I Surrender

今週金曜日です!

csgb@Bar fam 2018年4月27日(金)21:00〜 \1500(1D)
Guest DJ: 5ea, doinel
DJ: shinshin, akiyama, tdsgk

よろしく!

そしてその翌日、山形!

tdsgk DJバー@ Used CD, Record & Cafe 【Raf-Rec】2018年4月28日(土)21:00くらい?〜23:30 無料

よろしく!前日のcsgbとは全く違う内容で当然ながらやります。

そしてその翌週、山形!

Cult Star Guidebook @Roughroll 2018年5月5日(土)20:00〜0:00 \300 with Novelty

よろしく!もちろん4月の仙台csgbともDJバーとも全く違う内容で当然ながらやります。

さて、今は再放送モードになっているのだが、NHKBSでほぼ毎晩深夜3時から「MUST BE UK」という音楽番組をやっている。これは私の界隈ではもう大変な盛り上がりを見せていたのだが、70年代〜80年代のUK音楽番組を編集して放送しているものである。

最初の方は「The Tube」という番組、その後「The Roxy」「Razzmatazz」「Supersonic」後は何だっけ・・・?という感じで続いていくのだが、まず最初の「The Tube」が激アツで、名前だけは知っていたものの、とかライヴは観たことないや、というアーティストのライヴが観れるわけである。RuefrexとかThe Very Thingsとか、「うおー、そういえばいたよなあ」というバンドのライヴが普通に観れるし(The Very Things、今激ウォント中になった)、Killing JokeとかThe Stranglersとかライヴが異常にかっこよすぎてまた熱く聴いてしまったり、ということで実に、実に最高、としか言えない回が連続していたのだった。Shelleyan Orphanのファーストの頃のライヴとか、Heaven 17の86年くらいというそろそろ微妙な時期とか、Lloyd Cole And The CommotionsとかSpear Of Destinyとか、もう列挙するだけでも盛り上がってきたな・・・。でもそんな中でも一番興奮したのはThe Godfathersの前身、Sid Presley Experienceのライヴで、これがもう硬派なビートロックで、我が家には12インチ2枚ともあるけれどもいやーライヴ観たかったものだぜ・・・、と泣いたものである。ちなみに何よりも「The Tube」の場合、大体ガチのライヴなので(OMDはカラオケだったな・・・)それだけでもとても楽しい。UKと言えば権威ある「Top Of The Pops」とかあるけれども、あれは口パクばっかりだしなあ、なんで「The Tube」終わったのや、と悔やまれるが、生だからめんどくさかったのかな・・・。

それに比べると見劣りするのだけれども、番組自体が短命だったせいもあるが今回放送回数の少ない「The Roxy」も捨てがたい。実は80年代当時、日本の地上波には所謂洋楽のPVを流す番組が結構あった。そんな中でもピーター・バラカンの「ポッパーズMTV」という番組が深夜にあって、それを毎週録画して観ていたものだが、それも終わり、87年に後継的な「洋楽王国」という番組になってしまった。その番組は織田哲郎ピーター・バラカンとアシスタントの女子(NHKの「連想ゲーム」のアシスタントもやってた萩原祥加)が進行していく番組で、ピーター・バラカンのコーナーは「ポッパーズ」の流れを汲む、彼の好きなものを紹介するコーナーだったのだけれども、その他はUKのチャートをUKの番組の口パクライヴを中身まんまで紹介していく、というものだったのである。で、そのUKの番組、というのが「The Roxy」だったのである、って本当に俺よく覚えすぎてて自分で気持ち悪くなってきたな・・・。

で、リアルタイムで観てたので今回の「MUST BE UK」で約30年ぶりの再会、となったのであるから泣いたよね。そうだそうだ、The Mission「Tower Of Strength」とかこれで観て随分大仰になっちゃったなあ・・・、とか思ったり、The Sisters Of Mercyの「This Corrosion」に、うおおかっけえー!となってタワレコに「Floodland」

