Art Of Almost

もちろん今月最後の日曜日にはお馴染みAOBA NU NOISEがあるのですが、来月頭にもこのようなイヴェントがあります!

minimum final~salon de murder~ @club SHAFT 11月1日(Tue)21:00〜 1500円w1D
DJ :TDSGK(EVOL,Aoba Nu Noise)
Special guest live : KLEPTOMANIAC(BLACK SMOKER / W.A.G)
Live :Coquettish Murder Girls, Aoyama(store 15nov) & Kikuchi, Killertitts

去年のゴールデンウィークに行われた「ノイズスナック」イヴェントが今回はSHAFTで!久々の凱旋CMGの女子力ノイズとかAoyamaさんの電子ノイズ、Killertittsの進化し続けるパワーノイズ、などノイズノイズうるさいですが(果たして私もノイズが何たるかわかってない気がする)、平日の夜なのにごっつい音の攻撃を是非体験しに、まあまずは遊びにいらしてください、ということです。私のDJはそうですね、Marc Almond様の来日公演をスルーしてやることになりますので死ぬほどリキ入れてやりたいと思います。よろしくお願いいたします。

そして

「見いだされた樹」 2011年11月19日(土)@K.s GARAGE(K.s studio 2階)仙台市青葉区国分町1丁目47 tel 022-263-2360
open 18:30 start 19:00
出演 sekifu, yumbo, Que Sera Sera
前売り予約:2,000円 当日:2,500円
*ドリンク代はいただきません、お飲物はご自由にお持ち込みください。
*前売予約は「お名前、チケット枚数」を明記の上、下記のアドレス宛にメールをお送り下さい。確認次第こちらから予約完了メールを送らせていただきます。前売予約は定員になり次第、〆切らせていただきます。(定員40名)
actuel@ever.ocn.ne.jp
お問い合わせ
ensemble of rests
actuel@ever.ocn.ne.jp

私たちQue Sera Seraの初仙台ライヴ(メンバー全員仙台在住なのに)があります。この間7月に高円寺でやった面子をそっくりそのまま仙台で、という感じですがさらにどこに進むかわからない感じになっていきそうなQue Sera Seraを愛でにいらしてくださいませ。

うーむ、秋は何もかも大忙しだなあ。

ところでSteve Jobsの逝去には少なからず驚かされたものだが、Bert Janschの逝去にも非常に驚かされたものである。

来週誕生日を迎える私であるが、毎年彼の大好きなアルバム「Birthday Blues」Birthday Bluesを誕生日に聴くことにしていた。The Smithsの「Unhappy Birthday」Strangeways Here We Come鬼聴き、よりはなんか良い感じがするではないか。で、我が家のレコード棚が被災した結果、結構ランダムに入れ替えしてしまったからまた探さなきゃ、とか思ってたらその1週間前に作り手が亡くなってしまう、とは嫌なタイムリー具合である。

この間もPentangleとかでライヴしてたようだし、新作まだかなーってずっと思ってたし、何よりウチの父親と同い年だし。だから何だ、というわけでもないのだけれども、あの声とあのギターがもう聴けないのはちょっと切ない。ご冥福をお祈りいたします。

Wilcoの「The Whole Love」を聴いていた。こちらでもうid:Geheimagentさんががつっと書いていらっしゃるのだが、私も最近よく聴いていたので書こうっと。思えばWilcoって、個人的には何をしたいのか良くわからないバンドであった。あの「やりたいことありすぎの渋いカントリーバンド(既にそれほどカントリーっつう感じも末期にはしなかったけど)」Uncle Tupeloが母体になっているにも関わらず、とくにNonesuch移籍以降はアルバム毎にアプローチが結構異なっていて何だかとらえづらい、というか。しかしこの間のフジロックに於けるライヴの映像を見て、3曲だけだったけど、あなるほど、となったのだった。要はその何をしたいのかよくわからない多彩なアプローチをぎゅっと押し込めた形が今のWilcoなのだな、という風に感じられたのだ。で、今作はやはり、アルバム数枚を聴いてなんとなくつかめた感じを1枚で感じ取ることのできる作品なので、現時点での彼らの代表作、と言えるのかも知れない。めちゃくちゃミニマルな展開が最後にはバーストしていくロックンロールから、淡々とポップなメロディをストレートにやるナンバーも、まさかのここに来てのカントリー風味ナンバーとか、美しいメロディをアクースティックギターで淡々と(バックでは色々な音が去来しているけど)延々とやるナンバーとか、普通だったら節操ない感じになってしまうところをまとめ上げていっているのは自分たちのレーベルをANTI傘下に立ち上げて、とかいうノッている状況も後押ししているのかも知れないけれども、やはりバンドの底力なのだろう。しかもそれをさらりと聴かせるのがWilcoならでは、と思うのだが。シングルとして7インチで聴いた時点ではとくに悪くはないけれどもピンと来ていなかった「I Might」がこのアルバムの流れの中では存在感を放っていて、曲毎に色々聴けてしまう昨今だけれどもアルバムとして聴くことの楽しみを持ったアルバムだなーとしみじみしたものであった。

なおUS初回ではボーナスディスク付きのエディションがあるので今回はそれを貼っておきます。Nick Loweのカヴァーが入ってる、というから7インチ買ったんだけど、結局これで聴けてしまうんだな。まあ、良いのだが・・・。

そしてANTIレーベルって一時期のNonesuchみたいだなーと思ってたらNonesuchから(実質的に)移籍してきたこのWilcoがいたりするわけで、その思いが強まった次第である。