Only If For A Night

「見いだされた樹」 2011年11月19日(土)@K.s GARAGE(K.s studio 2階)仙台市青葉区国分町1丁目47 tel 022-263-2360
open 18:30 start 19:00
出演 sekifu, yumbo, Que Sera Sera
前売り予約:2,000円 当日:2,500円
*ドリンク代はいただきません、お飲物はご自由にお持ち込みください。
*前売予約は「お名前、チケット枚数」を明記の上、下記のアドレス宛にメールをお送り下さい。確認次第こちらから予約完了メールを送らせていただきます。前売予約は定員になり次第、〆切らせていただきます。(定員40名)
actuel@ever.ocn.ne.jp
お問い合わせ
ensemble of rests
actuel@ever.ocn.ne.jp

よろしくお願いいたします!今年最後のライヴになると思います(って2回目なんですけどね)。

ところで日曜日のANN、火曜日のMinimum〜Salon de Murder〜にお越しの皆さま、まことにありがとうございました!ANNは激務(&痛飲)の後のDJだったので明らかにおかしくてすみませんでしたが、まあいつもああいう感じかと思います。個人的にはThe Wedding PresentのOrange Juiceカヴァー「Felicity」を目玉にしようとしたら相棒の大久氏がかけてしまった、というのが何だか「これ被るのか・・・」と感動的でした。

そしてSalon de Murderは最早機材祭りみたいなフロアから出演者によって放出される四者四様の音(ノイズ多め)が凄く面白くて、どれも興奮して聴いてました。私のDJは、多分DJ的なジャイアンリサイタルみたいなものだったんじゃないかと思うのですが、洒落がわかる心の広い方々に囲まれて幸せだなあ、と思うくらい好評でありがとうございました。個人的に日本にいたMarc Almond様に対して愛のメッセージを「Memorabilia」と「I Feel Love」を通して伝えることができたんじゃないか、と思っています。あとPeter BrotzmanとAnthony Braxtonをつなぐことができた、とか意味のわからない達成感があります。

まあ、先週の日曜日から今日まで一日たりとて休みがない中で上記のような活動だったので、結構疲労したし、家でのんびり、という生活ではなかったのが大変と言えば大変だったが、好きで楽しいことをやっているので何ら問題はない。

そんなことよりも、職場で湘南乃風の素晴らしさについてこちらに改宗を迫らん勢いで延々語られたことが何よりも辛かったがまあ良い。生きる、ということはそういった責苦にも耐える、ということを意味しているのだろうから。

Florence + The Machineの「Ceremonials」を聴く。ファーストLungsはめちゃくちゃ聴いたなー。ということでセカンドアルバムなのであるが、Paul Epworthが今回は全曲プロデュースという点がファーストと大きく異なる点だろうか。壮大な感じはそのままに統一感のある仕上がりになっている。相変わらずのトライバル一歩手前な太鼓は聞こえるし、ハープとかストリングスとか多重な合いの手みたいなコーラスも相変わらずある(Jack PenateとかSian Aliceが参加しているのだね)。だがファーストにあった軽やかさが後退して、重厚な感じでずどーと押してくるような感じはちょっと最初は違和感があった。まあ、ファーストもぎりぎりのところでそこの重厚さが重苦しさになるのを回避していたような作品だったから同じと言えば同じなのだが、ちょっと今回はガツンとキャッチーなメロディ、というのが少ないかなあ、というのが気になるところではある。でもね、決して嫌いになれないのである。この80年代ポップスのようなドラマティックな盛り上がりにはどうしても心揺さぶられるのである。これは確信犯だろうー、というくらいのメロディのたたみかけ方が繰り返し繰り返し出てくるわけで、多分世代的なものもあるのだけれどもダサかっこいい、という言葉でクールに片づけられれば良かったのに・・・、とこちらに内省を促してくるわけだから何だか厄介なのだ。そして何だかんだ言いながらまたリピートして聴いてしまうから厄介なのだな。Coldplayくらいの壮大さは苦手なのだが、こういうのはぎりぎりオッケー、という自分の性癖みたいなのも厄介だな・・・。