Two Lines

今夜です!

AOBA NU NOISE 5月27日(日)@Club SHAFT 20:00〜 Adv.1500yen(1D) door.2000yen(1D)
Guest Dj: DJ Casin, Hiwatashi
Live Act/ -W-(Waikiki Champions), runny stools, M-KODA
DJs/ EVOL(from LoveRecords), kiyo, RAMBO, SISINOBU, SIF, 砂

私たちはオープンと同時にやります。6年間を振り返る怒涛の選曲でお待ちしております。・・・とは言ったものの、複数回かけた曲って私あんまりなかったりする。その数少ないキラーチューンをブチ込みますのでよろしくお願いいたします。AOBA NU NOISEは勿論のこと、一般的にイヴェントは都合さえつけば最初から来るととても楽しいと思うので是非是非いらしてくださいませ。

そして木曜日夜のGaslight、ご来場の皆さまありがとうございました!私は高校時代のビート、をテーマに曲かけたんですが、そんなことよりもう出演者と客の垣根が完璧に消滅していて、本当にキワキワの歌声喫茶みたいなイヴェントになっていて衝撃的に面白かったです。みんなギター弾けて歌えるんだなあ・・・。凄いな。自分には到底無理なことをさらりと皆やっていたので感動しました。とくにKing Ramboのギター弾き語り、というか「弾き+アジテーション」的友川カズキカヴァーには度肝抜かれた。天才か。

さて『HUGE』という雑誌のアナログ盤特集HUgE (ヒュージ) 2012年 07月号 [雑誌]が面白い、というのは各方面で話題になっており、日頃こういうヒップな雑誌と縁のない私も読んだりしていた。ヒップホップ文化とかDJとかそういう括りではなく、純粋にアナログ盤、という切り口からの各ページが面白いし、Andrew Weatherallのロングインタヴューとか、最近ちょうどミックスCD聴いていたところなので大変ふむふむ、となりながら読んでいた。

私はとくにアナログ盤にこだわりがめちゃくちゃあるというわけではないが、音楽聴き始めて最初っから慣れ親しんでいるメディアであるし愛着はある。でも針飛びの恐怖とか保管の大変さとかも身を持って体験しているのでCDって素晴らしいな、という気持ちもある。でも、なんだかんだ言って、今も目の前ではレコードが回っていたりする部屋でこれ書いてたりするから、まあ、どのメディアでも楽しんでますよー、というどうでも良い結論になるのだろう。

で、この雑誌読んだからアナログ盤欲しくなって街に駆け出して行った、とかそういうオチならばすっきりするのだろうがそうでもなく(大体、街に駆け出して行ったからと言って今素敵なアナログ盤に出会える機会はかなり限られているし)、むしろ特集と関係ない最後のページで紹介されていた、とり天うどんに猛烈にインスパイアされて、さっきシャンプーとコンディショナーの詰め替えを買うついでに丸亀製麺に駆け出して行き、紹介されていたブツに近い一品をセルフで作り出して堪能した。今までかけうどんと天ぷらは別皿で食べていたのだが、このようにかしわ天を2つに箸と手を使って割ってうどん内に投入するとブランニューでフレッシュな味わいだなあ、と感動していたから、今回の『HUGE』には頭が上がらない。

あれ、アナログ盤の話をしようとしていたのにうどんの話になってしまったが、まあ良い。年齢を重ねるとはそういうことなのか。そう、行きつけのラーメン屋が店を閉じてしまってからあまりラーメン欲がなく、しかもたまに食べると胃が痛くなったりとかするようになってきたから、これからはうどん中心のライフスタイルに移行していくのだろうか、とか思っていた矢先なのでやはり『HUGE』、素晴らしいな。

嗚呼、またこういう話に・・・。Lightshipsの「Electric Cables」を聴く。Teenage FanclubのGerard Loveのソロユニットである。TFCはCreationを離れてからは、勿論悪くないのはわかってはいるのだけれどもちょっと食指が伸びない、という不届き者の私ではあるが、GerardはTFC内でも技アリ、で且つ絶対的にポップな曲ばかりを作り出すソングライターなわけだから悪いわけないだろう、と聴いてみたのである。そうしたらやはり、のポップな中毒性の高いメロディがぼわーんとしたソフトなサイケ具合にフルートが印象的なバックに乗っかって流れてくる実に素敵なポップスアルバムになっていたから間違いないのであった。いや、もっとストレートなバンドサウンドな感じなのかな、とか思っていたのだがバックのもわんとした音の具合の層が半端なく、良い意味で曖昧な感じに仕上がっていて逆に彼のメロディセンスが浮き上がる形になっているのだった。そう、Spectrumの「True Love Will Find You In The End」とか「Indian Summer」とかの素晴らしい神的なEPを聴いた時のような、不思議と胸躍る感じを思い出して、ワクワクしながら聴いているのだった。本家TFCもちょっと「Howdy」以降をきちんと聴いてみようかしら、と心入れ替えるきっかけを与えてくれる1枚。そうしたらSonic Boomがリミックスする、とかって本当なんですか・・・?

あ、あと追記でドラムスがBrendan O'Hareってのも嬉しい。TFC〜Telstar Ponies〜Mogwai、という流浪の、しかも変にゴス志向だったらしい彼が元気なのがわかってなんだか、ね。