Cool Out

昨夜のAOBA NU NOISE忘年会スペシャル、お疲れ様でした!EVOL的には時間が短すぎるぜ、と思うくらい濃密にばたばたとやり倒しました。来年もよろしくお願いいたします!ちなみに昨夜酔い潰れてイエス・キリストのように倒れていた某氏は今日ちゃんと仕事していたので、漢(おとこ)だなあ、と思いました。

ということで久々にPCを開く暇ができたと思ったら大晦日だった。何ということだ。しかし考えてみればこの1年もそういう年だった、ということを考えるとこの1年がこの3日くらいに凝縮されてしまったようなものか、と合点が行く。まあ仕事と酒とイヴェント、ということである。これはおそらく来年もそういう感じなのだろうと思うので、つくづく身体が資本である。今年は酒の大騒動はかなり抑えられたので(1,2回くらいか・・・)来年もこの調子で行きたい。そして仕事は・・・。まあ、そんな下らないことはここに綴るまでもないので割愛。イヴェントは来年もお声がかかればいつでも、というフットワークの軽さを保ちたい。

そしてNag3から移行したこの「日々散歩」もよろよろと細々と様々な言葉を撒き散らして1年を終えようとしている。いまや呟きが主流になりつつあるようだが、呟きどころか戯言を吐く場としてこの「日々散歩」は来年も続けようと思う。しかし気づくとネット上で戯言を吐き散らかすようになって早8年が経過していて、いやいや時間の経つスピードってのは凄いもんだな、としみじみしたりする。

2009年に良かった音楽とかは色々後でまとめようと思っているのだが、とりあえず2009年最後にタワーレコードで購入したのはSly And The Family Stoneの「暴動」暴動Amon Duul IIの「地獄!」地獄!(←ジャケ写出せよ!)という良いオチがつけられて良かった、って・・・。しかし暴動に地獄かよ、と。これでThe Clashの「動乱」でも買っていたらば完璧だったのだが、そこはスキを作って置かなければ。

ということで皆様、良いお年を!私からの今年の最後のメッセージはKing Midas Soundの「Waiting For You」は凄く良いアルバムだ、ということである。Burialでお馴染みのHyperdubからリリースされたkevin MartinとRoger Robinsonのユニットのデビューアルバムである。Kevin Martinと言えばGodだのThe BugだのIceだのTechno AnimalだのEARだの、の間違いないお方である。一方のRogerさんは存じ上げていなかったのだが作家で詩人で音楽家らしく、Attica Bluesにも参加していたりするようである。実はThe Bugはあまりにもどかーんと色々なモノが炸裂してしまったような感じでのパワー全開作品で、ちょっとついていけない部分があったのだが、このKing Midas Soundは大層抑制の効いた重ーいダブ要素とビートが実に強烈である。そしてそこに乗っかるRogerさんのヴォーカルが凄くソウルフルで且つスウィートで、バックの抑制が効いた感じと相まって、これは相応しい言葉なのかわからないのだけれども、実に心地よい。何か全体的に霞がかかったようで甘く、しかしそこはかとなく閉塞感が感じられるところはBurialもそうだったし、そしてこのKing Midas Soundには古のMo' Waxの一連の初期にいたアーティスト、例えばR.P.M.とかTranquility BassとかCrubbed To Deathから感じられたような、何だか得体が知れないけれどこれから如何様にでも発展しますぜ、的勢いが内包されているような気がするのだった。まあそれは思い込みの問題なのかも知れないけれども、2009年型のソウルミュージック、ってこういうものなのかも知れない。