The Great Pan Is Dead

ある程度詳細出ました!

AOBA NU NOISE @Club SHAFT 2011年4月24日(日)  20:00〜 DOOR/2000yen(1D) ADV/1500yen(1D)
Live Act/ -W-(Waikiki Champions), runny stools meets雨先案内人, M-KODA
DJs/ EVOL(from LoveRecords), RAMBO, SISINOBU

今回はレギュラーメンバーのみで、また新たなスタート、という感じでやっていきます!タイムテーブル等は未定ですが、焼き鳥とビールaka串鳥は決定!復興の狼煙・・・。参加者募集!

っつーか今も貪るように音楽を聴いてはいるものの、では皆さんと一緒に楽しくできるような選曲で!とまではまだ行ってない私なので、手さぐりでまた色々かけていこうかな、と思ってます。そもそも一緒に楽しく、な選曲だったのかこれまでも、と問われれば、答えに窮するのだが・・・。まあ、大丈夫だ!

色々なところで最近、「音楽の力」、とか「音楽で元気を」、と目にしたり耳にしたりするのだが、うーん、そうなのかなあ、という私である。私としては、何もそこまで大声で言わなくても、という気になったりするのだが、それは私があくまでも気楽なプチ被災者だから、なのだろうか。

そういう言葉と共に聴く音楽は、確かにそういう色を帯びているのかもしれないのだけれども、あくまで何も考えずに聴く、色を帯びていない音楽に心揺さぶられることが多々ある私としては、逆にただひっそりとそこにあってもらえれば満足、という気になったりする。そう、どんな音楽でも力になるし元気になるのかも知れないけれども、それは大声で言わず内に秘めておいてもらって、黙って心の中に染み渡っていくようにしておいてもらいたいものだ。逆に、気晴らし、とか言ってもらった方がよっぽどすっと入ってくるものだったりするかも知れないし。

でも、人それぞれだからそんなこと言っても仕方ないだろうし、これからも「音楽の力」とか「音楽で元気を」という言葉を目にして耳にして、の日々が当分続くのだろう。だからそういう時には私は「ありがとう」と言ったり思ったりしようと思う。それは何に対してか、というとそういう思いを人に対してしてくれようというその人(々)の心に対して、である。そのように言われている「音楽」から私が元気をもらったり、その力を感じるかどうかは別として。

なんかめんどくさいエントリだからまたしても我が家のほっこり大臣アッチくんの登場。

で、Cold Caveの「Cherish The Light Years」を私は聴く。知らず知らずのうちに私もこれから力をもらったり元気になったりしているのだろうか、と思いながら。っていうかこの作品はヤバイな!これまでのCold Caveも初期のHospital時代のノイジー且つチープなエレポップ気味の音Cremations、Matadorに移籍してのちょっと広がりの出た、でもやっぱりチープ気味なエレポップ路線Love Comes Close (Dig)、と最高ではあったのだけれども、今作は化け物である。エレポップはエレポップなのだがやたらとアグレッシヴである。Joy Divisionみたいなベースが炸裂したり、まるでHaircut 100が好きなシャーツをKilling Jokeと交換してしまったような、めちゃめちゃやけくそに密室で暴れているファンカラティーナみたいな驚愕の展開もある。そして何よりも全体に漲るテンションが高めでまるでLiaisons Dangereuses2011年版、みたいなベースラインが暴走している曲まで出てきた日には、呆然とするかも知れない。そしてドラマティックなのに決して叙情に流れないメロディとThe Human Leagueを全体的に想起させられたのはこいつのせいか、と気づかされるヴォーカルが相まって、結局は何とも不気味な世界が出来上がっているのだった。なんか色々なたとえを連発してしまったが、結局のところなんなんだこれは・・・。ということで、元気になれるか力もらえるかは甚だ不透明ながら、私はこれを聴いてまだまだやってかなきゃな、って思ったんだ・・・。