメンバーにTom Morello(個人的には全然興味ないのだが)がいたり、と結構話題には事欠かない筈なのだが、我が街のCD店ではコーナーすらなかったりする。私も20年くらい前の『クロスビート』誌の記事の記憶がなければもしかしたら彼の名前など全く知らずに生きていたかも知れない。それくらい地味な感じの存在なのだが、まあそれは良い。このアルバムはデラックスエディションでは2枚組みになっていてバンド編成、というか色々楽器が加わったヴァージョンのディスクの他に、彼がソロでやっているディスクが追加されている。これが実に聴き比べができるという点で凄く面白い。まずソロディスクから聴くと、あまりのシンプルさ故に、はてこれTownes Van Zandtがやってるんじゃないのか、という錯覚に陥ること請け合いの、そういう真摯な歌心のストレートな曲の集まりになっている。一方その後に通常ディスクを聴くと、ブレイクビーツが入ってきたり、パーカッションが入ってきたり、ヴァイオリンが入ってきたり、エレクトリックギターが入ってきたり、意外に賑々しい(まあ、比較的、なのだけれども)アルバムになっていて、これはこれで勿論楽しめるロックアルバムになっている。でも、何となく彼がわざわざ2枚組で弾き語りディスクを追加したのもよくわかるような、そういう気がする。何となく、であるが。曲は勿論悪いわけないし、何よりもSteve Earleの真摯な歌声が全体を貫く、ビシッとした作品である。こういう作品って、ふとした時に棚から取り出しては聴きたくなるので、どうしても個人的には必要なアルバムだし、結果的に愛聴盤になっちゃうんだよなあ、という気がひしひしとする快作。