Fun 'n' Frenzy

今週の日曜日です!

tugumowa@Club SHAFT 2012年12月16日(日) 12:30〜19:00 ¥1500(1D) 
Electronica/Post Dub Step/Hip Hop/House/Techno/Rock/ and ALL GOOD MUSIC
Band Live/ umiuma
Live/ Masaki Saitou (Aoba Nu Noise), m-koda (Quat(out))
DJ
Kiyo (Quat(out)), tdsgk (Aoba Nu Noise), YUKKY (RUN), Aki (RUN), master (Street Dream), HASSY (Street Dream)
Selector
RAMBO (Aoba Nu Noise), chimayu (RUN)
VJ
ICHI, JUNJUN, emiri
Photo
chimayu

選挙の投票日ですがよろしくお願いいたします!あんまりナイーヴなことも言いたかないのだが、来年は平和な年であることを願って投票したいものである。あ、ちなみにこの日は私は多分15時くらいに回す予定になってます。時節柄、クリスマスの曲だらけで攻めても良いかなあ、とか思いますが果たして・・・?

ところで遂に私が住まう地方にも雪が降ったりして冬だのう、という気がビンビンである。幸いスタッドレスタイヤに履き替えてからの雪だったので何ら問題はなかったのだが、それにしても急に寒くなったので相変わらず季節の移り変わりは早い、という印象しかない。

そんな中先週の金曜日は長めで大きめな地震が来て、地震そのものの被害はさほどなかったものの、私の母方の実家がかつてあった鮎川に津波が来たり、避難した人がいたり、ガソリンスタンドの前には列が出来ていたり、と昨年のあの日の小さい再現のような感じで非常に嫌であった。

私個人は全く地震の被害はなく、交通機関の乱れ等による対応で職場でどたばただったくらいなので別に影響はなかったのだが、何かこう精神的にうわーまたかよ、とかそういう気持ちになってしまってちょっと動顛したものである。今では落ち着いたのだが、何かこの週末は緊張感があまり抜けなかった。

というか、地震が来る時のゴゴゴゴ、という地鳴りのような音に敏感になってしまって、揺れそのものよりも音の面での動揺が大きい。たとえば自分がいる建物の近くを大型トラックやバスが通る時にもゴオオ、という音が聞こえるわけでその重低音に、はっ、地震?となったりしてしまうから全く嫌なものだ。

頻発する地震のせいで地震には慣れた、とかちょっとやそっとではびびらねえな、という話も聞くのだけれども、私の場合は逆にびびりがちになってしまって、あまりにも頻発するからそういう音にはまたか、と身構えてしまってなんかあれだ、寿命が縮まるんじゃないのか、おい、という気がしてならない。

なんか年の瀬くらいは色々落ち着いて暮らしたいものだがのう。ということでJosef Kの「Sorry For Laughing」を聴く。幻のアルバムのアナログ再発である。とは言えCDでは既に正規ファーストアルバム「The Only Fun In Town」とカップリングOnly Fun in Town/Sorry for ...で出ていたし、私は日本盤でライヴトラックと一緒になったCD(Century盤。アマゾンにはないのか・・・)を持っていたりするので音源自体は「初のアナログ化」ということ以外にはさほど重要性はないのだが、なんせJosef Kなわけだから私は反応しないわけにはいかないのである。さて、この幻のアルバムはもともとファーストアルバム用として80年にレコーディングされたにも関わらず、気に入らないということで破棄されたものである。「The Only Fun In Town」と数曲重複しているが当然ヴァージョンが違う。こちらのアルバムをメンバーが気に入らなかった理由というのはあまりにも洗練され過ぎているから、というようなものだったらしいがなるほど、どこかちょっと一歩引いたような感覚が付きまとう。音の鳴り方や申し訳程度の蛇足な感じで加工がされていたりして、いかにもスタジオで頑張って作りました、という感じではある。ライヴ感が足りない、というのも不満の原因だったようで「The Only Fun In Town」のやたらと性急でガシガシの音でたたみかけるように聴こえる感じ、というのは大いに意図されたものだったのだな、ということを改めて感じることができる。とは言え、あくまで比較的、の話であってギャンギャンなる切っ先鋭いギターとかどたばたしたドラムスとか独自の路線を突っ走るベースとか美声でどこか引いた感じのようなPaul Haigのヴォーカルもかっこいいことはかっこいい。楽曲もなんでこれ没なんですか、というくらいの「私の考えるニューウェイヴ名曲集」に入りそうな曲がゴロゴロなので、まあ普通にこのアルバムから入ってもJosef Kの魅力はビンビンに感じられること間違いなしの1枚である。がしかし、今回のアナログ化の目玉はどっちかと言うとボーナスCDの方でJosef Kの前身TV Artのデモ音源が聴ける、ということでこちらの方は、あーそりゃあこの「Sorry For Laughing」の出来には満足できなかっただろうねえ、と頷かざるを得ないバッキバキにかっこいいアグレッシヴに脱臼したようなファンクとパンクが混ざったような音楽なのであった。うーん、しかし勿体ないくらいに短命過ぎるバンドだったなあ、とは思うのだけれどもそれ故の爆発ぶりがやはりここでも眩しいのであった。