My Life

日曜日のAOBA NU NOISEにお越しの皆さま、どうもありがとうございました!4周年、というだけあって狂おしい盛り上がり方、というかみんな明日がない感じの盛り上がり方で最高でした。私も暴れすぎで筋肉痛になったりしました・・・。なんか凄かったな、しかし・・・。

さて、死ぬほど湿気が多かったりして雨が降ったり止んだり、のリアル梅雨タイムの昨今であるが気温は高くなってきて、夏が近いのを感じる。夏、待ち遠しいなあ、大好き!

という風にまとめられれば素直で美しいのだけれども、生憎こちとら夏が苦手だったりする。だって逃れようのない湿気と暑さで不快なことこのうえなさすぎるからである。でも、夏に似合う音楽、とかを考えたり、そういう音楽を聴いたりしながら過ごす時間は大好きである。

何故か私の場合夏に聴きたい音楽は、切ないメロディが絡んでくる曲である。そしてそこにちょっと疾走感でもあると何よりも良い。切ないメロディの夏曲最高峰と言えばDon Henleyの「Boys Of Summer」Building the Perfect Beastがトドメだと思う。歌詞のやるせなさ具合も含めて「切な夏曲」の最高峰だのう。

とか言いつつ、明るく爽やかなメロディながらふと切なくなる感じ、というのも捨てがたい。Bryan Adamsの「Summer Of '69」Recklessもやはり夏に聴くと否が応でも盛り上がるし、Aztec Cameraの「Somewhere In My Heart」Loveもそうだ。ACの同曲をB面でカヴァーしていたMystery Jetsの「Two Doors Down」Twenty Oneもキラキラしていながらもどこかふと寂しくなる感じが捨てがたい。

そういう私の夏に聴きたい曲の最近の大ヒットがAKB48の「ポニーテールとシュシュポニーテールとシュシュ(TypeA)(DVD付)だとしても何ら不思議はない。疾走感、ふと切なくなる感じ、どこから切っても納得であろう。正直メンバーには1人として興味ないのだけれども(そもそも何人なのか)、この曲があるだけでもAKB48、良いね、と言いたくなる。

今回は実に取りとめのないエントリなのだが、夏に合う曲、っつーだけで盟友と編集CD(2枚組)をかなり本気で作ってしまったりした私としてはちょっと1年に一度は向き合わないわけには行かないテーマなのでお付き合いいただいた次第である。今年も何か編集CDでも一発作りたい気分になってきた。それはつまりやっとこさ私も健全な精神状態になってきた、ということなのだ。最近全然そういう勢いがなかったので、これは回春(おいおい)というもののような感触である。

と復活ののろしを上げながらJJの「No 3」を聴く。スウェーデン出身の男女デュオのセカンドアルバムである。なんでも今作からSecretly Canadianからもリリースするようになったらしく、私のような者の耳にも届くようになったわけである。これが、何か不思議な感触のアルバムで一発で虜になってしまったのである。深いリヴァーブのかかった女性ヴォーカルが哀愁のメロディを歌い、ピアノだったりギターだったりエレクトロニクスだったりがシンプルで控えめなバッキングを奏でる、という何だかThe XXのボトムを抜き去ったような感じ、というかYazooがAlison MoyetがヴォーカルじゃなくてVince Clarkがもうちょい自分を抑えた感じ、というかStrawberry Switchbladeのビートを8割減くらいにしたら風邪ひいた、みたいなそういう覇気のない音楽、である。でもこれくらいの引いた感じ、というのはなかなか逆に衝撃的だったりするし、何よりもこの甘いメロディのおかげで楽しく聴けてしまう。しかも○○年代っぽい、とか一言では絶対に言い切れないような、そういうどっかであったようでどこにもなかったような音楽、という不思議なアルバムだったりする。しかしこのジャケの文字、血文字だよな・・・。ちょっと何か深入りしてはいけないような、David Lynch的な匂いを感じたりもするのだが穿ちすぎ、だろうか。