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 クリスマスプレゼントに迷ったら是非こちら!

 

私の場合、職場がキリスト教関係なので、24日と25日は大変めでたい、ということで仕事が休みなのである。私自身は神様系全く関係ないのだけれども、お休みは大変に素晴らしい。

 

でも何か、クリスマスの良い感じの思い出、というのはあんまりない。幼い頃大雪が降って停電した記憶、とか中学3年の担任の先生の家に何人かで遊びに行って、クリスマスのホールケーキを切る、という段になって包丁を熱した方が切りやすい、ということで熱したら熱し過ぎたようでケーキの断面が焦げていたという記憶、とかその際のプレゼント交換会で自分が買って持って行ったテキトーなペイズリー柄のバンダナ(確かタワレコでLevel 42のベスト盤

レヴェル・ベスト

レヴェル・ベスト

  • アーティスト:レヴェル 42
  • 発売日: 1989/12/16
  • メディア: CD
 

買ったついでにタワレコの階下の店で激安でテキトーに買った奴)が結局2回やっても毎回自分のところに回ってきたので仕方なく持って帰った記憶、とか高校生になって他校の女子生徒たちとなんかご飯でも食べる、という流れになりそうだったけどそそくさと私は退散してThe Sisters Of Mercyの「Doctor Jeep」 

Doctor jeep [Single-CD]

Doctor jeep [Single-CD]

  • メディア: CD
 

買って帰った記憶、とかその次の年には女子校(私の高校は当時は男子校)の生徒と何人かでボーリングに行ってなんかご飯でも食べる、という流れになりそうだったけど結局ボーリングだけでそそくさと私は退散してタワレコで「I'm Your Fan」

I'm Your Fan

I'm Your Fan

  • アーティスト:Various Artists
  • 発売日: 1991/11/26
  • メディア: CD
 

買って帰った記憶、とか大学4年生の頃に39度くらいの熱出して寝込んだ記憶、とか大学院生の頃にレコード店のバイト中、休憩で同じビルのパスタ屋で晩御飯食べようと思ったら物凄い混雑ぶりで休憩時間オーヴァーした記憶、とかその日のレコード店は異常に暇だった記憶、とかまあ30歳になってチーズフォンデュを家で初めてやったら器熱し過ぎて器が割れてチーズが溶岩のように流れだした記憶、とかそういうことしか記憶にないから、嗚呼私が芸能人で「クリスマスの思い出は?」とか聞かれる立場になくて良かったなあ、とホッと胸を撫でおろす日々、である。

 

でも、クリスマスのアルバムは大好きである。

A VERY SPECIAL CHRISTMAS

A VERY SPECIAL CHRISTMAS

  • アーティスト:V/A
  • 発売日: 1991/10/21
  • メディア: CD
 
Tinsel & Lights

Tinsel & Lights

  • アーティスト:Thorn, Tracey
  • 発売日: 2012/10/30
  • メディア: CD
 
A Very She & Him Christmas

A Very She & Him Christmas

  • アーティスト:She & Him
  • 発売日: 2011/10/24
  • メディア: CD
 
Christmas Party

Christmas Party

  • アーティスト:She & Him
  • 発売日: 2016/10/28
  • メディア: CD
 
クリスマス・イン・ザ・ハート(紙ジャケット仕様)

クリスマス・イン・ザ・ハート(紙ジャケット仕様)

 
Xmas Present for You From Zero Hour

Xmas Present for You From Zero Hour

  • アーティスト:Various Artists
  • 発売日: 1995/11/07
  • メディア: CD
 
KYLIE CHRISTMAS-SNOW Q

KYLIE CHRISTMAS-SNOW Q

  • アーティスト:MINOGUE, KYLIE
  • 発売日: 2016/11/25
  • メディア: CD
 

 

とか枚挙にいとまない。というか、多分私はクリスマスソング的な曲、が楽曲的に凄く好きなんだと思うのだった。

 

そしてクリスマスの時期にリリースされるシングル、というのも何だかスペシャルな感じで思い出深いものが多い。


Saint Etienne (ft. Tim Burgess) - I Was Born On Christmas Day (Dec 1993) | TOTP2 BBC2 2007


Cocteau Twins - Winter Wonderland


LOW-blue christmas


Fairytale of New York (feat. Kirsty MacColl) [Top of The Pops Dec 1987]

配信、とはちょっと違う記憶への残り方をするんだよなあ。Eurythmicsの「Miracle Of Love」とかErasureの「You Surround Me」とかも全然クリスマスの曲ではないけれども、シングルカットされてリリースされたのがクリスマスシーズンだったので、結びついてクリスマスの時期の曲、となっている。


Eurythmics, Annie Lennox, Dave Stewart - Miracle of Love (Official Video)


Erasure - You Surround Me (Official HD Video)

 

ということで結局「クリスマス=クリスマスソング」といういつものようなオチがついたところで結局Cabaret Voltaireの「Shadow Of Fear」を聴いている。

Richard H. Kirkのソロユニットになってしまってはいるのだが、なんとこの名義では26年ぶりの復活作、である。勿論他の名義でも無数にリリースはあったわけでここに来てこの名義でアルバムを出すからには、ブログのタイトルに「Nag Nag Nag」なんてつけている人間としては正座して聴かなければならない、ってものである。アナログの2枚組で聴かねばならない、ってものである、たとえ片面2曲ずつ33回転の2枚組、で計8曲、なんていう余裕を持ったフォーマットであったとしても・・・。音としては紛れもなくCabaret Voltaireのそれ、であるが果たして「キャブスの音」って一体なんだろう、という根源的なことを考えるきっかけにもなるアルバムである。つまり、時に強靭だったり時にチープだったりするエレクトロニックなビートの上にサンプルやらコラージュやらを散りばめた感じ、でCabaret Voltaireの名の下にリリースされればそれがキャブスの音、ということなんだな、と改めて納得させられるような作品である。今作もビートはヴァラエティに富んでいるし、くどいくらいのヴォイスサンプリングにコラージュの嵐で、時にUnderworldから派手さとヴォーカルを抜き取ったような感じに聴こえなくもないが、それでもやはりキャブスの音、であり何だかたまらない気持ちになってくるのは性質の悪いファン特有の悶絶、であるがそれで良いのである。今作も不穏な空気に満ち満ちていて、まるで「Nag Nag Nag」か?と身構えるトラックやら不思議とソウルフルに聴こえたりするトラックまで、一気にこちらを捉えて離さない感じ、で突っ走るのだった。まさか2020年の暮れにCabaret Voltaireの「新作」で震える、なんて事態になるとは思いもしなかったが、そういえばA Certain Ratioの「新作」

Acr Loco

Acr Loco

  • アーティスト:A Certain Ratio
  • 発売日: 2020/09/25
  • メディア: CD
 

にも今年はそうとう興奮したわけで、ついでにNew Orderの「新曲」

Be A Rebel - Dove Grey Vinyl - Sealed

Be A Rebel - Dove Grey Vinyl - Sealed

  • アーティスト:New Order
  • メディア: LP Record
 

も凄く名曲だったし、なんなら久々に聴いたErasureの「新作」 

Neon

Neon

  • アーティスト:Erasure
  • 発売日: 2020/08/21
  • メディア: CD
 

も素晴らしかったわけで、結局Muteレーベル様様、という2020年だったのかも知れない。