Moscow Underground

告知ですが・・・。

AOBA NU NOISE 2009/07/26(SUN) @CLUB SHAFT OPEN/20:00~26:00 ADV:1500YEN(2drink)...DOOR:2000YEN(2drink)
Live Act -W-(Waikiki Champions), runny stools, KODA
DJ's DROP, EVOL(from LoveRecords), RAMBO, SISI

注意:今回、EVOLは私が参加できず、大久氏ソロでのセットになります!是非大久氏のプレイのために全員集合!!

何か小説とか他人のブログ読んだりすると、「なんでこんな発想とか表現ができるのだろうか」と驚き、そして悔しくなることが多々ある。何故自分にはこのような物凄い発想、表現を思いつく何かが備わっていないのだろうか、と悲しくなってくるものである。

いつかこういう発想やら表現やら、私にも何らかの形でできるのだろうか、とか思ったりするのだがそう考えている時点でアウトな気がする。できるのかな、ではなくやってみようかな、にならなければいけない気がするのだが、そうはいかないところになんというか私という人間の限界、のようなものがあるのだろう。で、そうやって先延ばしにやってるうちにいつの間にか死んでしまったりするわけである。

人間意外にあっさり死んでしまう。こればっかりはわからない。だから「いつか」じゃなくて「今」なんだろうなあ、とは思うものの結局こうやって堂々巡りをしてまた終わっていくのである。でもまあ、こうやって駄文を連ねるのも生きているうちだけだから、せめてお付き合いくださいませ、としか言いようがない。例えば川上弘美みたいな発想とか表現とかと同レヴェルのものを、死ぬまでに少しでも良いから自分の中に取り込んでみたいものなのであるが・・・。

Simple Mindsの「Graffiti Soul」を聴く。新作である。Simple Mindsの新作を買うなんて91年以来のことだったりする。まさか自分でもまた買う日が来るとは思ってもいなかったのだが、ちょっと今作は気になったもので。で、聴いたら何だか変にわざとらしく仰々しく、重くまどろっこしくなっていったように感じられて聴くのを止めていた時代がウソのように、すっきりとした音作りになっていて大層ビックリ&興奮した次第である。まあ、メロディやヴォーカルが過剰なくらいにドラマティックになったりするのはもう本当にデビュー当初からだったりするわけで、それが実にすっきりとアピールポイントとして迫ってくるのであった。何よりも曲毎にイントロだけであららどんな曲だろ、とワクワクさせてくれるし、しかもそれがSimple Mindsのアルバムで、というのが実に嬉しかったりする。変な熱っぽさが抑えられて意外にクールな辺り凄く新鮮で、今の時代ともフィットするように思うのだが、それは単なる妄想だろうか。ちなみに私が今回気になったのはボーナスディスクで、こちらはカヴァー曲大会なのだが、これがまたNeil Young、Magazine、Siouxsie And The Banshees、The Stranglers、Massive Attackなどなどなわけでなんだそりゃー、となっても仕方がないであろう。なんでもアルバム本編がスムーズにレコーディングが進んだのでバンド結成当初みたいな勢いでわーっと録音してみたらしいのだが、これが原曲に忠実なカヴァーだらけでありながらも実にSimple Mindsの味が出た(ただ「Peace, Love And Understanding」はちょっとなあ)ヴァージョンになっていてこれまた素直に楽しめる。とくにMagazineの「A Song From Under The Floorboards」(Morrisseyもシングルのカップリングでカヴァーしていたなあ)とかSiouxsie And The Bansheesの「Christine」とか、異常にずっぱまりで大興奮した。あ、結局私がニューウェーヴが好き、ってことなだけなのかなあ・・・。まあ、それはそれでその通りだから仕方がないのだけれども。ちなみにSimple Mindsのアルバムでボーナスディスク付き、といえば「Sons And Fascination」Sons and Fascination/Sister Feelings Callとかがあったりするわけで(今では2イン1でCD化、って良い世の中だなあ)、つまりボーナスディスク付きの彼等の作品で悪いわけがない、というものである。と若い人置いてきぼりな弁を述べたくもなったりする。ということで一番上の画像は当然ボーナス付き2枚組です。