Limits Lie

今夜です!!

Yipes!@Club SHAFT 2014年10月22日(水)20:00〜 DOOR/1,500yen(1D)
DJs: Carl, Kenta_xxx, Rambo, tdsgk

天気あんま良くないっぽいですが、夜には晴れる!私は今回は非常にランダムに選んだレコードのみでやりますが、tdsgkのダンスクラシックス、的様相を呈していてこれは・・・。是非よろしくお願いいたします!そしてRambo氏のライヴが・・・?

そして

AOBA NU NOISE芋煮スペシャル@Club SHAFT 2014年10月26日(日)20:00〜DOOR/1,500yen(1D)
Live Act/-W-(Waikiki Champions), masaki saito
呑処 / 神
DJs/EITO, EVOL (from LoveRecords), RAMBO, SISINOBU (ZUNDOKO DISCO), KIYO (quat(out))

芋煮もありますが普通にイヴェントも進行する秋のカオス!よろしくお願いいたします。レギュラーだけの時が一番濃厚です、AOBA NU NOISE。私は諸事情あってCDだけでやるかなあ・・・。

さてこの間誕生日を迎えた私であるが、まあ相変わらずレコードやらCDやら買っては聴いているわけである。たまに、あれ・・・、失敗したかな?というものもあるのだがいまだに、うおおお俺はこの音楽が好きだあああああああ!というものにぶち当たりまくっているのは実に幸福なことなのかも知れない、ある意味では。

今月は大当たり過ぎて、Ludusのコンピを安く入手して聴いて、これだ・・・、となったし原マスミの「イマジネイション通信」イマジネイション通信 +2 (紙ジャケット仕様)を入手して聴いて、嗚呼、これだ、俺の好きな音楽はこれしかない・・・、となったりした。

もちろん「これだ」とか「これしかない」なんてのは一時の盛り上がりの気分なのでまた色々聴くのだけれども、こんな風に日々なかなか落ち着いて音楽を聴く時間なんて取ることも難しくなったりしている生活の中で、色々な障害をくぐりぬけて出会えた音楽がこんな風に切り込んでくると、それは何かもう悦び、とか言えるんじゃないかなあ、とか思ったりするのだった。

いや、何か「まあ、音楽も好きだけど他のものもさ」とか「新しく聴かなくても十分かな」とか言って冷静さを表明してみたいし、何かそっちの方が40歳としてはクールなんじゃないのかな、とか思ったりもする。「音楽?昔は凄く聴いてたけどさ」みたいな。でも、そっちの方に頭向かう前にそれの何倍もの勢いで楽しい音楽に出会ってしまったりすると興奮してしまって、まあ、上記のような思ってもいないこと、なんて言える精神状態にはならないのだな。

まだまだ大人になれないねえ、なんてフレーズが思いついたのだけれども、さて大人になる、ってなんだろう?とか新しい疑問が湧いてきたので止めておこう。ただ、毎回広告のエグい週刊誌を毎週無批判に読んで、政治に疑問を抱かないで、原発はこの国に必要だとか言って、自分のことだけを考えて発言できる、ってのが「大人」なんだったら、大人になんてなれなくて十分だし、そんな「大人」どもは害悪だから早く、一刻も早く姥捨て山に連れていった方が良い。

Jamie Tの「Carry On The Grudge」も聴いて「うおおこれだあああ」となった新譜だった。5年ぶりのサードアルバムである。ファーストPanic Preventionもセカンドキングス・アンド・クイーンズも大好きだったので、随分名前聞かないなあ、とか思っていたけどそれは皆同じ思いだったようでいろんな推測が乱れ飛んでいたようである。人懐っこいコード進行にヒップヒップホップみたいなビートに乗っけて半分ラップのように、詰め込まれまくった歌詞をマシンガンのように歌う、という音楽性がファーストとセカンドの頃を特徴づけていて、それがまた凄く格好良かったし、Trouble FunkとAngelic Upstartsのサンプリングが混在するような、まるでファーストのジャケットそのままみたいなごちゃっとした感じもまた凄く良かった。しかしてこのサードは、めちゃめちゃたくさん作った曲の中から厳選されただけあって非常にしっかりとしたポップな「唄」が凝縮されたアルバムになっている。半ラップでまくしたてる曲は影を潜め、実に、そうだのう、あえて言うならギターポップ、なんて言ってしまっても全く構わないようなアルバムなので最初はかなりびっくりしたのだが、昔の勢いは失われていないそのままの感じで、バラードっぽい曲も交えてあっという間に終わってしまう。大体昔っから泣ける感じの曲はアルバム中に散りばめられていて、私にはそこが凄く魅力的に思えていたのだけれどもそれが前面に出て来た、ということなのだろう。だから、落ち着いた、とかそういう言葉は全く似合わないけれども、Tシャツに短パンばっかだった青年がいつの間にかバシッとスーツも似合うような感じになった、という格好よさがある1枚である。良い新譜は沢山出てるけれども意外なところで大傑作、というこういう出会いがあるからまだまだ止められないんだなあ・・・。