AOBA NU NOISEのTシャツです!
昨日のKAMATA NO CULTUREにお越しの皆様、まことにありがとうございました!いやーCCDさんのライヴがめっちゃくちゃ良くて、マジで音源フィジカルで欲しい、と思わせられる、ずっと聴いていたいウィッチハウス~ニューエイジ~ノイズを横断するような、しかもなんだかアナログな手触りで本気で感動しました!妖精マリチェルさんの全身使ったノイズもHERNEAR+須貝さんのサックス+どこどこビートもどれも最高面白かったし、EITOくんの久々のDJも本当に落ち着かない楽曲しかかけない大久さんのDJも、面白かったなあ・・・。私はまあ、いつも通り何をしたいのかよくわからないフリージャズとディスコとポストバンクとBUCK-TICK、という感じでしたが。そして会場の1P Boxは、本当にイヴェントを楽しくしてくれるマジックのある場所だなあ、と今年お世話になりっぱなしでしたが、そういう感動もありました。またああいうのやりたい、です!
さて、我が家の近所にはカラスが多くて、別に迷惑は被っていないのだけれども、この間、私の方に向かって、にゃー、と駆け寄ってきたにゃんこのお尻の辺りめがけてカラスが後ろから攻撃をしかけてきて、おかげでにゃんこが脅えて物陰に隠れてしまって、本当にかわいそうだったのでカラスを撲滅したい、と憤ったものだが、人間こういう気持ちになってしまうものだから戦争というものはいつの世もなくならないものなのだろうか。
でもそれを何とかするのも人間だろう、と思うのだけれどももうちょい頑張らないとダメなんじゃないか、人間。
ということでOnyonの「Last Days On Earth」を聴く。
ドイツ出身のポストパンクな4人組のデビューアルバムである、ってまあ通常だったらそういうのちょっともう食傷気味なんで、とかなってしまうのだけれども、こいつらのこのファーストアルバムはむちゃくちゃにこちらを燃え上がらせてくれる大変な1枚だった。なんか殺気がやばい、というのもあるしドイツ語訛りの直線的な女声ヴォーカルがX-Mal DeutschlandやMalaria!を想起させる、というのもある(Siouxsie And The Banshees、ではない。あれは直線的というか曲線的な気がする、なんとなくだけれども)。しかしそれだけでなくて、なんか外れている、のである。それは音程とかリズムとか、曲の中でこうあるべきという部分から、というのもあるのだけれども、なんか最初っから「違う」ところから全てスタートしているんじゃないか、という良い意味での違和感が全編を貫いていて、かっちりとしていないのである。そこが一番突き刺さる部分である。鍵盤とタンバリン担当、のメンバーとかもいて、そしてギターは1人だけなのだけれども、ギターソロになるとすっかすかにベースとドラムだけになってしまう瞬間とかあって、え、ここ普通鍵盤入れるんじゃないのか、とか思ったけど何故かタンバリンが鳴っててそっちかよ!とツッコミを入れてしまったが、そういう感覚なんだろうな、と何故か不思議と合点が行ってしまった。セカンドが出なくても、セカンドでめっちゃかっちりとしてスケールアップしてしまっても、一向に構わない、何ならこのファーストアルバムだけあれば良い、とも断言したくなる、衝撃のデビュー作フロムTrouble In Mind。たまにこのレーベルはやってくれるな、しかし。