Here Comes The Night

ちなみに今月の、つまり今年最後のAOBA NU NOISEは飲み放題(!)で12月30日開催です。よろしくお願いします。詳細はまた後日!

さて、私は職業柄毎日英語の文章を目にする。しかも大体が問題形式になっているわけである。

そこには実に様々な人名が登場する。TaroだったりMikeだったりJaneだったりKazuoだったりJohnだったりMaryだったり、と。それらは多分よくある名前ということでそこに使われているのであろう。とくに意識することなく。

しかし今日英文の問題を読んでいてびびった。久々に、「え?」と声を出して驚くくらい。

なぜならその問題に登場する2人の人物の名前が、MorrisseyとJohnnyだったのだ。The Smithsも遠くなりにけり、ということを実感する昨今である。

しかし全く関係なくStruggle For Prideの「Cut Your Throat」を聴く。衝撃のメジャーデビューだった前作からずいぶん経つなあ、7インチ出てたけどなあ、とかぼんやり思っていたらいつの間にかミニアルバムが出ていたのであった。今作はFelicityからのリリースになっている。まずジャケの絵があら、とか思ったら冬野さほで軽く驚く。内容は全4曲であるが、その4曲とも方向性が全く違っていてNippsのラップをフィーチャーした1曲目に、ノイズが全面を覆いつくすノイズコアな2曲目、Kahimi KarieをフィーチャーしてHawkwindのカヴァー(なんだかThe Jesus And Mary Chainみたいにしか聴こえない)の3曲目、そしてブレイクビーツのインスト4曲目、と見事なまでに違う毛色の曲ばかり詰まった作品である。しかしそれでいて全く言葉にはできないのだけれども、こういう感じがSFPなんだ、という不思議な発見が全体を貫く奇妙な1枚。というか、全体に漂う殺気みたいなものも一貫しているのだけれども、全く今後どういう方向に行くのか見えないところが逆に頼もしい気持ちにさせられたりする。蛇足ながらPumaのCLYDE(スニーカーね)への愛情にも共鳴してしまうのだった。あっという間に終わってしまうからその分何回も何回もリピートさせられてしまうのだなあ。