And The Darkest Hour Is Just Before Dawn

csgb @bar fam 2019年7月26日(金)21:00~ ¥1500(1D)

Guest DJ: iamhonami

DJ: 5atoru, shinshin, tdsgk

 

  よろしくお願いいたします!そして8月は野外が一個?初のお店が一個?そしてcsgb?という感じになるかもです。

 

ということで退院したのである。まあ検査入院なので予定通り退院したわけであるが、いやー最後の検査がキツかった・・・。5時間くらいずっとベッドに横になり点滴を両腕に刺しながら採血して、と言う感じでなによりも人よりは強靭だと思っていた私の腰が悲鳴を上げた。おかげで、退院して帰宅の際も途中中華そばを食べつつ地下鉄と電車を乗り継いで、と目論んでいたのだが、ギヴアップしてふらふらになりながら病院から家まで禁断のタクシーを使ってしまった。

 

大分たくさん血を抜かれたせいなのか、それとも朝6時半からずっとベッドに拘束されていたせいなのかわからないが、帰宅してからもふらふらで結構しんどかったのだが、それでも車に乗り込みセヴンイレヴン2件、佐川急便、クロネコヤマト、と私が不在の間保管しておいてもらったレコード群を死力を振り絞って回収し、またUKからのレコードを家で受け取ったり、とかなり頑張ったのであった、って阿呆か、と思う向きもあるだろうが、これこそが私の生の証、と自分に言い聞かせてやり切った自分を褒めてあげたい。

 

で、家でYabby YouとKing Tubby 

Walls of Jerusalem (with unreleased mixes and studio outtakes) [輸入アナログ盤 / 2LP] (PSLP103)_739 [Analog]

Walls of Jerusalem (with unreleased mixes and studio outtakes) [輸入アナログ盤 / 2LP] (PSLP103)_739 [Analog]

 

 のアルバムとかFaye Webster

Atlanta Millionaires Club (カラーヴァイナル仕様)

Atlanta Millionaires Club (カラーヴァイナル仕様)

 

 とか聴きながらしみじみ思ったのだが、イヤフォンというかヘッドフォンでなく、空気中に流れてくる音楽を聴く、というのはなんと至福の、贅沢な時間なのか、ということである。別にヘッドフォンでのリスニングがどうこう、というのではなく私の場合、昔ながらのそういうスピーカーから大気中に放たれる音楽をフリーに聴く、ということが大事なんだな、と改めて実感した、そういうことである。

 

多分私の場合、頭がでかい、とか耳の形が左右で大きく異なりなんだかイヤーピースがはまりにくい、とかそういうまず音楽を聴く前に身体的にひっかかる部分が多いので、あまり没入できないのであろう、逆に。だから、スピーカーの前、もしくはちょっと離れたところでひっくり返りながら聴く音楽、これが至福だな、と思ったのでもうできればあまり入院とかしないで過ごしたいものである。まあ個室に入院、という手もないわけではないけれども、いや、それ以前に入院しない、ということが良いな。

 

ということでDaniel Schmidt And The Berkeley Gamelanの「In My Arms, Many Flowers」

IN MY ARMS, MANY FLOWERS [LP] [Analog]

IN MY ARMS, MANY FLOWERS [LP] [Analog]

 

 を聴く。サンフランシスコの現代音楽界隈で活動していたDanielさん主導の、カセットテープのアーカイヴから採録されたアメリカンガムラン、という趣のライヴ録音2トラック、スタジオ録音2トラック、CDはもう1トラック、というアルバムである。伝統的なジャワのガムランを研究してきた後にオリジナルのガムランを、という試みの作品群であるが、これが最高に気持ち良い。隙間が多く、そこに残響が長すぎない各楽器の音色が絡み合い、非常に瞑想的であると同時に、どこかメロウな、雨の日に刺してくる太陽の明かりのようなミニマルなメロディが浮かび上がってくるのは至福、と言えよう。ということで明日からまた仕事かー、とか吉本とかマジでどうでも良いわ、とかそういう腐った気持ちを追い払う(キミドリ)

"オ・ワ・ラ・ナ・イ?OH,WHAT A NIGHT!"

 

 のにうってつけな1枚。