Season Man

まずは日曜日のAOBA NU NOISEにお越しの皆さま、ありがとうございました!いやー、楽しかったなあ・・・、といまだに思い返しても思わず笑みのこぼれる音楽体験が色々できました。BO-NINGEN、ライヴめちゃくちゃ格好良かったなあ、とかsumireさんのかけたAcid House KingsとThe AssociatesとかTOMOさんのSuedeMansunとかkaaanjiくんのLiquid LiquidのOptimoリミックスとか、曲単位で楽しい瞬間もあったけど、イヴェント自体、凄く良いイヴェントだなあ、と改めて実感。ゲストの方々も含めて良い交流ができる、って凄く楽しいし、しかしその一方何だか破れかぶれなテンションが渦巻くイヴェントであるのが頼もしいなあ、と。

その破れかぶれ担当の我々EVOLはなんか死ぬんじゃないか、ってテンションでありましたな、確かに。大体にして1曲目からDJブース空っぽにして2人で暴れてる、って冷静に考えておかしい。そして筋肉痛がまだ肩やら首やら腰やらにある、ってのもおかしい。と言いたいが、これは寄る年波のせいか・・・。

そして来月のAOBA NU NOISEも狂うクルーやらTADZIOやらL?K?O?やら何だか大変なことになってて、且つ土曜日開催なんですが、私も今月のANNを終えて何か時期が来た、という気がしているので無駄にCD作ろうと思ってます、3枚組。来月のANNで赤字で販売しようと思っているのでよろしくお願いいたします。内容はですね、年代別に私の四半世紀を振り返ろうか、というものです。今までは誰が欲しいというのだそんなもんお前何様じゃ、とか思っていたのですが、最近はそろそろそういう臆面もないことやってみても面白いかなあ、と思い始めました。あえて宣言しないと途中やる気なくなった時大変なので、退路を断つためにもここに書いてみました。

ちなみに誰も望んでない渾身のライナーノーツ付き、というウザさを倍増させる仕様にする予定です。最早この2011年の世の中に於いては嫌がらせ以外の何物でもないんじゃないか、というノリにしたいんですなあ。ということで今日はTony Joe Whiteの「The Shine」を聴く。スワンプロックの巨人の2010年作である、とか言っているが私は大体にしてスワンプロックとか余り知らない。彼の作品もベスト盤とか、井出靖のアルバムPURPLE NOONに参加したものとか、しか聴いていない。あ、こないだ実家から父親所有のレコード引き取ってきたらピンキーとキラーズが大量にあって、その中のライヴ盤の1枚で1曲カヴァーされていたなそういや。という体たらくなのだが、これは何故か千葉在住の「Blonde On Blonde」を9回買った男と盛り上がってしまって聴いている次第なのであった。これは異常に抑制の効いたバックと、回転数間違ってんじゃないか、というくらいの低い声のTony御大のヴォーカルが繰り広げる、地味だが滋味溢れる渋いロックンロールアルバムである。勿論流行りの音でもないし派手さなどあるわけもないのだが、これがまた染みるしとても新鮮である。バンドサウンドなのだがとてもミニマルで淡々としていて、その音数の少なさがストイックに感じられて痺れる。その中でもちゃんとうねる感じがしてセクシーに感じられるのは何故だ。ちょっとこういう音楽には疎い私ではあるが、これは聴けて良かったアルバムである。決してユルい方向には行かない、男らしい音楽である。