The Elevator

AOBA NU NOISEのTシャツです。

aobanun

 

そう言えば最近ロックTシャツがどうこう、という議論がある、というのをネットでよく見る。

 

何でも、年取ったらイタいから着るのやめとけとくに女性陣、という論調でそれに関してああだこうだ、となってるみたいである(あんまり興味なくてよく調べてない)。なんか結構定期的にぶり返す話題な気がするんだけど、毎回毎回大喜利みたいなノリになって収束してて、今回も、なのかしら。

 

私のTシャツワードローブも大体音楽関係の物がメインであるのは何となく想像つくかと思うのだが、確かに今日も「ブリュッセルより愛をこめて」Tシャツを着て外出してるし、さっきまで部屋で縫い物や米とぎ、アイスコーヒー作り、などしてる際にはThe Red Krayolaのレーガン元大統領Tシャツ着て作業に勤しんでいた。やばい、そろそろ50歳、どうなのかな・・・。

 

ということでやっと重い腰を上げてちょいとネットで件のロックTシャツを調べてみたら、我が家の、というか私の考えているロックTシャツの世界とはだいぶ違ってて、これは逆に、俺もロックTシャツ着てるけどイタいんですかあ!みたいな勢いで絡みに突進していったら完全にトンチンカンなだけだった、と危機一髪、別な意味でイタくなる手前で立ち止まれて良かった。どうもSwansとかThe Sisters Of MercyとかNurse With WoundとかのTシャツな話ではなかったのか・・・。

 

ならば安心、ということでこの夏のおしゃれ着、一張羅、勝負服、としてまだまだGermsとかNeu!とかEliane Radigueとか活躍できそうでホッとしている、って大丈夫かな。そろそろ50歳になる男性のTシャツ選び、って世の中的にどうなんだろ、CoilとかWhitehouseとかばっかり着てちゃダメなのかな・・・。

 

そういや話は逸れるがTシャツと言えば、先日車の中からふと歩道に目をやると、中学生くらいの女の子がこのTシャツを着て歩いていたので、思わず縁石に乗り上げそうになった。

調べてみるとなるほど、このようにAmazonとかでもアクセスできるくらいのもののようであるが、それにしても白昼の歩道で町蔵先生の顔、しかも女子中学生(推定)の胸元にいる町蔵先生の顔、というのは衝撃である。

 

とここまで書いてきて先日も、ヘッドフォンを首から下げているような今時の青年が

Merry Christmas -Deluxe-

Merry Christmas -Deluxe-

Amazon

黒地にこのジャケのTシャツを着ていて、これもかなり衝撃だった。出てるのかな、どっかから。それとも作ったのかな・・・。いや、それは好きすぎるだろ。いずれにしても、メシ喰うなの勝ち、ではあるがこれも度肝を抜かれたものである。

 

これからの季節、Tシャツチェックには事欠かない季節なので色々楽しみではある。今日も今日とてコンビニの駐車場でおっちゃんがSnoop Doggy DogのTシャツ着てたな。あれはちょっと、どうだかな・・・。

 

Lizzy McAlpineの「Older」を聴いていた。

メジャーからの一発目、通算3枚目のアルバムである。まだ24歳なのですね、彼女。しかしそれにしてはもう早くも老成しているかのような、落ち着いた歌声、そして徹底的にシンプルなバッキングで良い曲を歌う、というそれ以上何もいらないんじゃないか、と時に思わせられるような作品である。ギミックはなく、時に管弦楽器のアンサンブルとバンドサウンドに乗せて軽快に、時にアコギとかピアノとかペダルスティールとかの弾き語り状態(プラス多重コーラス)に限りなく近く、という感じのアルバム、なので地味と言えば地味なのかも知れないのだけれどもこの地味というかストレート具合はある意味この時代衝撃で、オートチューンとか入ってきそうなものだけれどもそれも回避、Tracey Chapmanのファーストとか大爆発しないPhoebe Bridgers、とかを思い出したりする感じ、でもあったりする。歌詞も成長とか不安とか、実に真摯な感じで良い。なんかもうこのままこのまま、ずーっとやり続けて欲しい、そんな美しいアルバム。