Wiped Out

先日のAOBA NU NOISEにお越しの皆さまありがとうございました!EVOLは今後も、たとえ何があろうとも淡々と爆発し続けますのでよろしくお願いいたします。

さて、もう5月も終わりであるが、バカみたいに時間が流れるのが速すぎて困る。あっという間、というよりもあという間、に時間が過ぎてもう上半期にさしかかろうとしている。昨年は震災のせいで体感的に速いのだろうとか思っていたが、今年も変わらず速い。日々のスピードに振り落とされないように精一杯しがみついているのだが、振り落とされたらどうなるのかな、とかちょっと興味がわいて来たりしたので、そのうち振り落とされるかも知れない。

いや寧ろ振り落とされたいのだ。Turn On, Tune In, Drop Out、なのだ。でもティモシー・リアリーの時代とは違って今は完全にどこまでも振り落とされたら何も受け止めるセーフティネットもないまま落ちて行くだけだろうから、ちょっとそういう思想も通用しないのかも知れない。

それでもたまに、もう良いんじゃねーのー、とか言いそうになるのだがそんな時に私を現世と繋ぎとめてくれるのは音楽だったりする。もしかしたら私が今比較的(ヤクザに暮らしながらも)普通に暮らしていけてるのは音楽のお陰なのかも知れない。正気を保っていられるのは音楽のせいかも知れない。もし聴いてなかったら多分今頃完全にFreak Outしていたのかも知れないなあ、とこの歳になって思ったりした。

いや、そのお陰でおかしくなっている、ということも言えるのかも知れない。それでも時間の速さだけは何とかならないものかのう、と思うがOff!とか聴いてるからもうスピードは上がる一方である。Black Flag、Burning Brides、Redd KrossRocket From The Crypt、Circle Jerks、Hot Snakes、とメンバーが絡んだバンド名だけでも慄くが、そういうアメリカンハードコアスーパーバンドのファーストアルバムである。いや、これが痛快極まりない、全16曲、15分強のハードコア教科書のような速い短いやかましい、というアルバムなのである。もうメンバー全員ベテランなのに笑っちゃうくらいに衝動任せに突っ走りまくっている。それでも不思議と力んだ感じがしない(パワフルなのは勿論だけれども)のは、いぶし銀とでも呼べる技、なのだろうか。でも決してレイドバックしたり落ち着いたりした印象なんて微塵もない、血沸き肉踊る音の洪水である。とりあえず通勤帰宅で4回聴けるので昂って昂ってしょうがなかったぜ今日は!