Forget

明日!

Gaslight@ロジー 2014年4月30日(水)20:00〜 無料!!!

出演者不明、という恐ろしさしかないイヴェントなんですが、おそらくカールくん、勇光くん、マサキくん、カッツくん、鎌田くんは確定かと思いますので彼らの歌声を聴きに、そして酒相撲に参加お待ちしております。

私はムード盛り上げ楽団akaDJとして頑張りますが、問題なのは今日お休みだったのでそれはそれは気合い入れて部屋のCDを片づけまくってしまったこと。2時間半くらいかけてCDを片づけて一息ついた瞬間に、あ、明日・・・、と思い出したのでした。よって恐怖の「棚から一つかみスタイル」でやるかも知れません。td家のCDがどんな感じなのか、日頃のDJでは窺い知れない闇を見たい貴兄貴女は是非、ってそんな大それたことないのですけれども・・・。オープンからやりますのでよろしゅうに!

さて土曜日のUlteriorアフターパーティ、日曜日のLEF!!!CREW!!!とLUVRAWさんをお招きしたAOBA NU NOISE、お疲れ様でした!土曜日のニューウェーヴ酒場UNITEDはバックトゥバックにより新しい境地、プラスゲストさん方のそれぞれの趣向がはっきり出た選曲で大層楽しかったです。日曜日はLEF!!!CREW!!!の死人出るんじゃないか、というハードコアな、でも楽しいプレイにLUVRAWさんのメロウ極まりないライヴ、で昇天しました。しかし両日とも面白かったなあ・・・。やはり日頃感じることのできないようなヴァイブスを両日とも感じることができたので、全くノリの違う2夜のパーティでしたが個人的には良い経験ができました!

ただ月曜日の疲労感は半端なかったです。それを逆手にとって異常なテンションで1日乗り切ることができたのは、まあ年の功、ですかね、足の裏のエグイ痛みは耐えがたいものがあったのですが・・・。

ということで今日は休みだったので棚作ったり街にお出かけしたりしたのだった。街は休日だったから混んでいたのだが、ある程度の人ごみは恋しい寂しがり屋としては(?)全然問題はなかった。

ただ、歩道で私の前を歩いていた若い女性が突然バックしてきたのにはびっくりした。本当突然、である。人間ならば普通、方向転換する時、または何かを思い出して戻る時ってもうちょい周りに気を遣う、というかそもそも突然後ろ歩きなどしない、と思うのだが彼女はしてきた。そして身体と身体がぶつかりあうことはなかったが、彼女は私の白いスニーカー、MHLのオールスターを踏んでいったのだった、かかとで。そして何ら謝りもせずに去って行った。

まあ、相手が人間だったらその場でドヤしたい、と思うものだが、人間が普通しないような行動をしていたのだから多分「彼女」、と私が思っていた「アレ」は何か機械なのだろう。だからああいう動きをしたのだろう。もしかしたら操縦している人間がどこかにいたのかも知れないから、あれはしょうがない事故だったのだろう、と思うことにした。皆さんも仙台の街には人間ではない、女の形をした謎の物体が、人間で言うところの「歩行」ということをしているから是非気をつけてください。

しかしだな、白いスニーカーって汚れやすいから、まあ今回は変に汚れることは避けられたけれども何かと気になったりもたまにする。ましてや今回の事故のように踏まれたりすると、靴の裏の模様が残ったりする可能性だってあるからなかなか落ち着かない。昔アメリカではElvis Presleyだって(正確にはCarl Perkinsだが)歌っていたではないか、「俺をぶん殴っても、顔を踏んづけても、いたるところでののしっても、家を燃やしても、車を盗んでも、俺の酒を飲んでも、何しても良いから、ただ俺の白いMHLのオールスターだけは踏んづけないでくれ」ってね・・・。

ロックンロールの古典は良いことを言うもんだなあ・・・。青いスウェードの靴は履いたことなんてないけれどもBen Wattの「Hendra」を聴く。31年ぶりのアルバムである、って・・・。Everything But The Girlの94年までのアルバムが全てデラックス再発されていたので彼のギターやヴォーカルに触れる機会は結構ここ最近でも頻繁にはあったのだが、こうして彼の名前でどーんと出るのはなお一層感慨深い。ドラムンベース〜ハウスへと方向性をシフトしていった90年代後半のEBTG以降、彼もハウスDJをしているとかハウスのレーベルを運営しているとかリミックスしている、とかそういう話題しかなく、更にTracey Thornの方はアルバム出したりしているのに彼の方からは何らそういう話も聞こえず、もうないものなのか、と思っていたわけだから素直に嬉しい。Traceyのクリスマスアルバムで久々に共演、とかアメリカの小さなレコード屋でライヴ、とかそういう話題が聞こえ始めたあたりから期待していたのだがその期待を大きく上回る傑作である。まず聴いて思うのは、あれ、彼ってこういう声だったっけ?ということである。彼の声を音源で最後に聴いたのは90年代だったし、ここ最近は再発盤で彼の声に触れていたわけだから突然今の声を聴くと、あら随分低くなったものだな、と思わせられる。まあ色々な文脈でいまだに言及される彼のソロはさっきも述べたように31年前なわけだから20歳の時と50代の声じゃあ大きく違うだろうし、というものである。とは言えそれくらいである、違和感を感じることと言えば。しかも聴いてると全く違和感でもなんでもなくなってくるものだったし。Bernard ButlerやDavid Gilmourが参加したり、奥さまのアルバムのプロデューサーであるEwan Pearsonが参加していたりするが、良い意味で青さと落ち着きの混ざり合った、打ちこみなしの基本鍵盤入りのバンドサウンド、もしくはエレピ弾き語り、というシンプルにもほどがある音である。しかしそれでいて全く過不足を感じないのは流石の巧みなソングライティングと優しい美声のヴォーカルのお陰なのだった。たとえ次のアルバムが31年後に出ても構わないなあ・・・、と思わせてくれる猛烈な大傑作。「North Marine Drive」North Marine Driveと同様、もしくはそれ以上に31年間聴き続けることにも十二分に耐えうる作品である。

ちなみにアナログ(上のリンクでの左側)にはCDのデラックスエディション(デモとかライヴとかの音源が4曲追加)と同内容のダウンロードクーポンが付いてくるので大層お得である。大きいアナログサイズでこのジャケ見ると、なお一層何故かグッと来るのだな・・・。