Exposure Scales

告知です!今度の日曜日です!

Quat(out) @clubADD 2014年4月20日(日)19:00〜 \1000
Guest DJ : DJ Yui, tdsgk
Live : Rectra (m-koda × OBT a.k.a CONTRAIRE), Satoshi Kanno
DJ : Qiyo

選曲しなきゃ、と思いつつまだしてませんが、荒々しくやるつもりですのでよろしくお願いいたします!

そして

4月26日土曜日は、荒吐ロックフェスにUKからやってくるULTERIORのアフターパーティ@diningbase fam

ということでfam名物イヴェント「UNITED」の一員としてDJさせていただく予定です。まだ詳細は未定ですが是非ふらっとでも遊びにいらしてください!

で次の日は

AOBA NU NOISE×Crunch Club×LEF!!!CREW!!! "THIS IS HARDCORE" release TOUR 2014@Club SHAFT 2014年4月27日(日)19:00〜ADV/2000yen DAY/2500yen
Guest Act/ LEF!!!CREW!!!(Reclash Entertainment), LUVRAW(PAN PACIFIC PLAYA/MAGNETIC LUV)
Live Act/-W-(Waikiki Champions), masaki saito
呑処 / 神
DJs/AOBA NU NOISE CREW(tdsgk/RAMBO/SISINOBU/EITO/KIYO), CRUNCH CLUB CREW(TAKABUN/GEN/TOMOKI/TEDDY/RIO), K.Y.Y.K
MIC / Onji

今回ドリンクは別料金になりますが、大層大変な夜になるかと思いますので是非よろしくお願いいたします。オープニングから、素敵なEITOくんと2人でバックトゥバックでやると思いますので、夜7時からお待ちもうしております。EVOLとは違う感じになる、というかEVOL再現は不可能なのですが、色々面白がっていただけると幸いです!

さて、かくもモノトナスな日常を送っていると、なかなか突出した出来事など何もなく過ぎて行くものである。日が昇り、起きて、仕事に行き、日が落ちて、帰って、寝て、という繰り返しになりがちである。と考えるとかくも人生は空しいものに思えてしまうものである。しかしひとたび生まれたからには、そういう流れには全力で抗わなければならない。ということで、私は最近食事をするたびに、その美味しさを必ず考えるようにしている。

今の世の中、相当の美食家(『美味○んぼ』に出てくるあの仲の悪い親子とか)でもなければそうそう不味いと感じるものに出会うことは少ないのではないか、と私は思う。となれば美味しいもの、もしくは美味しい部分を記憶にとどめることってのは相当簡単なことであろう。例えば一昨日久々にお店で食べたとんかつ、昨日家で作って食べた餃子、今日食べた昼の弁当のわかめナムル、どれもその美味しかった点を記すのは簡単だ。もの凄くサクサクとしていて甘いパン粉の衣と柔らかいひれ肉で感動したとんかつ、私がClock DVAAdvantageを聴きながらめっちゃ手でこねてから包んだ、ニラとネギと豚ひき肉のふんわりとした水餃子、もともとのわかめが美味しいのはもちろんのことながらごま油と生姜で味がばしっと決まったおかずのナムル、どれも鮮明に思い出せるのは、食べている時に、うわこれは美味しいな、これが原因かな、と考えながら食べているからに他ならないのである。

何を下らぬ、と思われる向きもあるかも知れないが、一日のうち大体3回くらいは決まってある機会を逃して人生をスルーできるほど平和に生きているわけではないのである。というかどうでも良い感じで食事して生きている人のことを信じることはできない。たとえどんなに忙しくてもその時の食事に関して表明するとかしないとかは置いておいて、何らかの感想を持つことがないことはないはずである。なんら特別に上等なものでなくても、たとえそれがカップそばであっても、コンビニのおにぎりであっても、である。だから私は何があろうと食事の際には、どんなに慌ただしくても何かしながら食べる、ということは避けて落ち着いて食べるようにしている。そして黙々とその美味しさを考えながら食べるようにしているのだ。

と書くと何か気持ち悪い人のように思えるかもしれないけど、日々のルーティーンこそ色々じっくり落ち着いて色々考えながらやらなければいけないのではないだろうか、と強く思う。今日の昼に何を食べたっけ、とかその日の夜に思い出せない人生なんて、生きている意味なさすぎるのではないか、と個人的に思うのだけれどもどうだろうか。

もし貴兄貴女がタイのお坊さんとかだったら上の話は全然スルーしてもらって構わない。彼らは食事は単に命をつなぐためだけであって、美味しいとか感じてはいけないらしいのだから。でもそうでなかったら、ねえ。人生短いし、しかもそんなに日々悦びが転がっているような人生とか送っていない筈だから、ちょっとしたことでも色々努めて何かしなきゃいけないんじゃないのかな、とか思うのだけれども。

食事だけに限らず聴いた音楽とかに関してもそれは同じことだと思う。ということでKassel Jaegerの「Toxic Cosmopolitanism」を聴いたのだった。Editions Megoからは2枚目のアルバム(共作入れると3枚目)になる。この人は現在のGRMのメンバーだったりするので、もう電子音響的、というかドローン的な音であることには間違いないのだが不思議とどの作品も、いやーどうしたらよいかわからんなあ、という突き放した感じにはならずに必ずや取っつきやすさがあって何故か大好きである。Senufo Editionsから出たアルバムもそういう魅力が全開だったが、今回のゴングやらフルートやらバラフォンやらの音素材を使いながら、結局単なる音塊になっていてどれがどの楽器の音なのか区別もつかない挙句に、A面B面全く同じ音素材を使っているにもかかわらず、そして結局は音の塊的ドローンになっているにもかかわらず全く違う手触りの音になっている新作を聴いても、小難しいことは一切抜きにして実に肩の凝らない作品になっているのは不思議だ。彼が作品にかかわっているRobert Hampsonの作品とかSuspended Cadences [Analog]Signaux [Analog]勿論大好きなのだが彼の作品がちょっと似た質感がありながら鉱物的な冷たさがある作品だとすれば、彼の方はもっと体温があるとか、という抽象的な物言いに終始してしまうのは非常に口惜しいものがあるのだが、メロディやハーモニーと言ったものを超えたところでそのような感覚を与えてくれる、というのが実に面白いよなあ、と勝手に思って今日もターンテーブルにとっかえひっかえ彼の作品が載っかっているのだった。