The Muse

tdsgkのDJ&ライヴ情報インNovember。
DJは

minimum final~salon de murder~ @club SHAFT 11月1日(Tue)21:00〜 1500円w1D
DJ :TDSGK(EVOL,Aoba Nu Noise)
Special guest live : KLEPTOMANIAC(BLACK SMOKER / W.A.G)
Live :Coquettish Murder Girls, Aoyama(store 15nov) & Kikuchi, Killertitts

もう昨日レコ部イン仙台に行って猛烈にやる気が出たので(主にLiliqmay嬢のライヴのおかげ)頑張ります!

で、ライヴは

「見いだされた樹」 2011年11月19日(土)@K.s GARAGE(K.s studio 2階)仙台市青葉区国分町1丁目47 tel 022-263-2360
open 18:30 start 19:00
出演 sekifu, yumbo, Que Sera Sera
前売り予約:2,000円 当日:2,500円
*ドリンク代はいただきません、お飲物はご自由にお持ち込みください。
*前売予約は「お名前、チケット枚数」を明記の上、下記のアドレス宛にメールをお送り下さい。確認次第こちらから予約完了メールを送らせていただきます。前売予約は定員になり次第、〆切らせていただきます。(定員40名)
actuel@ever.ocn.ne.jp
お問い合わせ
ensemble of rests
actuel@ever.ocn.ne.jp

Que Sera Seraは幾多の屍を踏み越えて行く!

ちなみにAOBA NU NOISEは10月30日の日曜日です!よろしくお願いいたします。

ところで歳を取った、13日に。昔だったら誕生日と言えばむやみやたらにワクワクしたものだが、流石に37回目となるとそれほどでもない。それでも、おめでとう、とか言われるのは全然悪い気はしないものである。寧ろ超嬉しいことである。おかげで、多分この世界のどこかに俺の誕生日に関して面と向かってはおめでとうとか言えないほどシャイだけど、どっか俺の知らないところで呟いている娘がいる、という妄想が13日には俺の頭ん中を占拠していて、死にたくなるほど狂おしかったんだぜ。単に風邪で熱あったからだけなんだけど。

まだ風邪は抜けきってはいないのだけれども、そう毎年毎年誕生日近辺は体調が悪い。まるで、「歳を取るってこういうことなんだぜ」プログラムが体内に仕組まれていて、毎年毎年イニシエーションを課しているような、そういう感じである。多分季節の変わり目の10月、というせいもあるのだるけれども、誕生日近辺はいつもなんだかシャキッとしない。

しかし運命には抗わなければならない。牙を剥いて行かなければならない。昨今はネット上で無駄に抗って、無駄に牙を剥いている人ばっかりな印象だが(Twitter始めたせいでこの印象は更に確固たるものになりつつある)、抗わなければならないのは己に対してであって、牙を剥かなければならないのは実は己に対してである。こういうことから目を逸らして敵を彼方に見つけよう見つけようと頑張っている方々が多いのがこの世の中なのかな、とか最近思う。そしてそれにプラスして俺こんなに凄いんだぜお前らとは違うんだぜ、という半端な上から目線がフィーチャーされるのが我が地元、という感じみたいである。我が地元みたいに半端に田舎な地方都市になってくると、どうしても「俺はこんなの知ってるがお前ら知らないだろ」が基本アティテュードみたいになってきて、それが例えば10代くらいの方々ならいざ知らず、30代になってまでそういうアティテュードでのうのうと暮らしているのを見ると、いかに深刻ぶったこと言ったりしていてもなんて平和な生き方なのだ、と舌を巻かざるをえなかったりする。井の中の蛙は意外に大きく成長してしまう、というか。実に困ったことである。

でも、私の実際の生活とか交友関係には関係ないし、多分この「日々散歩」にも関係ない話である。これからもこうやってのうのうと続いていくであろう「日々散歩」をどうぞよろしくお願いいたします。多分何だかんだ言って世の中で一番平和なブログなのかも知れないなあ・・・。

だって結局日々ロックンロールのことについてしか考えていない人間の一部を切り取っているだけなわけであるから。Laura Marlingの「A Creature I Don't Know」を聴く。Noah And The Whaleの元メンバーだったりする彼女の3枚目のアルバムである。私は彼女のことはMystery Jetsでフィーチャーされていて知って、前作I Speak Because I Canは結構愛聴したものである。で、レーベル移籍しての新作なわけである。これが渋い、渋い傑作である。フォーク的な音作りは変わらないのだが、何だか彼女のヴォーカルの深みが猛烈に増したような感じである。まだ20歳そこそこなはずなのに何だこの落ち着きと渋みは、と驚かされる。時にストリングスが入ったりはするものの、基本シンプルなアクースティックギター中心のバッキングと相俟ってやたらと落ち着いた感じに聴こえる。と言うかですね、全盛期、と言ったら語弊があるな、私が好きなJoni Mitchellのヴォーカル、みたいに聴こえる瞬間がやたらと登場するわけで、いやそれは気に入らないわけがない、というかJoni Mitchell好きな人だったら皆気に入るだろう、という感じに聴こえるわけである。曲も超キャッチー、と言うわけではないのだけれども、Fairport Convention(初期)的なじっくりと練られたであろう楽曲ばかりで、しかもダイナミックな勢いに溢れているわけだから何とも頼もしい。Feistの新作Metalsもそうだったが、こうやってがっしりと落ち着いたアルバムが出てくるとは実りの秋、とかいう表現とか使っても構わないであろう2011年の秋である。