Fast Freight

わ、あさってだ!

AOBA NU NOISE 12/30(Wed)OPEN 20:00~ @ CLUB SHAFT 20:00〜22:00は\2000で呑み放題!!!! 22:00からはADV \1500(1D) DOOR \2000(1D)

Bownennkai Live Act/ Vasieu Ramen aka 2UP, Demonstrations × Shot You!!!(焼酎!!!)aka Future, -W-(Waikiki Champions), runny stools×雨先案内人, M-KODA

DJs/ BOW, SISINOBU, EVOL(Love records), RAMBO, ☆

今回もどかーっとやりますが、何か私的に気分がパイレーツロックなんで(←感化されやすい奴)しゃべりながらやりたいものである。多分しないけど。まあ呑み放題をフィーチャーした忘年会仕様なんでよろしくお願いいたします!!

嗚呼、2009年も暮れゆく。果たしてこの1年、私は何をしていたのか、というとまあ喜んだり怒ったり哀しんだり楽しんだり、という実に普通な感じで過ごせたのだが、それはとても幸せなことなのだと思う。たとえ年々怒りの占める割合が増えてきているにしても、だ。

そして今年1年も生き延びることができて、そして楽しい連中とは楽しい時間を過ごすことができ、そして何よりも楽しい音楽が聴けたりしたのだから、それはとても幸せな一年だったと締めくくることができるのだと思う。

そりゃあ勿論ロクでもないことは数え切れないほどあったし、自分に呪術を使う能力でもあれば、と思う瞬間も数え切れないほどあった。しかしそれでも、それでも良い年だった、ということにしておきたい。そうでもしないとやってられないことばかりだからだ。

だから今の世の中とか、私の憎悪の対象に対しては「幸せな1年を過ごした」ということが最高の対抗手段になるのだと思う。そして「来年も良い年になるように」と願うことがまたその対抗手段を強めることになるのだ。

という後ろ向きだか前向きだか分からない感じで振り返ったところでThe Fifth Avenue Bandの唯一のアルバムを聴く。何かたまたまひょんなことからアナログで買ってしまえたので嬉しいのだ。1969年の唯一のアルバムなわけであるが、このアルバムは何回聴いても飽きることはない。私はひょんなことからこのアルバムを聴いたのだが、思い描いていたイメージとは異なり、非常に洗練された、そしてそれでいてさらっとした音楽だったことにちょっと驚いた記憶がある。どの曲もしっかりとした演奏と2人のリード・ヴォーカリストによる達者なヴォーカル、そして結構複雑な構成なのにさらっと聴けてしまう、爽やかな風のようなメロディが印象的で、夏になるとガンガンに聴いていたものである。そしてそれは冬に聴いてもまた格別だ、ということが今実証されたりしているのだが。アクースティックギターとパーカッションの感じが多分に涼しげな感じを強めているのだと思うのだが、その暑苦しさが徹底的に排除された音楽はこれ1枚でもったいないよなあ、という思いと、いや次があったらずっこけてたかも、という思い両方を交互に心にもたらして来る。まあ実際には1枚しかなかったわけで、それで正解だったのだろうなあ、と思うのだった。初期のThe Style Councilから熱量を抜いて、その熱量をハーモニーの組み合わせとかに投入したような、そういう印象を2009年には持ったりして。