The Man I Keep Hid

こんなイヴェントにお誘いいただきました!

stereo♪ vol.2 @ pangea  日時:9月26日(土) 20時〜29時  
料金:ADV.1500円(1DRINK),DOOR.1500円(1DRINK) おつまみ持ち込み可!!自由に持ち込んでください!

Genre:Post Rock,Electronica,Indie Rock,Indie Pop,Rock.Pop,J-Pop and more......

仙台の音楽好きの人が集まって DJが流す音楽を聴きながらお酒飲んではしゃごうというイベント。 踊るようなイベントではないし,DJもテクニックも何もなし,選曲するだけの形です。 お酒を飲んで新しいつながりを作ったり,話したりできたらいいなというイベントです。

DJ:MaHiRO、tdsgk、めぐる、ベックジラ、ツカサ、よらよら、わたる、石油王

ということで、通常のイヴェントとはかなり異なる催しもののようです。だから逆に最近聴いているものをかけるのが面白いのかな、とか何か流れを考えてかな、とかいろいろ頭を悩ませるところですが、楽しみです。皆様ごゆるりと遊びにいらしてください。ちなみに私が最近聴いている奴、って考えていくと浅川マキと毛皮のマリーズとWhitehouseなんでちょっとそれはやめといた方が良いんだろうな、と思いました。

ところで最近夢をよく見るのだが、昨晩も3本立てくらいの豪華な夢を見ていた。

で、不思議なのが、夢の中で「あ、以前ここに来たなあ」という記憶がある夢である。それがあまりにもリアルだったりするから現実で行ったことがあって、それを夢で見ているのではないか、とか思わせられるのである。

例えば「そうそうここの駐車場は停めにくいんだった」とか「この間はここではなくてあそこの壁の方に机を置いていたな」とかそういう、何か細かい記憶が残っているのである。で、性質が悪いことに私は夢の中で、現実に行ったことがあるではないか、思い出したい、と努力をしているのである。たぶんこうやって今認識している、ということは眠りが浅くて半分覚醒、半分睡眠みたいな状態だったのであろうと推測されるのだが、どうしても現実の場所の記憶とはリンクできないのである。

今、目覚めてからずいぶん経った今、やはり現実の場所の記憶とはリンクさせることができない。だから多分実際に行った場所ではないのであろう。しかし夢というのはその時限りなのではなく、実は連続しているのだろうか。だから夢の中で記憶、というものが出来上がってしまうのだろうか。となると私たちが見ている夢、というのはたまたま「降りてきた」ような夢なのであって実は夢というのは私たちが見ていない、未公開シーンみたいなものがたくさんあって、私たちが見ている夢はあくまで氷山の一角に過ぎないのではないか、という思いが頭をもたげてくるのである。

まあ、それはそれとして。しかし夢の中とはいえ、記憶がどうしても思い出せない、というのは実に後味の悪いものである。年を取っていくと記憶力が薄れていくというが、それって実にイヤーなことだな、とまざまざと認識してしまった。今のうちから脳のトレーニングとか、そういうことやっておかなきゃ、とか変に思いが飛躍した夏の終わりの夢の話、であった。

Joe Henryの「Blood From Stars」を聴く。いまやプロデューサーとして素晴らしい作品を残している彼の新作である。Allen ToussaintThe Bright MississippiもRamblin' Jack ElliottA Stranger Hereも面白かったなあ。ちなみに両者ともカヴァー曲だらけなのだがその企画立案が彼なわけで、かなりの豊富な脳内音楽カタログがある人間なんだろうなあ、と思う。音的には彼がやったからこんな点が、というのはあまりなく、多分ごくごくシンプルなことしかやっていないのだろうがそれでも全体を一貫した空気に仕上げてしまうところはさすがだと思う。その空気、というのは彼名義のアルバムでもやはり一貫していて、アートワークの雰囲気もそうであるが、若干メランコリックで、且ついつの時代の音楽なのだろうか、と思わせられてしまう。まあ明らかに現代の音楽なのだが、それがカントリーとかブルーズ、とかいう感じの収まりではなくもっともっとなんだかオールドタイミーなジャズっぽかったり、という強烈にノスタルジックな感覚を呼び起こすのであった。それはどこか切なげなメロディの連続とか、今作で息子が担当しているサックスとかクラリネットとか、何か音が若干遠くから聴こえてくるような感じがする音作りのせいなのかも知れない。だから聴いていると何だか上記の私の夢の話ではないのだけれども、記憶にないはずの昔の記憶を呼び起こされそうになるのだった。ただ、いつも彼名義の作品で感じる唯一のちょっと残念なところは1曲1曲のインパクトが若干薄いかもなー、ということである。しかし実はそれこそがアルバムにトータルな感じをもたらしている大きな要因なのかも知れないので、そういうところをどうのこうの考えるよりはアルバム全体として楽しめ、ということなのかな。確かにその分何回も何回も聴いてしまうし、かなりの確率でそういうことなのかも知れない。