Redemption Day

告知です。

"Mika Vainio, NHK, Rashad Becker Japan Tour 2010" at Sendai presented by "moire" (CMFLG)
2010/03/12(Fri) at Pangaea (Sendai) http://www.pangaea-sendai.com/ OPEN/START 20:00- adv. 3,500yen / door. 4,000yen (1Drink) * 限定40名

Live :Mika Vainio (Pan Sonic) from Finland、NHK (Mille-Plateaux, Wordsound, raster-noton, Important Records)、Rashad Becker (Dubplates & Mastering, Flying Swimming) from Germany

Guest :Zero Charisma (ICASEA/SKAM)、Pakchee (CMFLG)、 wk(es) (CMFLG)

DJ : tdsgk, Abe

info : CMFLG http://www.cmflg.com  WEB予約フォーム:http://www.cmflg.com/reserve.html メール予約 : moire@cmflg.comまで、お名前と人数をご連絡ください。

DJとは言っても出演者がたくさんいるので合間合間にやるような感じになるかと思いますがよろしくお願いします!というかMika Vainioが仙台に、ってすげえ話だなあ・・・。しかし主催者からは「暗黒DJを」というリクエストが来て、一緒にやるのがAbeくん、ということでなんか出口がないような感じなんですが『ドラえもん』の「ムード盛り上げ楽団」みたいな感じで頑張ります。

ところで我が愛車が今修理中なのである。

先日帰宅途中コンビニに寄ったらエンジンがかからなくなった。JAFを呼んだところバッテリーが弱っている、とのこと。まあ寒い日も続いたし、復旧作業してもらって動くようになったからめでたしめでたし、と丸く収められれば良かったのだが、問題はバッテリーがまだ全然新しいものだった、ということである。ということでガソリンスタンドで見てもらったら、バッテリーは確かに弱っているがその原因はエンジンのオルタネーター、つまりダイナモである、という診断であった。

まあ10年目で14万キロ走っている我が愛車だからまあしょうがないか、ということで修理に出すことにしたのだった。見積もりを出してもらって、その後修理に出したのだが、電話連絡が来て、最初の見積もりの2倍の金額を告げられた時にはなんかこう、伝わるかなー、バンド結成したくなった。しかも切ないメロディで疾走する感じだけども若いだけではないバンド。

ということで脳内バンドを結成していたので電話口ではほとんど心ここにあらず状態でしゃべるのも二言三言、しかもなんか不機嫌な感じで、という感じだった。沈黙が20秒くらい、という放送事故みたいな体たらくだったのだが、相手から、頑張って値引きする、という一言を引き出すことができたので怪我の功名、というか何というか。もしくは脳内バンド初ライヴが結構な盛況ぶりだった、というか何というか。まあ相手もリコール問題で大揺れに揺れて弱気でいるはずなので、もっと強気のアプローチ、脳内バンド的にはアルバムタイトルに「鎌首」とか「詩篇69」とかつけちゃう感じ(たとえが90年代で申し訳ないです)でもよかったのかとも思うがまあ、そういうつけこむ感じで生きている私でもないのでそうはならないんだなあ、これが。

ということでちょっと懐が寒くなる。しかし新作は出る。しかも死んだ人の新作が出る。Johnny Cashの「American VI: Ain't No Grave」を聴く。死後、箱Unearthedが出た。最後のアルバムAmerican V: A Hundred Highwaysも出た。で、今回も最後のアルバムである。何か昨年末の絢香のような・・・(やたらと「最後の〜」だらけだった)。でも良いのだ、聴けるだけでも嬉しいのだ。しかもRick RubinプロデュースのAmericanシリーズはハズレがないから嬉しいのだ。今作もThe Heartbreakersのメンバーとかの必要最低限なバッキングでカヴァー中心に歌う、といういつもの展開である。今作ではSheryl CrowとかKris Kristoffersonとかいつものトラディショナルナンバーとかやっているのだが、原曲を知っていても「あれ、こんなに良い曲だったんだ?」という発見が毎回起きるこのAmericanシリーズのマジックは今回も健在である。最早カントリーだなんだ、とかそういう世界ではなく渋い声で良い曲をシンプルに歌う、ということの芳醇さをまざまざと見せ付けられる次第である。ということで早くもヘヴィ・ローテーション中なのだが、なんかこのまま行くともっと「最後のアルバム」が出そうな気がする。そのうち多分新録が出る。この死後の好調なリリースペースを考えるとそのうち2010年録音とか出ると思う。もしかしたら来日とかするかも知れない。なんせ今作の最後の曲は「アロハ・オエ」。また会いましょう、なわけであるからして。