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突如体調崩して更新お休みしてました。熱測ったら36.0℃、というむしろ平熱以下状態だったので例のインフルエンザではなかったようですが。

で、告知です。

AOBA NU NOISE @ Club SHAFT 2009.5.31( Sun ) 20:00〜 ADV \1500(1D) DOOR \2000(1D)
Live Act/-W-(Waikiki Champions), runny stools, KODA
DJs/DROP, EVOL(from LoveRecords), RAMBO, SiSi

今回は珍しく久々にレギュラー陣のみの濃ゆいイヴェントです!EVOLもたっぷり50分くらいやると思われます。確か21時過ぎだったような・・・。ということでコアなEVOLファン(いたとしても奇特な方々)は震えて待て!何かけるかは当然未定!しかし串鳥は決定!!

ところでこの間車で走っていたら「マージャン喫茶 ロンリー」という店を見つけたのだが、どうなんだろうかこのネーミングのセンス「ロンリー」って。何より形容詞だし。

でもインパクト勝負で行くなら勝ちではある。で、The Horrorsの「Primary Colours」を聴く。セカンドである。いや、今まで全然気にも留めてなかったバンドなんですけどもね、何かこのジャケのThe Cureの「Pornography」Pornographyみたいな感じとか、プロデュースがPortisheadのGeoff Barrowだのヴィデオ監督のChris Cunninghamだの(何でだ・・・)が手がけていたりする、という点で気になり、試聴してみたら結構面白かったので聴いている。元々ガレージっぽいバンドだったように記憶しているのだが、何せしっかりとは聴いていなかったもので・・・。そう考えるとこのアルバム、至るところで賛否両論なのだけれどもファーストとかマジメに聴いていなかった私として大変に楽しめるアルバムである。なんでもこのアルバムではベースとキーボードがパート交換とかしたりしてやってるらしく、何だか面白い。しかし歪みまくったギターの唸りは「Loveless」を彷彿とさせるのだが、何よりも常軌を逸した音量で奏でられるシンセの不思議な音色が何よりも印象的である。どこか連れて行かれそうな空間を作り上げてしまうくらいの音量具合で度肝抜かれました。で、空間はほぼ埋め尽くされ、印象的なダークなフレーズに掴まれて引っ張られていく感じの曲が続くのだが、最終曲は不思議とすき間の多い、所謂ハンマービートのりの楽曲で、結構異色な感じだったりする。これがまた名曲だったりするから気が抜けない。とは言え全体的にビシッとまとまっているのはイマドキ珍しい歌い上げ系のヴォーカルであろう。しかもありがちな弱っちい感じというよりは、The Psychedelic FursのRichard Butlerを彷彿させる(って一体何人に伝わるのか)枯れた声質であって、これが良い具合にバックの怒涛に迫り来る感じとバランスが取れていて、決して自家中毒気味になることなく楽しめるのであった。何か音をもっとぺしゃぺしゃにしたら80年代初頭にイギリスに、とくにFactoryとかにいた、決して第一線には行かなかったけど格好良かったバンドみたいな、という形容もできるのだが、それは回顧的だという意味では決してなく、それくらい何か一歩引いたがむしゃらな感じが奇跡的に成立している点が通じるように感じられたのだよ。