Just Like A Woman

仙台市の中古CD店ラヴレコーズでは300円引きセールを開催中(明日、26日土曜日が最終日)!もしそろそろ生きて行くのに音楽が必要になってきて、それでもって新しい音楽と出会わないと気が狂う、とかなっている方々(こんな状況でもこの街にはいるはずだと思う、というかいてほしい)や、ちょっと人とお話ししたいな、とかいう方々、癒しの空間(笑)ラヴレコへどうぞ!

結構上記ラヴレコ盛り上がっているみたいです!なお一層よろしく、というか震災関係なく今後ともよろしくです!

そして極私的な非営利告知も続行中↓

(申し訳ないですが私の携帯の番号やアドレスをご存じの直接の友人知人に向けての限定の告知になります。すみません。)
仙台市のはじっこ、仙石線陸前高砂駅東北本線岩切駅の間あたりの我が家ですが、もしよかったら水を汲みに来てもらったり、風呂に入りに来てもらいたい、と思いますガソリン不足のためお迎えにあがることはできないのですが、自力で来れる方には喜んで提供する準備ができているので是非遠慮なくご連絡ください!ガソリン入れ次第、送迎付きにしたいところです!

明日明後日の土日は結構時間ありますのでお気軽にご連絡ください。

この2週間、交通手段とか諸々の事情でたまにしか職場に行かなかったのだが、心の平穏のためにはこれくらいで良いのだな、と今日職場に行って思ったりした。まあ、それはそれとして。

この2週間、主にラジオを聴いて過ごしていたのだが、結局のところ、音楽で元気になってほしいとか、希望を持って頑張ってほしい、というメッセージと共に流れるリクエストの曲、というのは、上手く言えないのだけれどもあくまで外部から一方的に浴びせられるものでしかなく(そういう気持ちを込めてくださるのは本当に、プチ被災者の私とてありがたくて嬉しいのだけれども)、歌詞とかそういうものに関係なく自分の好きな音楽が、やはり何よりも内側から元気にしてくれるし希望を持たせてくれるものだし涙を誘うくらいに響くものなのだなあ、と痛感したのだった。まあ、これはあくまで音楽を自分で選んで聴ける環境にいる幸福な者の意見である。

これは別に「音楽の力」とかそういうめんどくさい、ドヤ顔話ではなく、単にたまたまそういう風に心が動いた瞬間がここんところ多くあったので記しているだけで、レヴェル的には「音楽って良いねー」程度の話である。今日はBill Frisellの「Have A Little Faith」が良いねー、という感じである。92年のアルバムである。他人の曲、それもアメリカ人作の曲のみを取り上げたアルバムで、Aaron Copland、Charles Ives、Sonny RollinsからMadonnaやらBob DylanやらSousaやらの曲を、クラリネット、ベース、ドラムス、ギター、アコーディオン、という編成で演奏している。必ず誰もが聴いたことがあるだろう曲が入っているので凄く取っつきやすいのだが、何よりも編成が面白いので、どこか新鮮な違和感を感じながら聴けるので凄く引き込まれる。時にクラリネットがフリーキーな響きを聴かせたり、ちょっとスリリングなインタープレイがあったりするし、快活な「Washington Post March」とか、アコーディオンがリードになっていて凄く新鮮だったりするのだが、どちらかというとしっとりとした曲、しかもポピュラーソング、という部類になるであろう曲の解釈が、震えまくるBill Frisellのギターの音色とも相まって出色だと思う。Nat King Coleとかで有名な「When I Fall In Love」とかMadonnaの「Live To Tell」とか辺りはふと気付くとぽわーっと聴いてしまっている。しかし、この路線の極め付けはJohn Hiattの「Have A Little Faith In Me」である。これは原曲(ついでにこれが入ってるアルバムもBring the Family)も勿論素晴らしいのだが、ここでのBill Frisellのギターには涙腺決壊、である。ふぅ・・・。しかしBill Frisellも、ここでドラムス叩いてるJoey Baronも、プロデュースのWayne Horvitzも、みんなこの時期John Zornと一緒にNaked CityComplete Studio Recordingsでとんでもない音楽をやっていた面子なんだよな、と考えるとなんか頭おかしくなりそうになるんだな・・・。