Microon I

一か月はアッという間だ・・・。

AOBA NU NOISE @Club SHAFT 2011年6月26日(日)  20:00〜 DOOR/2000yen(1D) ADV/1500yen(1D)
Live Act/ -W-(Waikiki Champions), runny stools meets雨先案内人, M-KODA
DJs/ EVOL(from LoveRecords), RAMBO, SISINOBU, syun

今月からVJで新たなメンバーをウェルカムする感じになるようです!EVOL時間含め、詳細はまた後日!

今回もEVOLは時流に流されてしまって最早誰も覚えていないかもしれないけれども、強烈に聴いた人には爪痕を残していく(残していった)音楽を爆音で矢継ぎ早にフロアに向けて投射する所存でありますのでよろしくお願いいたします!今んとこ珍しく2,3曲かけたい曲が決まっているのですが、それらも最早この2011年には誰にも見向きされない音楽なのかな・・・。寂しいな。もし今回もマイク使用の指令が出たならばそこらへんの怨念も込めて語りそうで怖い。しかもビアガーデン後のプレイ予定だったりする。まあ、我々のみならず皆出演者面白いし、お客さんがまず何よりも面白いイヴェントなので(最早誰がイヴェント側の人間なのかわからなくなったりする)、是非貴兄貴女も面白いイヴェントにするのにお力添えをよろしくお願いいたします!

そして気が早いですが来月は7月24日にAOBA NU NOISEなんで、Bo NingenとかLillies And Remainsとかのライヴ見たいお方はスケジュール空けて置いた方がベターです!7月のその日は仙台で野球のオールスター戦とかThe Pillowsの振り替えライヴとか盛りだくさんらしいのですが、それら2つに参加してプラスLilliesライヴを見ようと計画している人間がいることを知っている。だからみんな、その日はハシゴしても何しても良いので最終的にはAOBA NU NOISEでよろしくお願いします。

ちなみに現時点でそういう上記のような恐ろしい計画を立てている人間、というのは凄く身近にいる。同じ家に住んでいる。彼女のそのガッツは一体どこから来るのだろうか、私にはわからないが、一つ言えるのは私の10倍くらい行動的だ、ということである。いつの間にこういうことになってしまったのだろうか・・・。

とは言え私も上記AOBAの一週間前には東京でライヴしていたりする予定なのだから、何だかハードである。というかふと考えてみれば、7月は仕事も怒涛だし(AOBAの日も仕事だ)、祖母の一周忌もあるし、これは大変だ。しかもそのライヴする日は東京で凄く面白そうなイヴェントもあって、何もなければStockhausenの「Hymnen」愛聴者としては参加したかったのだが東京にいるのにまさかのダブルブッキング、という・・・。

まあ良い。いずれにせよ、生きているからそういうこともあるのだし、せっかく生きているのだから楽しいことはがんがんやってやろう。めんどくさいことも、なるべくしたくはないけれども、まあたまにはやってやっても良いかな・・・。偶然に偶然を重ねてここまで生き延びてしまったのだから、やれることがあったらやるだけなのだ。

だから坂本龍一Alva Notoの「Summvs」を聴くのだ。このコンビの作品も、DVDとか入れると5作目である。正直言って、もうどの作品も大差なく、ピアノの音色とエレクトロニクスの組み合わせなのだが、それでもどのアルバムもずっとずっと何回も長いこと聴き続けてしまうのは何故なのだろうか。今作もそうなること請け合いの1枚である。ピアノ+エレクトロニクスのみならず、ピアノの音色、響き自体が変容してエレクトロニクスの音みたいになっていたり、16音平均律のピアノを使っていたり(よくわからないが、何だか響きは結構意外と「違うなあ」とわかるような気がする、ような・・・)、今回も丁寧に作り出されて加工されているのがわかる。しかしそれを押しつけがましくやるのではなく、全体としては非常に繊細な、控え目な、それでいて隙間を多く取ったものにまとまっているところが何だかこのシリーズの私が好きなところなのかも知れない、と気づいた。そして今回はBrian Enoの「By This River」のインストカヴァー、という爆弾が2ヴァージョン入っていて何だか燃えるのであった。まあ、燃える、とか言う言葉が全く似合わない、涼しげな音の連続の作品なのだが、意外にオリジナル曲で今回はフレーズが叙情的だなあ、と感じる場面が多いことは多かったな。