Welcome

明日っす!!

"Mika Vainio, NHK, Rashad Becker Japan Tour 2010" at Sendai presented by "moire" (CMFLG)
2010/03/12(Fri) at Pangaea (Sendai) http://www.pangaea-sendai.com/ OPEN/START 20:00- adv. 3,500yen / door. 4,000yen (1Drink) * 限定40名

Live :Mika Vainio (Pan Sonic) from Finland、NHK (Mille-Plateaux, Wordsound, raster-noton, Important Records)、Rashad Becker (Dubplates & Mastering, Flying Swimming) from Germany

Guest :Zero Charisma (ICASEA/SKAM)、Pakchee (CMFLG)、 wk(es) (CMFLG)

DJ : tdsgk, Abe

info : CMFLG http://www.cmflg.com  WEB予約フォーム:http://www.cmflg.com/reserve.html メール予約 : moire@cmflg.comまで、お名前と人数をご連絡ください。

よろしくお願いいたします!早めの時間に来た方よいですぜ。

そして

「絶/世」2010/3/27(sat) at 第二公園スタジオ(山形)open17:45/start18:00/close20:00 adv/door¥500

[LIVE]camp、アベシュンスケ、濱田多聞(a.k.a The 浜田山!) with tdsgk

チケット予約・お問い合わせ zessei@kotatu.com

こちらもよろしくお願いいたします!

しかし昨日の大雪は私のように平野部に住んでいる人間にもかなり堪えるものであった、とくに車の運転に関して。

何せもう路面が朝の時点で既に凍ってでこぼこになっていたので、もう車ががたがた揺れて揺れて大変であった。もうモンテカルロラリーを走破しているのか、という勢いのハンドル捌きで走っていたが、あまりにも揺れすぎて舌を噛んだ。運転しながら舌を噛んでしまうなんて生まれて初めての経験であった。

当然CDも飛ぶ飛ぶ。昨日の朝は、この雪はやばい、気合い入れなければ、それはどのくらいの気合いかというと客から「ユダ」呼ばわりされても爆音で演奏したあの男くらいの気合いだ、と思って、まさにこれThe Bootleg Series, Vol. 4: Bob Dylan Live, 1966: The を聴いていたのだが、もう何回飛んだかわからない。途中心が折れそうになったが、そんな時には「Get Fuckin' Loud」というRobbie Robertsonの声を聞いたりして踏ん張ったのだった。

しかしそれが一夜明ければあっさり走りやすい道になっているのだから自然って奴は・・・。そんな穏やかな道だから落ち着いてHarmonia & Eno '76の「Tracks And Traces」を聴く。97年くらいに一度リリースされていたものに3曲追加してのリリースである。以前のエディションはブック○フで(!)ゲットして聴いていたが音質のせいもあってかイマイチのめり込めなかった印象がある。しかし今回のは音が際立っているせいもあってか、一気に引き込まれてしまうのであった。ClusterとEnoとの絡みは勿論これCluster & Enoを筆頭に傑作群に結実しているのであるが、こちらにはEnoが曲作りのみならずプロデュースとかにもがっつり参加し、更には歌っていたりするわけでEno色が当然濃く出ている。とは言え荒涼としたドローンな長尺曲やノイズっぽいビートの刻みがKraftwerkを思い起こさせるような曲もあって、結構ヴァラエティに富んでいる、というか色々やった結果なんだろうなあ、と伺える作品集になっている。特筆すべきは後のEnoの「ApolloApollo: Atmospheres & Soundtracksとかにも通じるような胸かきむしられるような叙情的なメロディラインを持ったインストが後半連発してくることで、既に彼の志向はこうだったんだなあ、と発見することができる。まあ、その叙情的なフレーズは元Neu!のMichael Rotherが弾いているわけで彼のソロアルバムFlammende Herzenも結構ドラマティックな盛り上がりを見せるフレーズに彩られていたことを考えると一概にそうとも言えないのだが。要は実に良い感じでHarmoniaとEnoががっちり融合してしまっている充実したセッション作品なのである。しかしこの人たちは今から30年以上も前に今現在にもビンビンで通用しまくる音を作り上げていたんだなあ、と思うと(「Zero Set」Zero Setに関しても思うのだけれど)空恐ろしくなってくる。ということで今の凡百の音楽聴くくらいならこれ聴いた方が良いぜ!なんて分かったフリしている年寄りみたいなこと言うつもりは毛頭ないが、このアルバムからのリミックス76 Remixes [12 inch Analog]をShackletonとAppleblimがやっていて、それがShackletonらしいしAppleblimらしいリミックスにはなっているけれど、同時に実にオリジナルとほぼ同じような印象だ、という事実は何か感動させられるものがある。