Three Days

ということで告知です!

POP TUNE Xmas Special
遊びタリナイ BoYz & GirLs に MUSICセンセーション!! オンガクとカフェと Happyなダンスタイムを・・・♪
12/23[THU]@仙台 CLUB SHAFT 21:00〜midnight Door 2,000yen(1dr) ADV 1,500yen(1dr) LAWSON TICKET(前売り) L コード 29041
GUEST DJ: A-bee
GUEST LIVE?: SEXY−SYNTHESIZER
GUEST LIVE?: ELEKIBASS
DJs: TATSUYA, chise,328, tdsgk and geeepang
VJ: nayuko
cafe: chise
film: syun

今まで偶数月の第一日曜日のパーティだったのが、今回は夜遅くのパーティになりました。ということでより一層たくさんの皆さんのお越しをお待ちしております!ダンスミュージック的なレコードは手放し続けて久しいのですが、懐かしの4つ打ちとかでこなそうと思っております!ちなみにElekibassさん、面白そうなバンドセットなんで是非!フェイヴァリットがKevin AyersにOs Mutantesって、間違いないだろうなあ・・・。

さて、前エントリでTVドラマが云々、と書いたが面白いことに私はほとんどドラマを見たことがない。だから同世代の方々とドラマの話、とかってなかなかできない。

東京ラブストーリー」とか「同級生」とか「あすなろ白書」とか「ひとつ屋根の下で」とか色々あったはずなのだが、どれも見ていない。別にスカして、興味ねーし、とか言う問題ではなかったのだが、興味なかったんだろうなあ、と今になって客観的に思ったりする。

とくに高校生の頃とかTVドラマに激ハマる傾向が強いようなのだが(まあ、高校生の頃に限らず、なのか)、私は本当に何も見ていない。TVドラマどころかほとんどTVを見ていなかったのではないだろうか。じゃあ何をしていたのか、若かりし頃のtdsgkはどうしていたのか、ということをこの間再考してみたのだが、夜に部活終わって帰宅して夕食、その後部屋に入って宿題、それから・・・

延々ロックンロール

そして就寝、という日々だった、ということを思い出した。

まるで世間とコミットすることを避けていたかのような感じであるが、そういうことではない。私が高校生の頃というのは90年から93年、というわけでマンチェ〜インディダンス、シューゲイザーグランジ等、ということで色々あった時期なのである。そうなるともうTVドラマどころの騒ぎではなく、CurveだJamesだChapterhouseだSaint EtienneだCatherine WheelだThe Wedding PresentだSiouxsie And The BansheesだDead Can DanceだThe Frank And The WaltersだThe House Of LoveだMilltown BrothersだRideだSwervedriverGalaxie 500だEMFだMomusだMorriseyだMedicineだSpectrumだSugarだMy Bloody ValentineCocteau TwinsだNikc CaveだKitchens Of Distinctionだ、となってしまうわけである(一部全く当時のブームとかと関係ないのが入っているが高校生の頃にはこういう感じだった)。

思えば高校生の頃とか自発的に読んだ本も2冊くらいしかない。じゃあ何をしていたかというと限られた時間を狂ったように上記のもので埋めてしまっていたわけである。なんか若さを無駄にしていたようにアナタは思うかも知れない。しかし全くそういうことはなく、この時期出会えた音楽のおかげで私は今生きている、というか発狂せずに生きている、ということを考えれば実に有意義な時間の使い方をしていたように感じているのだった。

まあ、問題と言えばいまだにそうなんだ、ってことぐらいか。ということでPhil Wilsonの「God Bless Jim Kennedy」を聴く。元The June Bridesのリーダーである彼の初ソロアルバムである。というか引退宣言とか昔あったような気がしているのだが、日本のEvery Conversationレーベルから7インチを出して復活し、今作はSlumberlandからのリリースである。当然世代的には上記高校時代に「Creation Soup」で彼のソロシングル2枚を聴き、The June Bridesはコンピ2種Every Conversation: The Story of June Bridesで聴き(もともと聴いていた「For Better Or Worth」というコンピは廃盤なのか)、という感じであるがそれらから受けた印象と全く変わらぬ音世界なので安心、とか言うと生意気なのであるが、そういう心持ちで聴けるのである。トランペットやヴィオラマンドリンなども入ってはいるが実にシンプルで歌の良さを最大限に生かした音づくりである。それに彩られるPhilのヴォーカルは昔の音源と変わらず、ちょっと不安定でハラハラさせられるが、実直な魅力に溢れていて、派手さとかアノラックリヴァイヴァルだなんだ、とかいう動きとは見事に無縁な感じである。というかでも瑞々しい感じは不変なので、無駄にこちらの喉を乾かせるような、そういうことはないのでついつい聴いてしまうのだな。聴いていたら初期Belle And Sebastian(アルバムには未収だった「Dog On Wheels」Dog on Wheels [12 inch Analog]とか)とかを思い出したりもしたが、どっちかというとこちらの方が元祖か、という。しかし歳取ってくると、これくらいビタースウィートな魅力に溢れてないとしっくりこないもんなんだなあ、と思わず随分遠くに来てしまった気分になるのだった。