Floodland [LP]
Floodland [LP]
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The Sisters Of Mercy
Merciful Release
買いに行ったり、という記憶が蘇ったものである。13歳の私は実にピュアだったものよのう・・・。

しかしながら今回の「MUST BE UK」では私が13歳当時「洋楽王国」で観て衝撃を受けたM/A/R/R/SとかBomb The Bassとかの口パク(というかそもそもサンプリングの音楽なので適当にレコードこすってたり、サンプルのギターフレーズ弾いたりする振りとかの寒いものだったが)ライヴとかDepeche ModeとかBryan Ferryとかがオミットされていたのでとても寂しい。リクエストした方が良いのだろうか。でもJack 'N' Chillとか観れたから良いとするか・・・。

ちなみにその「洋楽王国」は「The Roxy」が突然放送終了になっちゃったので番組の中身も全く別物に変わってしまった、という凄いオチがつくのであった。しかし、今思えば私という人間の1987年から1988年にかけての音楽体験の中では物凄い大きなウェイトを占めていた番組なので、ここにきてちょっとその中身と再会できたのは、なんかぐっとくる。大体この番組観てなかったらM/A/R/R/SとかBomb The Bassなんて絶対買って聴かなかっただろうし、ハウスってものに興味持ったりしなかっただろうし、The Sisters Of Mercyとの出会いも遅くなっていたかもしれない(あ、これは時間の問題だったかもしれないが)。

ということでやはりどうしても80年代の番組に関してぶちあがり過ぎているので、他の番組(「Razzmatazz」は80年代だがいまいち、こう・・・)の影が薄くなってしまったがRoxy Music「Love Is The Drug」が口パクなのに女性コーラスだけ生、とかに興奮したり、Dr. Feelgoodのライヴでの、当然ながらWilko Johnsonにくぎ付け、とか楽しい時間が過ごせたので、たまには受信料払っててよかったな、おい、とか思った次第である。本当にたまに、だけれども・・・。

すみません、今日はいつにも増して思いが炸裂しすぎてて・・・。David Sylvianの「Dead Bees On A Cake」

Dead Bees on a Cake
Dead Bees on a Cake
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David Sylvian
Virgin Records Us (1999-03-17)
売り上げランキング: 26,693
を聴く。いや今年のRSDで初アナログ化!って仙台で少なくとも私を含めて2人くらい盛り上がったのに当然ながら仙台では全く買えず、悔しいのでCDで聴いている。1999年リリース、当時12年ぶりのソロアルバムである。その12年の間にはJapan再編、再解散、Sylvian And Fripp、結婚、改宗とか色々あったので長くかかったようである。Bill FrisellやMarc Ribotも参加、坂本龍一も途中で抜けたが参加、Steve Jansenも参加、ということでメンバーが良い感じでもあるが何よりもブレイクビーツ的なビートの曲や、タブラが響く瞑想的な曲(Talvin Singhって今元気かな)、ブルージーなギターが響く曲、とある意味彼の作品の中では珍しいとっ散らかったような、ヴァラエティ豊かなアルバムである。それでいて彼の所謂ここまでの「歌もの」アルバムの中で最もアンビエント感が強い、という凄く不思議な味わいのアルバムでもあって、ゆったりと流れていく感じに当時ちょっと面食らったものである。でもやはり彼の声とメロディのせいで結論としては実にDavid Sylvianのアルバム、という感想になってしまう名作である。

で、そんなアルバムに新しいアートワーク(元嫁との良い感じの写真)にボートラつきでアナログ化!って言うからめっちゃくちゃ物欲に火がつけられたものだが、このボートラ、考えてみたら

Everything & Nothing
Everything & Nothing
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David Sylvian
EMI Import (2000-10-31)
売り上げランキング: 90,443
に全部入ってるじゃん・・・、と気づいてしまった。でも、やっぱり、ねえ・・・。