Love Removal Machine

えっと急な告知ですが

トダ!ないと〜40歳アニバーサリーパーティー@diningbase fam 2014年11月3日(月)←祝日 料金:1000円(1D) open 18:30〜

fam様のご厚意により、タイトル通りの宴を開催する運びになりました。かなり本気で気恥ずかしいですが、そこら辺のことは置いておいて、私が80年代から2010年代までのお気に入りの楽曲プラスオールタイムフェイヴァリットを40歳だから40分×5セット回す、というイヴェントみたいです。ゲストさんもいらっしゃるみたいなんですが、基本的に私がこれまでの人生でやられてしまった音楽をかけ倒す夜になるようです。もしよろしかったら遊びに来てくださいませ、よろしくお願いいたします。本当に1週間切ってるので急な話と言えば急なのですが、人がいっぱいいた方が楽しいと思いますのでお願いですから遊びにいらしてください。

ちなみにイヴェント自体のDJスタートは19時からで、19時から40分間2010年代、20時から40分間2000年代、21時から40分間1990年代、22時から40分間1980年代、そして23時20分から40分間オールタイムフェイヴァリット、という感じで私が曲をかけるみたいです。遡る感じですね。楽しんでいただければ幸いなのですが、少なくとも色々聴ける夜になるかと思いますので、よろしくお願いいたします。なんかこう、自分では絶対に企画しないようなイヴェントなので逆に面白いかなあ、とか。多分MBと少女時代とCulture ClubとChapterhouseとOriginal Loveは聴けるんじゃないかなあ、と思います。重ねがさねよろしくお願いいたします。しかしこないだのNew Wave講習会と言い、何か自分が主役、的な感じってどうも居心地が悪くて、同時に申し訳ない気持ちになるものだなあ・・・。

先週末は代々木でPete AstorとPat FishとThe Monochrome Setを観て一番お目当てだったPeteさんとは会話までしてしまって、次の日には南青山でArto Lindsayを観てそこでも知りあいに会って、それから渋谷で40代、30代、20代の友人とマイフェイヴァリット居酒屋の天狗で皆一緒に飲み、中古レコード的には海外から買っても良いかなー、とずっと思っていた2枚に新宿と渋谷で出会って中古レコード的旅は終結し、更にそこまでではないもののあったら欲しいな、というレコードやCDに出会ってしまったのでマジ人生総決算か、と思っている。挙句の果てには上記イヴェントである。これで死んでしまっても誰も驚かないのではないか、という日々ではあるがまだしぶとく生きていく所存であります。今日もレコードが取り置き期限切れて強制発送されて届いてしまったりしていたわけだし・・・。

The Cultの「Electric Peace」を中古で買えたのは嬉しかった。これはその名の通り87年リリースの、Rick Rubinプロデュースでいきなりシンプルでソリッドなハードロックになってしまって衝撃だった「Electric」Electricと、その元となった、それまで路線の名残が強い「Peace」というお蔵入りアルバムをカップリングした2枚組である。この「Peace」というアルバムはその前の「Love」Love (Omnibus Edition)とタイトル通り対になるようなアルバムでプロデュースもやはり同じくSteve Brownである。こうして聴き比べてみるとハードロック志向とそれまで路線のせめぎあいみたいなものが「Peace」からは感じられて面白い。「Electric」は本当にシンプルなロックンロールだったわけだが、「Peace」は若干の煌びやかさが感じられて、でもヴォーカルや演奏は明らかにそれまでのノリでは収まりきれない具合になっていてちょっとハレーション起こしているような、そういう感じである。同時に重厚なギターの重なり音処理とかがちょっと胃もたれ起こしそうな勢いだったりして、結果ここに収められている曲のいくつかは「Electric」で最適な感じに落ち着いたんだなあ、ということが窺いしれて80年代半ばあたりからの試行錯誤が手に取るようにわかるので実に深く感動できたりする。更に面白いのは89年の「Sonic Temple」Sonic Temple辺りからは逆にこの「Peace」に近いような音作りになっていったりするわけで今だからこそ、このお蔵入りだった「Peace」の存在が大きな意味を持っていたのだな、とか見えてくるのであった。再結成したりとかしてやってはいるけれども、何だかこの時期の勢いみたいなものは試行錯誤の結果故だったのかなあ、とかいう発見もあったりして今回ユニオン中古館で安く出会えて嬉しかった1枚(あ、2枚か)である。