This Town Ain't Big Enough For Both Of Us

今月末ですよ皆さん!

AOBA NU NOISE@Club SHAFT 2014年11月30日(日)20:00〜ADV/1,500yen, DOOR/2,000yen 共に別途1D
Guest Live Act/佐伯誠之助、#mp3syndicate
Live Act/-W-(Waikiki Champions), masaki saito
呑処 / 神
DJs/EITO, EVOL (from LoveRecords), RAMBO, SISINOBU (ZUNDOKO DISCO), KIYO (quat(out))

よろしくお願いいたします!この日は昼間には濱田多聞氏のライヴもあり、且つその後結婚パーティにEVOLは参加、からのAOBA NU NOISEなので廃人になってる可能性もありますが、私はDJもしますしドラムも叩きます。最近白髪増えてきたところで、ここで一気に加速しそうな1日になりそうですが、頑張ります。

さて最近寒い。私の職場は廊下とか馬鹿みたいに寒いのでウォームビズだなんだ、とか言われる前に自衛しないと大変なのである。ということでスーツではちょいと寒い昨今、ユ○クロのコーデュロイ上下が大活躍である。私は同じ黒のコーデュロイ上下を2着着まわしているのであるが、さすがにちょいとくたびれてきたので、やはり○ニクロで9月くらいにツイード調の上下を新たに購入してこの冬を乗り切ろうとしていたのだった。

でその件のツイード調の上下を今日意気揚々とおろして仕事に着て行ったわけだが、裾上げしてもらってナイスな長さになっている筈のズボンがどうも、仙台弁で言うところの「いずい」状態であった。ちなみに、いずい、というのはどうも違和感がある、という意味であるが時折、「いずい」という表現を超えるニートな表現ってないんじゃないかな、って思うくらいふと口をついて出てしまう言葉である。あと私が好きな方言は「めんこい」と「まつっぽい」であるが、ここで方言の話がしたいわけではないのでここら辺で収束させよう。

そう、いずかったのである。なんかかかとに裾がひっかかるのである。どうやら右は良いとして左がどうにもこうにもいずい。人間左右対称と思いきや、全く別人か、と思うくらい身体の右と左では異なっているものであるからして、こんなに俺は右脚が長くなっているものなのか、そういや右利きだし、車の運転も右脚ばかり酷使するし、靴も右側の減り方が極端だしなあ、と思ってなんとなく一日やり過ごした。

そして帰宅して、着替えて、むむ、待てよ、と思って脱いだ件のツイード調のズボンを床に置いて長さを調べてみたら、何とまあ左側が右側に比して約2センチくらい長いではないか!!ということで即ユニ○ロに電話して無料で更なるお直しの約束を取り付けたのだが・・・。

いやー、こんなエントリ書いた翌日にこんな事態なので、世の中どうなってんだ、と思っても不思議ではないであろう。ちょっとさあ、皆もうちょいしっかりしようよ・・・。連続して色々あると、もう何をどう信じて良いのかわからなくなってくるよ・・・。

しかしこういう事書くと、お前の脚がもっと長ければ問題ないじゃないか、お前のせいだ自己責任だ、とか言われそうな世の中、インターネットの世の中ですよねえ、最近。まったく気持ち悪いねえ・・・、と勝手にどんどんネガティヴなフィーリングが高まってくるからたまらない。その上で昔はもうちょい世の中穏やかじゃなかったか、少なくともうるさくなかったんじゃないのか。背景とか事情とか、そういうことも知ろうとせずに表面上の言葉だけ捉えてわけもわからず正論だけで世の中乗り切ろうとする輩を馬鹿にしても良い土壌があったんじゃないのか、とこういう気持ちはエスカレートする一方だ。そういうわけで今、勝手に仮想敵みたいなのがどんどん眼前に現れてきてしまっているから、嗚呼お前らうるさいんじゃあ、と仮想敵に向かって日本刀を振り下ろしたところである。ふう、すっきりとした・・・。

このパラノイアックな状態は本搾り(グレープフルーツ)〜とれたてホップ一番搾り〜まろやか緑茶割り、というアルコール飲料350ml×3が燃料となっていることは否めない。全く、早く帰宅出来たら出来たでこれだから・・・。まあ、Siouxsie And The Bansheesの「Through The Looking Glass」を聴いて落ち着こう。87年リリースのカヴァー集がボートラ付きでリマスターされて出たのでにこにこしながら聴いている。ちなみにこれでバンシーズのアルバムは最終作まで全てリマスター完了なのだが、今回の再発、日本盤紙ジャケ出ないのですか・・・?こないだのリマスター再発の時は全部紙ジャケになったものだが・・・。ということで輸入盤をまとめて買ってしまったのでこれから紙ジャケ出ますよ、とか言われても発狂するだけの状態なのだがそんなことはどうでも良い。これは私の今までの人生で一、二を争うくらい聴いたアルバムである。Sparks、Kraftwerk、The Band、The DoorsIggy PopJohn CaleRoxy Music、Television、更には映画『ジャングル・ブック』のサントラ、Billie Holidayの名唱でお馴染み「Strange Fruit」という実に良い感じの、言ってしまえば素晴らしいバンドによる、素晴らしいアーティストの楽曲の素晴らしい解釈集、である。当時中学生だった私は大体オリジナル曲を知らなかったが、気がつけば今や全曲オリジナルも愛聴、という状態になっているのでいやはや刷り込みとは恐ろしい。ということで今ではオリジナルとの比較、なんてのもできるわけだが基本オリジナルのエッセンスを生かしながらこの時期のバンシーズらしさが全開の、オリジナルアルバムの流れに組み込んでも何ら遜色のない傑作である。プロダクション的に演奏の迫力よりもSiouxsie姉御のヴォーカルが前面に出まくっているきらいはあるのだけれども、Budgieの繊細な暴れ太鼓も、Stevenのぶっといベースも、アルバム2枚でいなくなってしまった元Clock DVAのJohnのシューゲイズ先取り的な音もあれば切っ先鋭い音も全開のギターも、ゴージャス目なストリングスとかホーンとかの音も、それぞれ今回のリマスターでよりくっきりとしているのが嬉しい。まあ上記原曲アーティストが気になったらば聴いて全く損はないアルバムだが、今回の再発ではボートラでThe Modern Loversの「She Cracked」のストレートなカヴァーが収録されていて血圧が上がったところで、今までアルバムにも収録されず黙殺され続けてきた、このアルバムの後の新体制バンシーズによるオリジナル曲「Song From The Edge Of The World」の7インチヴァージョンが収録されているので(あと収録曲のチョップされまくりのリミックス2ヴァージョンも)、もう「ボートラなんてさ・・・」という物言いが通用しない世界になっている。いやー、久々に聴いても冒頭のSparksカヴァーのドラムの音だけでまた一気に引きずりこまれてしまうのである、バンシーズワールドに。