ボニーとクライドは今夜も夢中

昨日までの快晴の日々が嘘のような曇天もやもやの連休明けだったのだがさっそく変な偏頭痛に悩み、左肩の肩こりが辛い最悪のスタートに。というかここ最近腹筋とか始めてから肩こりなぞ遠くに消え去った、と思っていたのに突如物凄い勢いでズームインしてきて復活。

とか苦しんでいたら今度は昔捻挫(しかも2回)で痛めた右足首が痛み出し、歩くのも辛い状態に。こ、これは低気圧の野郎のせいか。くそー低気圧野郎め!

というかさあ、最近若さが足りないな、この日々散歩には。もっと爽快な、こんな曇天吹き飛ばしてやるぜ、みたいな、みんなマジ感謝、仲間とお前とマジ感謝、頑張れ、みたいな、そういう何にも考えずに責任も取らない前向きを装った偽善のごとき若さが必要なんじゃないか。

・・・いや、いらん、そんな表面的且つまやかしな若さを装った、そんなカルト宗教みたいなもんはいらん。そういう軽薄な言葉を弄んでタオル振り回している奴らには(注:仮想敵)この低気圧の災いがまとめて降りかからんことを心より願う。

と荒れてダウナーなんだがたまにはこういう無茶苦茶な思いをぶつけてみないと。はっ、これが若さか。本当の若さはこのような憎悪と表裏一体のものなのか!

いや、もう今日はこの辺で風呂入って寝よう。しかし毛皮のマリーズの「毛皮のマリーズ」は本当に泣ける傑作だ。メジャーデビューして勢いに乗る彼らの勢いがそのままパッケージングされた(←よくある紹介文句)痛快、且つセンチメンタルなアルバムだ。グラムロック風だったりルーズなブルーズっぽいナンバーだったりウェストコースト辺りのドライヴ感溢れるナンバーだったり、決して目新しい感じはないのだが、逆にそれが今の時代新鮮なのか。吐き出されるような歌詞とうじうじしたような歌詞が難なく同居している辺りも凄く素直で良いと思うし、音のミックスも高音が良く出ていて新鮮である。まあ上に泣ける、と書いたのだがもしかしたらそのポイントは私だけなのかも知れない。しかしいつ何時聴いても、何回聴いても6曲目「バンドワゴン」のギターソロに突入する辺りは号泣必至。というかこの曲自体豪放なロックンロールなんだが涙が止まらない。何故なんだろう、と思って歌詞カードを見れば「イマーノ・キヨシローに捧ぐ」とか書いてあって、いやそんなに思い入れはないんだけど、そうなってくると何だか二割増に泣けたりもするものである。女性ベーシストヒロコ嬢の歌う曲も良いバランスで(1曲だけなんだが)、全てが必然、そんな言葉も浮かんでくる傑作である。パンキッシュな暴走ナンバーはないのだが、最近ワタナベイビーみたいだな、と思えるようにすらなってきた志磨氏のヴォーカルも絶好調すぎてクセになるので、全く不満なぞないし、逆にこの渋い王道っぷりは本気で今後にも期待できるし、とても頼もしいものである。これ聴いて低気圧と斗います。