Hong Kong Garden

仙台市の中古CD店ラヴレコーズでは300円引きセールを開催中(終了日は未定)!もしそろそろ生きて行くのに音楽が必要になってきて、それでもって新しい音楽と出会わないと気が狂う、とかなっている方々(こんな状況でもこの街にはいるはずだと思う、というかいてほしい)や、ちょっと人とお話ししたいな、とかいう方々、癒しの空間(笑)ラヴレコへどうぞ!

今日行って光束夜とMinutemenを買いました。まだまだ良いのが多数ありまくりなので是非。

そして極私的な非営利告知も続行中↓

(申し訳ないですが私の携帯の番号やアドレスをご存じの直接の友人知人に向けての限定の告知になります。すみません。)
仙台市のはじっこ、仙石線陸前高砂駅東北本線岩切駅の間あたりの我が家ですが、もしよかったら水を汲みに来てもらったり、風呂に入りに来てもらいたい、と思いますガソリン不足のためお迎えにあがることはできないのですが、自力で来れる方には喜んで提供する準備ができているので是非遠慮なくご連絡ください!ガソリン入れ次第、送迎付きにしたいところです!

ったくガソリンがよー!

だから最近自転車に乗っている。今の住まいに越してきてから風に弄ばれまくってベコベコのボロボロになりつつあった自転車を蘇生させ、乗っている。

思えば昔は自転車でどこまでも行ったものである。実家から大学まで、45度くらいあるんじゃないか、っていう坂にも負けず自転車で行ったものである。雪の積もった日に自転車で、別に何も変なことしてないのにフツーに平らな路面で転んでそのままずざーっと滑って行ったことを思い出したり。ちなみにその時履いていた買ったばかりのブラックジーンズ(90年代初頭の話だから)が白くなったのが印象的である。レコード屋でのバイトのために自転車で行って、ウェットな路面でコーナリングをキメ過ぎてアーケードをつるーっと転んだまま横切ったこととか思い出したり。

今の住まいから仙台の中心部までは約30分〜40分で行けることがわかったので天気と時間が許せば自転車だなこれからは、と思っている。本当、風が強いと本気で心折れて帰ろうか、とかなるのだが、車で通る道とは違う、細かい道をくねくねと進んで見慣れぬ風景を目にするのも良いものだ。もう少し落ち着いたらガタガタになったカゴを外し、ボロボロになったライトを外し、もっとすっきりとした形にして軽やかに乗ってやるのだ。いや、勿論車に乗りたいのだけれどもあんなとぐろを巻いた蛇のような給油待ちの列の一部になって、その挙句に給油できない、とかなったらそれほど空しいことはないので落ち着くまで待ちたい。

というか、こういうことに小さな喜びとか見出さないと、本気で地震うつ、になってしまいかねないのでいちいち小さいことでも面白がったり、楽しがったりして行くのだ。ガタガタにひび割れた地面とか、崩れた壁とか、泥水に浸かって運ばれて行く車とか、そういうものは日常的に目にするわけだし、余震だか別の地震だか最早わからない揺れとかも日常的に感じるわけだ。勿論何だか気持ちがずーんとなるし、落ち着かないのだけれども、その上で感じて行くのだ、自転車の面白みとか臨時営業の店のラーメンの味とか工場前の直売で買った豆腐の味とか。

久々に聴いたSiouxsie And The Bansheesの「At The BBC」とか。これは77年から88年までのBBC用スタジオライヴ音源や、ライヴ音源を集めたCD3枚と、78年から91年までのテレビBBCテレビ映像を集めたDVDから成るボックスセットである。スジバンはたまにふと思い出して、ちょっと聴いたりすると一気にぶわーっと盛り上がってしまって収まりがつかなくなる罪なバンドだが(断言)、このボックスセットが地震でしっちゃかめっちゃかになった部屋を整理したら目の前にあって、ちょっと聴いたらもう大変なことになって(コステロ熱にプラスして)いつの間にかThe Creaturesまでも聴いたり、とかそういう事態になっているのだ今。まあ、それは置いておいていかにもパンクバンド然とした音の感触なのにあっという間に深みを増していく70年代後期のスタジオライヴはこのバンドの急激な成長が見てとれるし、そこから広がってしかも陰のようなものを増やしていく80年代初頭、そしてヴァラエティ豊かになっていくものの、最後の最後までパンク上がりのエッジは失わなかった80年代後期、とこの時期までのバンドのドキュメントとしても面白い。演奏が上手い下手の問題ではないバンドだけれど、かっちりとした演奏なのも印象的で、Siouxsie様のヴォーカルは最初から最後まで、艶やかで暗い美声を轟かしているし、途中参加のBudgieのドラムスは手数の多さも音のでかさも暴れ太鼓そのまま、Stevenのベースは最初っから最後までリードしまくりである。その時期その時期のギタリストのプレイが楽しめるのも良いので、明らかにファン向けのパッケージではあるものの、最初のうちに聴いても手っ取り早くスジバンの流れを俯瞰できるので良いんでは、とか思い始めた。ちなみにDVDはTop Of The PopsとかThe Old Grey Whistle Test出演時でメンバーのルックスの変遷も楽しめる。あんまり変わらないが(最初っから最後まで何だか良い意味で胡散臭いあたりとか)。ただTOTPって口パクだから、それがちょっとな。88年の「Peek-A-Boo」とか91年の「Kiss Them For Me」とかライヴでどんな風になっているのか興味あったのだが・・・。