Foiled

よろしくです！

「SALON DE MURDER」〜サロン・ド・マーダー〜 5/3 (mon）祝日＠PANGAEA 開店　21:00~ チャージ　￥1000（w水割り付）
〜CMGの二人がホステスを務め、夜な夜な素敵な方々をお招き致します。場末の爆音スナック「サロン・ド・マーダー」、開店。〜

ゲストDJ／TDSGK（aoba nu noise）
ゲストLIVE／kandelaar、HALF MAN HALF SHIT http://www.myspace.com/halfmanhalfshit、CMG＋ Murata（from KURUUCREW http://www.myspace.com/kuruucrew）...＆ more！
ホステスDJ＆LIVE／アヤ＆ミホ（Coquettish Murder Girls）

連休なので、是非行楽で疲れた身体を癒しにいらしてくださいませ、この爆音スナックに！とりあえず多分何ら空気は読まずにDavid Bowieはかかると思う。理由は今週一週間「The Rise And Fall Of Ziggy Stardust」ばかり聴いていたからです。ちなみに5月22日にもDJするイヴェントがありますので、詳細わかったら告知いたします。そちらもよろしくお願いいたします！

そう、連休なのである。一応ありがたいことに暦通りには休みがもらえる私としてはなんかのんびりとレコードを一日中聴く日でもあれば良いのう、という気持ちでいるのだが、そういう日はちょっとなさそうである。毎日なにかしら出かける用事が入ってしまったのだ、珍しく今年は。

それもまあ、ありがたい話である。なんせ上記のように何もせずレコード聴きたい、とか言っておきながらいざ何の予定もなくずっと家にいればいたで、何だか一日の終わりには鬱入った状態になってしまったりする人間であるからして、今年の連休はなかなかに理想的な感じ、と言えるのかも知れない。DJもするし。

大体連休と言ったって自分一人だけだったら多分遠方に行ったりすることは決してなく、あーなんだかなー、とか言っているうちに過ぎて行ってしまうものである。意外に人生もそういうものなのかも知れない。誰か自分を連れ出したり、押し出したりしてくれる人がいないとなんだかなー、と終わってしまうものなのかも知れない。

と連休の話から大分大きな方向へと流れてしまったものであるが、多分私とかほっとくと一生レコード聴いてぼんやりして死ぬだけだったのかも知れない。様々な人との出会いに感謝だなあ、と最近の日本のラップなんだかレゲーなんだかよくわかんないけど、とにかく気持ち悪い歌詞で感謝ばっかりしているような連中みたいな感じになってしまうのだが、まあそれは置いておいて。でもそういう人々との出会いも大概がレコードを介してだったりするからなかなかに世の中一筋縄ではいかないものである。

Yellow Swansの「Going Places」を聴く。私は本当に彼らとの出会いが遅すぎた。Typeレーベルからのラストアルバムである。もっと早くに出会っていればもっと彼らの動向をリアルタイムで追いかけることができたはずなのにもう解散とは・・・。基本エレクトロニクス由来とギター由来のノイズが荒れ狂う荒涼とした世界である。一応メンバーの担当にはVocalsってのがあるのだが、果たして一体どこに・・・？まあ、それは良いとしてこの2009年作は、単なるうるせーノイズ核戦争みたいな世界はもとより、そのノイズの大きなうねりが何だか大変にダイナミックでどこかメロディアスに思えたりする壮大な作品になっている。単なる無味乾燥な世界なのではなく（いやそれはそれで良いのだけれども）、どこか抒情的なのである、こんなずざーどばーという音しか入っていないにも関わらず。言ってみればノイズ核戦争後の荒涼とした世界のその後が描かれている、というか（『北斗の拳』みたいだな）。Flying Saucer Attackをもっと壮大にしたような、そういうたまらん人にはたまらん世界である。嗚呼この後の展開が凄く楽しみになる作品だというのにラストアルバムとは、何とも世の中皮肉なものである。