こちらもまだまだ!
1986年8月の東京ライヴの音源、である。私この音源、当時NHKFMで放送された時、カセットに録音してずっと聴いてたよなあ、と思っていたら案の定その時の録音で、放送されなかった部分も含めてマスターがロンドンにあったのでそれをミックスしなおして、というリリースらしい。だから、個人的にはめっちゃ涙が出るほど懐かしい音源である。小学6年生の秋くらいに放送されてたので、それを録音してめっちゃ聴いて、アルバム「In Visible Silence」
を買ったんだよなあ(シングル「Peter Gunn」はそれ以前に買っていたのだが)。何でも2017年に彼らが来日してライヴをした時、『ミュージック・マガジン』のインタヴュアーからその時のライヴの音源CDRをもらって、それを聴いたメンバーがリリースをしよう、となってマスター探したらロンドンにあった、という何だか凄く良い話、である。この来日の時は確か「夜のヒットスタジオデラックス」にも出演していたなあ、ということまで思い出したので、80年代半ばってのは大分ちょっと不思議な洋楽にも簡単に触れる機会があったのだが、と痛感する。サンプリングの嵐のスタジオ音源をキーボード、フェアライト、ドラムス、パーカッション、ベース、女性コーラス、で再現しているのだが、これがまたスタジオ盤と同じ音の響きと一緒に、生演奏ならではのスリリングな展開も共存していて滅法面白い。そしてめっちゃくちゃかっこいい。演奏能力が普通に高いし、女性コーラス隊が凄く良い働きをしているんだよなあ、と今聴くと改めて思う。アンコール最後に「In The Mood」とかをフツーに演奏しているのとか、本当に楽しくて何だか笑顔になってしまうライヴ盤であるとともに、80年代良い時代だったのかもな、勿論一概には言えないけれど、と思うのであった。っつーかどうやって演奏しているのか気になり過ぎるので、ライヴヴィデオ(確か昔UKでのライヴのVHSとか出てたような)観たいな!