This Is What It Is ( To Be Free )

AOBA NU NOISEのTシャツです!

aobanun

私はあまり活発にSNSを使ってどうこう、ということはやっていないのだけれども一応アカウントはあって、たまーに、ごくたまーに投稿とかしている。

 

でもなんでしたっけ、旧Twitter、現X(しかしなんてセンスのないネーミング。Xとか言って良いのはロスのあいつらだけである

Los Angeles

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)とかを見ていると、あーこういう投稿しなきゃ良いのになあ、と思う投稿に出くわすこともある。

 

とは言え私のSNSの範囲も小さいわけで、比較的少ない方だとは思う。でも、なんか同じ町のカレー屋を揶揄しまくってるカレー屋とか、もう閉店したけどネトウヨケーキ屋とか、飲食店の方々のXの書き込みにマジでげんなりすることがある。しかも下手にそういう下らん書き込みしてる店が美味かったりすると、美味いと感じた自分のことまで嫌いになりそうだから止めてほしい、ただでさえ自己肯定感低めで生きてるんだから、そんなことで萎えさせないでほしいのだ。

 

いや、お店のことだったら良いのだけれども、そこらへんのくだらんことは個人のアカウントでやってほしいな、と思うのである。店で供しているものとやっている人は、まあ別物と言えば別物なのだろうけれども、頭ではそうわかっていても、なんだかこう、そう、ムカつくんだわさ!

 

とは言えたいていのお店の書き込みは全然気に障らないわけで、一握りの方々の話、ではある。でもSNS止めた方が良い人は結構いるよなあ、芸能人とか政治家とか、いらんことしか言ってないしやってないような、そういうアカウント、結構ある。そこまでして色々表現、というか表明とかしたい、しなきゃいけない、のかな。大変だよなあ、とこれは本当に素直に思うのであった。

 

Lol Tolhurst, Budgie, Jacknifer Leeの「Los Angeles」を聴いているが、こりゃ大変だ!

LOS ANGELES

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The Cureのオリジナルドラマーにして、その後キーボード担当になり、クビになり、訴訟起こして敗訴して、でも和解してライヴに参加したり、というLolThe Slitsのファーストで叩きSiouxsie And The Bansheesに加入し、Siouxsieと良い仲になり別ユニットのThe Creatures結成し、結婚し、離婚し、というBudgieに元Compulsion(さっき急に思い出した)で売れっ子リミキサー、プロデューサーのJacknife Lee、というなんか盆と正月がいっぺんに来たようなユニットのファーストアルバムである。ちなみにJacknife Leeの手がけた作品ではR.E.M.の最後の2枚が本当に大好き、である。U2の諸作に関しては、ノーコメント。なんでもBudgieがJohn GrantのライヴでLAに来てオフの日にLolに会い、なんか作ろうと言って作って、でもなんだかピリッとしなくて、そこにJacknife Leeが来て仕切り直して、というアルバムである。まあ参加メンバーがBobby GillespieにStarcrawlerのArrow de Wildeに元Six Finger SatelliteっていうかLCD SoundsystemのJames MurphyにThe EdgeにModest MouseのIsaac Brockに、というかなりなメンツなのでそれだけでも面白いのだけれども(そしてまた、みんな良いヴォーカルやら良いエレメンツを提供していてアガる)、そもそもニューウェイヴドラマー2人のユニットなので、非常にビートが凝っている。印象的なのはやはりあのBudgieの丁寧にチューニングされたタムを多用したずんどこずんどこ、というビートにマリンバやらチャイムやらのThe CreeaturesやSiouxsie And The Bansheesでおなじみの様々なパーカッションサウンド、ではあるのだけれどもプログラミングもうまく合わさっていて、良い意味で往年のトリップホップのような重厚なビート(Earthlingとかを想起、って難しい例えではあるが)が連発されて、結構たまらない。まさかこんな感じの組み合わせの作品が出るだなんて思わなかったけれども、ゲストの多彩さに負けないしっかりとしたバックボーンを感じる(当たり前だ!)アルバムなので、今年の大穴の大傑作、である。